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JPT広島森林公園ロードレース Day1

クラス:Jプロツアー
開催地:広島森林公園
日程:9月26日
距離:144km
天候:晴れ

出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ


レースレポート

今回のレースはここ最近で一番長い144kmのレース。
カテゴリー的にもシルバーという事でぜひとも狙っていきたいレースであった。
少し不安のあるものの、コンディション的には悪くない状態での参戦。
キナンのメンバーはそれぞれいい感じで、1日1日の優勝を狙って走ることになる。
作戦としては、個人総合で上位に居るトマ、自分、大喜を主軸としつつ中島さんや雄大、椿の1勝の可能性も捨てずにプランを組んでいく。
今回のレースで注意したかったのは、マトリックスの戦力が大幅に増強されている事。
司令塔であり脚も別格のマンセボに加え、新メンバーの小林海が加わっている。
チームごとの戦力図画大幅に入れ替わっているのは間違いなく、マトリックスを最警戒で挑むことになる。
レース展開としてはハードになるほどキナンとしては展開しやすくなるので、ペースが上がる分には問題が無い。

という事でレーススタート。
今回のレースは号砲スタートのマスドスタート形式のレース。
スタート直後からアタックがかかってペースが上がる。
マトリックスの小森さんを含む3名程が逃げが早々に決まり、一度ペースが落ちる。
そこからしばらくブリッツェンのコントロール。
タイム差が大して開かない状態で距離を消化する。
そこからは前方位置を取り合いながらしばらくの間走り続ける。
ブラーゼンとか愛三とかが少しずつコントロールに入り、ペースを上げたことで6周目に逃げが捕まる。
そこから再び打ち合いが開始。
自分はあまり動かずに様子を見つつ、展開を見守る。
7周目の途中で雄大を含む数名が抜け出し、そのまま逃げへ。

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一旦ペースが緩み、逃げがある程度タイム差を広げるかに見えたが、マトリックスがコントロールを開始し、タイム差が広がらない。
雄大の逃げ切りで勝負しても良かっただけに、逃がさないという意思のハッキリした動きはあまり嬉しくない。
マトリックスはマンセボ選手の指揮の取り方が上手く、これまで見たことが無いくらいにまとまって動いている。
逃げていたメンバーは9周目には全員吸収されるが、マトリックスのコントロールは変わらず。
帰って来た雄大と話をするが、「とりあえずマトリックスがコントロールしている間は、そこに任せた方が良い」と伝える。
ペースが遅い訳では無いし、全員の脚が削れていくのであれば、キナンにとっては問題が無い。
出来ればラスト40km辺りからの絞り込みに備えたい、と考えつつ走るが、あまり脚の調子が良さそうではない。
トマから「調子はどうだ?」と聞かれたので、「あまりよくない」と答えると「俺は良さそうだ」とのこと。
大喜と話しても「いまいちよくない」という話だったので、少しトマで勝負する方向に頭を切り替えておく。
大きな動きが生まれたのが、ラスト4周の三段坂の登り。
麓からのマンセボ選手のペースアップで集団が粉砕していく。
自分も踏み始めたが、脚の調子が明らかに良くない。
具体的に言うと、攣りかけている。
原因は分かっているのだが、秘密。
一気に前について行くのではなく、ギリギリ前への合流を狙う最終ラインの集団に付くようにする。
幸い、マンセボ選手と一緒にトマがいるので、自分達は無理に追う必要はない。
先頭が見える位置の第3集団で頂上をパスする。
その集団でも、4分4秒間391W
脚が攣りかけながらも、前を追う他の選手に便乗して合流に成功。
しばらくの間、脚を休める。
前が緩んだことで、一度登りで遅れた選手たちも合流し、人数が増えた状態でラスト3周に入る。

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アップダウン区間を集団でこなしながら再び3段坂へ。
脚の状態は良くないが、まぁついて行くことは可能といった具合。
これならペースアップしたりといった仕事は出来そう、と考えながらラスト2周へ。
アップダウン区間でキンテロ選手がアタックし、大喜が反応する。
増田さんも追っていき、数名が動く。
自分はそこに反応できず、集団に待機する。
追っていった選手がパラパラと集団に戻ってきて、大喜も戻ってきてしまう。
キンテロ選手と増田選手の2人逃げが決まる。
三段坂でもペースが上がるが、そこまで強烈ではない。
ラスト周回に入る。
トマから「ペースを落とさないためにアタックを仕掛けろ」とハンドシグナルが出る。
集団に残っている、自分、大喜、雄大で波状的にアタックを仕掛けるが、マンセボ選手がしっかりと潰してくる。
そもそも脚に余裕がある訳でも無いので、アタックの切れがそこまである訳では無いが、何度仕掛けても潰されるのはかなり堪える。
アタックを仕掛けるキナンと、潰すマトリックス(マンセボ選手)それに従う集団という構図。
他の選手はマンセボ選手の最終的なペースアップを警戒しているのか、攻撃に出る様子は全くない。
他のチームは脚に余裕が無いのか、3位狙いなのだろうか?
それとも、個人総合を落とさない事に固執し、少しでも遅れるような動きを避けているといったところだろうか。
個人総合という物が存在する以上はそれを頭に入れるのは分かるのだが、それを守るためだけに消極的な走り「しか」しないというのは、どうなのだろうか?
そもそも、攻撃も仕掛けずに順位を守ったところで、個人の総合優勝は獲得できない。
個人総合3位とか、4位とかのためにワンデーレースで集団に残ることに特化した走りをするというのは、本末転倒な気がする。
というか、意味が無い。
まぁ、それは置いておいて、キナンの波状攻撃は実らず、20名程のまま最終周3段坂へ。
入り口からトマのアタックで集団が崩壊。
トマを含む6人が第2集団を形成する。
自分はその後ろの集団で脚を回復させる。
個人総合のために少しでも点数を加算する必要があるので、3段坂の最後の坂の麓からアタック。
したは良いものの、途中で脚が尽きて失速。
ギアを落としてギリギリの状態で頂上通過。
4人になっていたので、ローテーションを回す。
後ろを確認すると、追ってきている様子はなく4人での勝負になりそう。
メンバーは西村選手と阿曽選手、米谷選手。
ローテーションを回していたが、ラスト1kmを切ったところで自分が先頭で交代が回らなくなる。
後ろの集団に追いつかれても困るので、仕方がなくそのまま先頭でゴールへ向かう。
ラスト300m辺りの登りで踏んで加速してみたが、脚がほぼ無く、全く伸びず。

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そのまま全員に追い抜かれて抜け出した4人の最後尾でゴールした。
結果は13位。
トマは第2集団で2位に入っての4位。


感想

調子が微妙と思っていたが、結果を見てみるとそこまで悪そうでもない感じだと思った。
順位こそ13位だが、途中でアタックを仕掛けていなければ、トマの集団に残れていた可能性はある。
アタックを仕掛けなければいけない状況ではあったので、必然的にこの結果にはなっていたとは思うが。
これまではキナンとブリッツェンの勝負だったレース構造が、マンセボ選手が来たことで予想通り一気にマトリックス優勢になった。
どういう風に作戦を組んで、自分達が勝てるレースを行うかが、これから必要になってくる。
Day2もあるので何か対策が見つかると良いが。


キツさレベル

10
かなり限界。
久々にここまで追い込んだ気がする。

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