ファウナ・ヒュレイス 〜キャラクタープロフィール〜

◆名前

ファウナ・ヒュレイス

◆登場物語

HappinessDark

◆詳細

　聖魔法教会『フレンザ』の下位「大」天使階級の少女。
　
　普段は物静かで言葉数も少なく、表情をほとんど表に出さない彼女ではあるが、教会に訪れる者たちにとっては一番身近な天使階級の者であり、教会や街の警備を主に行う守護天使隊の隊長でもある。　

　主には召喚魔法を得意とし、灰色の霧の中からは馬や鳥、異形の者など、かつて魔力に魂を売り、魔力の中で永遠に生きることを罰とされた、魔法生物との契約魔法を中心に行使する。
　世界『ハロウェン』における召喚魔法とは複雑なものであり、召喚対象のバックボーンを重々に理解しなければ実現させることは出来ず、その為には視線で本に穴が開くほどの勉学に励み、歴史を知る必要があるとされている。
　しかし、ファウナの「灰色の魔法」から生み出される召喚魔法はどれも高度なものばかりで、それもひとつのみならず、一度に複数の召喚をいとも簡単にやってのけることから、「まるで水の中を泳ぎながら、空を飛ぶようだ」と敬服の念を周囲からは抱かれている。　
　ただ大衆や聖魔法教会『フレンザ』に所属する一般魔導士達には秘密にされているが、召喚魔法を短い間に多く行使してしまうと、身体の不調を覚えたり、意識を失ってしまうなど精神への負担も大きく、生まれつき身体の弱いことがそのひとつの原因となっている。

　ただし彼女自身は、フレンザの天使長マリアンナを心の底から慕っており、彼女の命とあらば、どんなに危険な任務にも赴くという一面も持っている。
　故にマリアンナの掲げる”悪しき存在を決して世に残さない”という思想を全面的に肯定し、自らも魔法を悪用する人間『コール』への取り締まりを徹底している。また教会の大きな使命でもある、悪しき行いの"温床"であるとされる「黒の魔法」の手がかりを追う為、部隊を率いて各地へ降臨することも多い。