自重トレーニングは本当に負担が小さいのか
こんにちは、井口元気です!
今日のテーマは「負担が大きなトレーニング、小さなトレーニング」という内容ですね。
先程ネット検索で、
「中学生が筋トレをする場合はダンベルなど重りを使うと負担が大きいので、自重トレーニングをしましょう」
という記事を見つけました。
あなたはどう思いますか?
自分の場合は違和感を感じました。
なぜなら、
負荷
と
負担
を、混同して使われているように見えたからです。
負荷と負担は違います。
負荷、、、プラスになりうるもの。
負担、、、マイナスにしかならないもの。
⭐︎例文
身体に負荷をかけることで筋力が上がった、しかし負担が大きかったので怪我をした。
というように、負荷と負担は違うものです。
では、負荷の大きいトレーニングは、負担も大きいのか。
ここがポイントになると思います。
負荷が大きいほど、身体の疲労は大きく翌日になっても疲労が残ることもありますよね。
これは負担が大きいと言えるでしょう。
自重スクワットとバーベルスクワットを比べたら、バーベルスクワットの方が負荷も負担も大きいということになります。
しかし、この場合はどうでしょう?
MAX40kgのバーベルスクワットをできる筋力がある中学生が、5kgのバーベルスクワットを行った。
この場合、負担が大きいから5kgでもバーベルを持つのはやめた方がいい!と思いますか?
自分の場合は思いません。
なぜなら、この場合は5kgの負荷をかけても大きな負担になるとは考えにくいからです。
では、負担をなるべく小さく負荷をかけたいとしたらどうなるでしょうか。
MAX40kgのスクワットの人なら、30kgで5回3セットくらいならさほど負担は大きくないと思います。
これなら、負担をかけたくない時でもバーベルスクワットを実施できるでしょう。
しかし負担がかかってもいいから大きな負荷をかけたい!という場合も中にはあります。
オフシーズンや休みの前の日などにはこういう場合もあるでしょう。
そういったケースは高負荷をかけて、負担が残っても良いかもしれません。
ここまで書いてきた「負担」とは、「疲れ」という意味で使ってきました。
もちろん高負荷になるほど疲れが残りやすいです。
疲れは練習や休みとのスケジュールでコントロールできるので、負荷をかけたいときは負荷をかけて良いでしょう。
しかし、高負荷にすることで負担をかけてはいけないものがひとつあります。
それは、関節への負担です!
これは自重でも荷重でも同じことが言えます。
自重スクワットでも、間違えたフォームで実施することにより負担が大きくなり怪我をすることもあります。
これは負荷が小さなトレーニングでも負担が大きくなり怪我をしてしまう例のひとつですね。
何がいいたいかというと、
自重は負担が小さい
荷重は負担が大きい
とは限らない
ということです。
小中学生が腕立てを10回5セットやったとして、それだけでも明日に大きな疲れが残る可能性はあります。
これは負担も大きいといえます。
懸垂を高回数やれば、これも大きな疲労により身体の負担も大きくなるかもしれません。
大事なのは負荷以前に、正しいフォームです。
正しいフォームを習得できていればおのずと関節への負担は下がります。
小中学生であっても、3-5kg程度のバイセプスカールで大きな負担になるかというと、そんなことはないと思います。
荷重するのか自重だけでやるのかという二極化はやめて、負荷をかけられるならかける、かけるならなるべく小さな負担で済むよう負荷をかける
こういう考え方が理想だと思います。
なので自分の場合は、小中学生であっても負荷をかけられると判断すればバーベルやダンベルを使います。
最後に
YouTubeから抜粋しましたがこの女の子は小学生みたいですね。バーベルやダンベルの負荷をかけることは小学生でも可能と証明してくれています。
負担がかかって実は怪我してるんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、そんな状態だったらこんな素晴らしいパフォーマンスは出来ませんよね。
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