マガジンのカバー画像

人事のお悩み

32
運営しているクリエイター

#社員

5月病で辞めていく社員を防ぐには

新年度が始まり、1か月。そしてGWの長期休暇が終わった今は、緊張感が少しづつ溶け始め、新しいことを覚えたり、変化に対応するための疲労感も溜まってきます。 ネットでも「仕事 辞めたい」での検索件数は5月が最も高いデータがあります。 たった1か月程度で辞める程度なら、辞めればいい・・・と言い放つわけにもいきません。働く世代が減少するばかりの日本で、海外からの出稼ぎ者にも魅力的とは言えなくなった日本で、やはりせっかく入社してきた社員に簡単に辞められては、困るはずです。 そもそも

Z世代を理解することで企業成長を促す新たな常識を作る簡単な方法

1990年代から2012年頃に生まれた世代をZ世代と言います。 バブル崩壊後、日本社会の低迷期を経て、生まれたときからデジタルの中で生活してきているデジタルネイティブです。 彼らは、それまでの社会の規範や企業文化、そのままで教育できると思うことが大間違いで、それはすでにわかっていることですよね。 私が新人の頃も「新人類がきた」と言われていました。 いつの時代もベテラン社員にとって新入社員は宇宙人であることは変わらないのでしょう。 それでも、いよいよ昭和の常識のままのマネジ

間違ったメンタル対策

企業でのメンタルヘルス対策は 今や経営戦略そのものです。 なぜなら 働く人が100%の元気で仕事に挑めずに どうやって成果を出すのか、、 いくらAIが発達しても それを動かすのは人間です。 人が全く不要な世の中はやってこない。優秀な人材の確保は これからますます厳しくなる人材不足の社会では急務の経営課題と言えます。 ところが メンタルヘルス対策となると どうも企業によっては 全然方向違いに進めているところをお見受けします。 職場のメンタルヘルスと医療のメンタルヘルスは 少し

組織や人の変革はその場しのぎではだめ。社会も人もSDGsの本質を見つめて

「その手続きについては、入社研修で話しましたよ」  ある日 社員から質問で、こんな言葉を発する人事部の子がいました。 いつ使うかどうかわからない規則を 入社時の緊張しているときに一度聞いたら 二度と聞くな、と言いたいのか!? は~?! 入社研修だけではないです。 企業研修1回やれば人が変わると?  毎年恒例の研修を実施することで満足していることは?  今日は 人が変革するために必要なことをお話したいと思います。 人はそんなに簡単に行動変容を起こすことはできません。 頭

人事部の役割って?

私のキャリアは人事部が一番長いのです。 医療機関では3年位、IT企業では27年位。職業人生のほとんどを人事部で過ごしてきました。 私の業務は人事の中でも労務。給与計算や社会保険、入社退職のレクチャ、採用、そして健康診断や出張手配、社宅の管理。かなり幅広い仕事を担っていました。 でもこれが面白い! 会社の中の「ゆりかごから墓場まで」みたいな仕事ですよね。 最初異動したばかりのときは 本当に大変でした! 何せ給与計算なんて全くしたことがなく、何しろ教えてくれる人もいない!!(担