マガジンのカバー画像

人事のお悩み

32
運営しているクリエイター

#健康経営

働く人がメンタル不調になる仕組みと会社ができること

日本人の働く時間は相変わらず諸外国と比べても長い。誰にも等しくある1日24時間のうち、最も長く過ごすのが、職場。 長くいればいるほど、そこでストレスに晒されることは想像できます。 想定外の仕事を任されてしまうこと、理不尽な上司や顧客からの指示、実力以上の仕事で成果が出せない、などなど上げればきりがありません。 でも、職場で社員が感じるストレスをすべてなくすことなんて、不可能です。どんな場所にもどんな人にも、耐えられないストレスはあるし、逃げ出したくなることもあるでしょう。

人事が変わると会社が変わる

会社での人事部の役割といえば、人材採用、評価、配置、育成、労務管理など 「人」に関わる管理業務ですね。 私は人事労務の仕事に約30年携わってきました。偶然社内異動で人事になったわけですが、やりがいを感じて、人事のプロになろうと決心したものでした。 なぜそこまで私を惹きつけたのか。 まずは「人材採用」、会社にとっては毎年の恒例行事でしかない新卒採用や、欠員募集は、人数が集まればいい、というものかもしれません。でも採用される側にとっては、人生を左右する大きな問題。勿論、採用だけで

コミュニケーションの基本は傾聴から

人がストレスを感じる要因は「人間関係」です。 不平不満もほとんどが人間関係。 労働の現場では、残業時間の削減が求められていますが、実際、残業時間が多いだけでストレスフルになりメンタル不調に陥る人は、私はほとんど見たことがありません。(怒られるかもしれませんが) 逆に、使命感で自ら残業して物事を完成させていくこと、チームで連帯感をもって繁忙期を乗り切ること、それらを上司が心からねぎらってくれること、そして一番大事なことはそれをやる意義を理解していること、これらがあれば、残

ドイツに見習うべき働き方改革

「失われた30年」と言われている日本人の賃金の低空飛行状態。 「働き方改革」だといって、残業を減らそうと旗揚げしても、オムライスの上の国旗程度(昭和の人しかわからないですね・・・)で、働く世代に安心感も満足感も生むことはない。 日本人の真面目な気質ととても似ているといわれるドイツは、圧倒的に労働時間が少ないのです。日本の平均労働時間より20%も少ない。 そして有休消化率も高く、一人当たりの国内総生産は1.5倍も高い。 労働時間が少ないのに、豊かな生活をしている、ということで

会社員がやる気を失う理由

社員のやる気が見られない、指示待ちだ、と社員の質のせいで結論づけていることはないでしょうか。 株式会社チームスピリット「タイムマネジメントに関する意識調査」を参照。 創造的な仕事をしたい、という意欲がある若者はとても多いのですが、実際に入社してみると、無駄だと感じる作業に多くの時間を割かれている現状があるのです。しかも残業時間削減の命令が出るわけですから、無駄な仕事を優先的に終えると、残りの時間で創造的なことはできず。 徐々に諦め、会社に求めるものは、安定と給料・・・とな

間違ったメンタル対策

企業でのメンタルヘルス対策は 今や経営戦略そのものです。 なぜなら 働く人が100%の元気で仕事に挑めずに どうやって成果を出すのか、、 いくらAIが発達しても それを動かすのは人間です。 人が全く不要な世の中はやってこない。優秀な人材の確保は これからますます厳しくなる人材不足の社会では急務の経営課題と言えます。 ところが メンタルヘルス対策となると どうも企業によっては 全然方向違いに進めているところをお見受けします。 職場のメンタルヘルスと医療のメンタルヘルスは 少し

ワークライフバランスの本当の意味

すっかりおなじみになりました ワークライフバランス。 仕事ばかりの時間ではなく、もっと自分のプライベート、家族、趣味などに時間をかけ、有意義な人生を送りましょう、という政府の施策です。 特にコロナ禍でテレワークが進み、会社に足を運ばなくてもいい時代になったおかげでずいぶんワークライフバランスも進んだ企業も多いと思います。 30年位前には 「24時間働けますか?」のCMが大流行するほど仕事漬けの日本人を象徴していました。 その頃は長時間労働すること イコール 会社に貢献

★オンラインサロン★人事のお悩み110番

企業の人事部のお困りごとを相談するコミュニティを作りました。 オンラインサロン人事のお悩み110番 | Facebook ☑離職率が高い ☑優秀な社員ほど辞めてしまう ☑社員の生産性低下で悩む ☑エンゲージメントが低い ☑メンタル不調で退職者が減らない ☑復職後の社員が不活性 ☑採用してもマッチングしない こんなお悩みで困っているのは 主に人事部門の方。 一人で悩まず オンラインサロンで悩みを共有してください。一緒に解決していきましょう。