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人気が出るということ

最近はDr.ハインリッヒさんのおふたかたと金属バットのご両人のラジオを聴いている。ハインリッヒさん、先日大宮で初めて生で拝見して、あまりの麗しさにボーッとなった。ネタもおもしろすぎた。金属バットも地上波進出おめでとうございます。スポンサーなしで地上波昇格ってどういうことなのか。あとラジオ多すぎる。単価も上がったそうでめでたい。

友保さんを美少女認知してる人を以前からSNSで見かけていて、君たちの目はどうなっとるんやと思っていたけど(当時はハライチのラストイヤー応援ターンリスナーだった)、今ならちょっとわかるよ。さすがに美少女とは思わないけど、可憐だなと思うことはある。これが初期症状・・・?

いつだったか、ご両人が「自分たちみたいな見た目のやつが本当にヤバかったらいちばんおもんない」とおっしゃっていた。どんなに下ネタがひどくても聴いていられるのは、嘘のなさに惹かれるというか、とにかくおふたりとも人間として真っ当だからなのかなと思う。あんまり言われたくないだろうけど。それがまたおもしろい。友保さんのほうがクレイジーにみせかけて小林さんのほうがクレイジヤー(突然の比較級)なのは、ヤ―レンズにも通じる。あたしゃ出井さんの狂気が好きなのさ。友保さん、いつか映画の連載してほしい。声流電刹だから率直な感想が聞けるのか。

話はそれますが、10年くらい前に、ジャズミュージシャンの人と接する機会の多い時期があった。金属バットの反対側のようなビジュアル(ごめん)の人にかぎって、えげつないことをしていたよ。ジャズミュージシャンとバレーボール選手は、アイドルや芸人さんよりもファンとの距離が近いからややこしいよ。ファンどうしのいざこざもあるよ。ソースは私だよ。

さて。先日の続きです。

人気が出るってどういうことなのか。テレビ離れだのメディア多様化だのありますが、芸人さんの場合は、今も昔も、大きな会場でライブできて、番組のレギュラーが決まり、ファンが増えることかなと思う。ライト層のファンをいかに集めるか、お金をいかに落としてもらうか。

前回も書いたとおり、私は令和ロマンがテレビに出ても出なくてもどっちでもいい。テレビを持ってないもので。ここ最近の、いわゆる「令和ロマン評」は、各々の希望を彼らに押し付けているというか、ある意味一般人の我々の、無責任な自己投影なのかもなと思いながら眺めている。

それを踏まえつつ、ここ最近は「自分の働き方や居場所を自分で決められるようになること」が、人気が出ることの一番の良さなんじゃないかなと考えはじめている。

最初に感じたのは、コマンダンテの劇場出演数を知ったとき。当時のアースポを聴いていると、ご本人たちはやっぱりテレビに出たいと思っているような印象もあったけど。そうやって食べていく道もあるんだなという。

ハインリッヒさんと金属バットもそう。もちろん本心はわからないけどね。芸人さんも我々も、ゆとりを持って生きていけるだけのお給金をもらえることが大前提なのは同じ。そのうえで、自分で選んだ道を自分で正解にしていくしかないんだけど、最近はそれが昔よりも多少はやりやすくなってきている気がする。(「自分で選んだ道を・・・」は©ジェーン・スーさん。私にとって、ものごとを振り返るときの大切な指標のひとつ。)

ハインリッヒさんは、フェミニズムへの向き合い方を励みにさせてもらっている。現状を受け入れて適応していくかっこよさもあるけど、核となる思想(おふたりの場合は漫才)を大事にしつつ、自分たちがよりよくあるためにはどうしたらいいかを模索されていて、ああ私もがんばろうと思う。おふたりに幸あれ。彩幸。

金属バットの場合は「単価を上げたい」と常々言っていて、ビジネス目線でも、目標に近づくためのアクションアイテムの割り出しができていて素晴らしいと思う。ご両人にも幸あれ。哺乳類展も飲みも行けるようにThe Second勝ってください。


・・・いろいろ書いたけど、「あちこちオードリー」みたいな本音を話す番組が人気になって、芸能人のsideBが見えるようになったおかげで、より身近に感じられるようになったことが、いろいろなものごとを変えているのかもね。とはいえ、何でも開けっぴろげにする必要はないはず。芸人さんたちが自分たちで取捨選択できる世の中になることを願ってやみません。

インスタに棲息している、いわゆるリアコのみなさんも、私は別にかまわない。私のフィードには令和ロマンくるま氏のリアコアカがたまに出没します。ただし本人のアカウントをタグ付けするのは本当に理解できない。自分の好きな人がどう思うか、想像してみたまえよ。ちなみに写真転載禁止!とか書いてるけど、あなたもだよ。くるまさん自らインタビューで言ってたから読みたまえよ。

#artistspoken #金属バット #Drハインリッヒ #令和ロマン #ヤーレンズ #ジェーンスー

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