外来語で説明する日本文化
さくっと思ったことを。
普段からテレビを全く見ない私だが、先日たまたまその機会があった。
柔道家が畳屋さんに行ってお話を聞くというものだったが、畳の説明をしている時にタレントさんが発した言葉が妙に印象深かった。
畳は主に畳の中身となる厚い畳床、表面に縫われる畳表、そしてそれらを縫い合わせる畳縁から成り立っている。
そしてタレントさんは中身となる畳床のことを「中に入っているマットみたいな……」と表現していた。
私は虚をつかれた。
…ことは全くないが、「あぁ、日本人が日本人に日本のもの紹介するのにも関わらず、外来語を用いた方がわかりやすいんだなぁ」なんて思ってしまい、思わず笑いが込み上げてきた。
確かに、ある程度弾力性のありつつ厚みもあってそれでいて平べったいものを視聴者にイメージさせるのに「マット」程適した言葉もあるまい。
歌舞伎の演目である「暫」とは、強者が虐げられている弱者を助ける、スーパーマンのような演目だ。
日本の蕎麦の茹で具合は、少し芯の残るアルデンテくらいがちょうど良い。
なんだかこの面白さを上手く言語化できないが、この違和感にクスッとしたのでした。
投げっぱなし万歳。
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