読みやすさをつくる工夫
どんな媒体でも、なるべく読みやすい文章をつくりましょう。内容を正しく伝えるために、難しい書き方になるときもあるかもしれませんが、基本は「もっと読みやすく、少しでも簡単な言い方で」を意識してみてください。
今日から何回かに分けて、読みやすさをつくる工夫について書いてみますね。
【少しでも少ない文字数で】
内容を変えずに、文字数を減らすことはできます。字数が少なくなれば、段落という「文字の固まり」を見たときに受ける印象も変わります。1字でも減らす工夫をしましょう。
例えば冒頭に書いた「内容を正しく伝えるために難しい書き方になるときもあるかもしれませんが、」は、最初、もっと字数の多い書き方にしていました。
・内容を正しく伝えるには難しい書き方をしなければならないこともあるかもしれませんが、
→内容を正しく伝えるために難しい書き方になるときもあるかもしれませんが、
これだけで、6字も減っています。
「~をしなければならないことも」という言い回しは、何というか、持って回った言い回しという感じがして、特に読みづらいですね。
ちなみに、ごめんなさいなのですが私の毎日の投稿はちょっと省エネで書いています。「語り書けるような文体」の練習がしたくて、わざと長めに書いてる部分も多いです。端的な言い回しはお仕事でたくさん書いているので。
短くできることを長く書いていることも多いので、真似しないでくださいね(この書き方が合う媒体ならOKですが)。
長い文章を短く書き換えてみた例をいくつか置いておくので、参考になれば幸いです⬇️
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・Slackは無料でずっと使い続けることができます。
→Slackは無料でずっと使えます。
※「~ことができます」が基本的に使わない。よほど強調したいことがあるときだけ使うのがベター。ただし、「~こと”も”できる」はOK。
※「ずっと」と「~続ける」はほぼ同じ意味なので、どちらか一方でOK。
・本を読んだりWeb記事を読んだりして勉強しましょう。
→本やWeb記事を読んで勉強しましょう。
→本やWeb記事で勉強しましょう。
※本もWeb記事も同じ「読む」でまとめられるので、「~たり」を使わない。「本を読んだり動画を見たり」のような、同じ動詞でまとめられないものに「~たり」を使う。
※「読んで」「見る」のような単語も、場合によっては省力できます。例文での主目的は「勉強」であり、読むとか見るとかがなくても通じます。
・料金に関しては月額制で、
・料金については月額制で、
→料金は月額制で、
※「~に関しては」「~については」はだいたい冗長表現でしかなく、削った方がいいことがほとんどです。
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以上です!
明日は「省略できる主語は省略する」をテーマに書きますね。
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