新作マーダーミステリー大賞への総評

(以下の文章はいちマダミスのファンの戯言です)
<総評>
新作コンテストという、原型は古くからあるものの新たに進化した分野(マーダーミステリー)でのコンテストゆえに、どんな講評が登場するか興味津々だった。コロナ禍でどう審査するかという問題の解決を各団体が模索しつつ、どこまで情報開示するか否かの攻防を楽しむという基本に沿って、これまでアナログゲーム,謎解き,新感覚演劇等々で活躍されている6名が審査員としての優劣を競うことになった(なってない)
細かい部分をあげつらえばきりがないし、そうした部分は他の作品コンテストでも見られるので、逆に"ネタバレ厳禁"の中、かなり具体的に問題点,改善点を指摘する姿勢は高く評価したい。もちろん実際に公開すると、情報の開示や伝達が悪い点は多々見えたが、改善できるものであったり、将来性は大いに感じた。
第2回以降も、今回を参考に優れた講評が登場することを期待したい。
(genjin)

既存のフォーマットに縛られず、もっと自由に講評していただければな、と思いました。たとえば「最初から最後までタメ語で論評する」だとか、「2人1組で一方は褒め役でもう一方は貶し役」だとか、「論評内に必ず特定のワードを入れなくてはならない」だとか……(すみません、適当な思いつきを書いています)。とにかく、この賞を見守ってるマダミスファンが笑いころげるような、そんな弾けた講評をお待ちしています。
(genjin)

今回の時期を考えると、「マーダーミステリーがどういうゲームで、どこにどういった需要があるのか」という部分が分からないまま、店舗運営や作品開発されている方も多いかと思います。そういう手探りの時期にも関わらず、このようなコンテストを立ち上げていただき、本当にありがとうございます。
まず私の評価の前提として「コンテスト」をどのように捉えているのか書かせていただきます。
私が考える「コンテスト」は、もちろん作品を募り、その優劣を競わせることです。そして競わせるだけではなく、ファンの間で興味関心が発生するように誘因を与え、秘匿性を持たせることで結果を公開したときにファンの注目を一気に集める。言うなれば「ファンを一枚岩にする宣伝ゲーム」です。この仕組みが「コンテスト」という手法の優秀性だと考えています。ここをどれだけ意識しているかが私の中で一番の評価軸です。
最初に書いたように、時期を考えれば仕方ない部分もありますが、敢えて講評させていただくと、全体的に「情報開示に甘さが見える」と感じました。私の今回の講評はこれに尽きます。ルール設定の大切さを踏まえて、今後、この賞が素晴らしいコンテストになることを楽しみにしております。
(genjin)

まずは、コロナ禍でそもそも本業が大変な中で作品を募り、審査してくださった皆さま、本当にありがとうございました。どの講評にもセンスがあり、楽しく見ることができました。
今回は、「アイデアは面白いんだけど……」となるか、賞レースとして完成度をさらに1段階上げられているかが、最後まで完遂できるかどうかの分かれ目になっていたように思います。惜しくも応募作品数が伸びなかった点も、アイデアだけの一発ネタで終わっていないかという点を見直していただくとより良いコンテストになるのではないかと思います。
次回も独創的な講評に出会えることを楽しみにしております。
(genjin)

日本産マーダーミステリー作品が決して多くないタイミングで新しいコンテストを立ち上げていただきありがとうございます。全体的な印象としては「2020春ゲムマとのタイアップを通して一気にマダミスを盛り上げていく」というアイディア勝負ではないかと思っています。そのアイディア自体はとても独創的で実現していれば非常に楽しいものになったことでしょう。そのアイディアから得られる価値は間違いなく今後のマダミス界ににおいて重要な要素であることは間違いありません。後はそれ以外のシーンを魅力的に演出する事や印象に残る仕掛けが重なり合うと、非常により物語体験が作り出せるのではないかと思っています。今後も新しい物語体験との出会いを楽しみにしております。
(genjin)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?