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ベンチプレスが好きな人に陥りがちなこと

こんにちは!井口元気です。

最近、学生アスリートに話を聞くと、ベンチプレスを取り入れる選手は多いようです。

ベンチプレスさえやってればパフォーマンスが上がるような感覚になっている人も多いような気もします。

ベンチプレスは上半身トレーニングの王様であり、扱う重量も大きいし強くなったら胸板が厚くなってかっこいい!!

そんなロマンもありますよね。

しかし、ベンチプレスを頑張れば頑張るほど、陥りやすい落とし穴もあります。

それはずばり、

✅姿勢の悪化   
ベンチプレスは主に大胸筋を鍛える種目ですが、強化していくと小胸筋が硬化することにより肩が内巻きになり背中が丸くなるリスクがあります。

✅オーバーヘッドポジションの可動域の低下  
上記と同じ理由により、手が上に上がりにくくなります。

なので特に野球やバレーボールなどのオーバーヘッドスポーツの方は注意が必要です。

✅プッシュ動作の出力の低下
プッシュ動作の出力が上がるトレーニングをしているはずなのに、出力が低下するってどういうこと、、、?

とお思いの方も多いでしょう。

もちろんベンチプレスをやることでプッシュ動作の出力は上がりますが、逆にプル動作の筋力が弱いと、最大限の出力を出すことができません。

理由は、プッシュする際に拮抗するプル動作がブレーキ役として働くからです。

車に例えると、エンジンがプッシュでプルがブレーキです。

どんなに速いフェラーリでも、ブレーキが弱かったら加速するのは怖いですよね。

人間の動作もそれと同じ原理が、スポーツ動作中にオートマティックに起こっています。

なのでプル動作の強化も同時に行うことをおすすめします。

初心者にもおすすめのプルエクササイズはこちら!


まとめ

何事もバランスが大切であり、ベンチプレスの頻度が他の種目より多いと、弊害が出ることもありますよということですね。

ベンチプレスが悪いのではなく、バランスを欠くことが悪いわけです。

ぜひ、プル動作のトレーニングや胸部のストレッチを足してみましょう!


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