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ニューヨークマラソン

東京、ロンドンと並んでエントリーしにくいマラソン。抽選で何度申し込んでも当たらない。アメリカ最大規模なのだが、ニューヨーク在住者に有利な応募システムになっている。NYRRという団体が主催するニューヨーク界隈のレースのボランティアを何回かやると抽選せずにエントリーできる。ー>今見たらルールが変わっていて、今はニューヨーク界隈の指定のレースに年間9回完走し、一回ボランティアをやるとエントリーできるそうだ。どのみち他州や他国の人には厳しい基準だ。

しかし、あまり知られていないが、フルかハーフのレースでボストンみたいに年齢別に設定されたタイムをクリアすると無抽選で出られる。

私が出た2018年の設定タイムは当時の年齢で3時間34分だった。BQよりちょっと速い。2017年夏、シアトル郊外のトンネルマラソン、すべて下りのレースに出て3時間32分のタイムをもぎ取り、出場権をゲットした。

この規定タイムは年々変わり、今は3時間23分になっている。この差は大きい。「やれることは、やれううちにやっておけ」と大きな声で言いたい。

レースの朝は暗いうちにミッドタウンの図書館のあたりでバスにのり、スタテンアイランドまで移動。バスの中で夜が明ける。

スタートからブルックリンを北上してクイーンズに入り、橋を渡ってマンハッタンに入る。1stストリートを北上、一旦マンハッタンから出てUターン、5番街を南に下がってセントラルパークでゴール。

文字で書くと3行だが、実際は長い。沿道の応援は途切れない。ブルックリンの教会の前でゴスペルの大合唱。力がもらえる。

ニューヨークマラソン、誰でも知っているタイムススクエアやエンパイアステートビルは通らない。有名どころで通るのは最後の5kmくらい、セントラルパーク周辺だけだ。2018年のこのレース、ペース配分に失敗、この最後5kmで失速してしまった。

セントラルパークに入った途端、吐き気とエネルギー切れで歩いてしまった。吐き気の原因は30km過ぎにジェルを飲んだのが原因だ。昔はそうでもなかったが、年齢のせいか、レース後半に、水以外を体が受け付けなくなってきた。この吐き気が無ければあと2分は早く行けた。

でも、今のところ6大大会のうち5つすべてで4時間切りのタイムを出している。あと最後のロンドンで4時間を切れば、6大大会全部4時間切りの偉業を達成だ。



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