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自分のキャリアを振り返る

今の小売とメーカーの狭間を仕事の生業にするキャリアをまとめておきます。

◯現在の仕事
 
オレンジのポイントの会社にいて、2017年9月からはメーカー向けに購買データを活用したプロモーションや分析を提供していました。
2019年4月からは、パートナー向けの部署にて主にコンビニ向けのリサーチサービスを提供しています。

◯自分のキャリア
 1社目は広告・マーケティングの出版社でマーケティングの基礎を学び、2社目のネット会社では広告営業に携わりました。
2009年から、主婦向けのモバイルチラシ情報サービスに携わったのが小売との出会いです。ぼくは主にメーカー向けのマネタイズ担当だったので、小売とは直接接していませんでしたが、①売上第一②土日休みなし③お金は出さないといった話を聞きながら、小売を怖れていました笑

◯小売×メーカーのタイアップ企画
 小売周りで驚いたのは、メーカーとのタイアップ企画は基本メーカーが費用を出して、売り場もメーカーが作るということです。2009年、2010年くらいは、集客は基本チラシだったので、ガラケーやスマホを使って小売の店頭に集客するということが目新しく、スーパーやコンビニ、ドラッグと食品、飲料、日用品メーカーとのタイアップ施策をよくやっていました。ただ、そんな圧倒的な集客にはつながりませんでした。

◯モバイルチラシの終焉
 ユーザーがガラケーからスマホへと移行し、チラシサービスもだいぶ淘汰されていきました。今ではほぼ1強ですが。
自分が携わっていたチラシサービスもどの商品がクリックされたか?/買い物カゴに何が入ったか?/最終的に何を買ったか?は、小売やメーカー、代理店がどこも気にしていて、レシート購買データに注目が集まりました。

◯ID-POSとの出会い
 そんな時、元上司が「これからはID-POSだ!」といって、会社もガタガタしていたことがあり、ID-POSのベンチャーに移った経緯があり、自分もベンチャーに抵抗はありましたが、2015年に飛び込みました。
 ID-POS自体はそんなに新しい概念ではなく、小売のハウスカードが始まった頃からありました。ポイントというと、航空会社のマイルから始まったように思われますが、ID-POSの活用については、ドラッグストアが歴史があり、今ではネットでもAmazonなど洗練されているように思います。

 そのベンチャーでは、コンビニ、大手ドラッグ、スーパーのID-POSを全量扱っており、その膨大なデータ量と、様々な切り口での分析に圧倒されていました。
ただ、自分はプロモーションがやりたかったのですが、そこでは小売のハウスカードデータを預かっているという形式だったので、自社で会員を持っておらず、プロモーションができない状態でした。

◯IDという考え方
 そんな時、同僚が何人か共通ポイントの会社に転職し、そこでは自社で会員を持っていることに気づきました。今や競合が乱立する業界ですが、自分もプロモーションをやりたいと思い、今のオレンジの共通ポイント会社に転職しました。
 今の会社で、IDと様々なデータを結びつけて、ユーザーのインサイトや行動データを見える化し、最適なPDCAを回して意思決定するためのデータを提供するのが自分の今のミッションだし、業界的にも注力している部分だと思います。

 ポイントサービス以外だと、決済サービスなども乱立していますが、彼らもデータを取りに来ています。とにかくデータが膨大なので、オンラインのポジションで、最終的にはAIでPDCAを回し、人間が意思決定できる仕組みづくりをするのが中期的なビジョンです。

◯これから
 今、デジタルを基礎として、IDに付随する様々なデータをどう活用するかということが注目されていて、自分もそのど真ん中にいます。40代でオジさんになってきましたが、日々学びながらその世界に挑んでいます。そして、やはり面白いです。どんどん若い人が出てくるのかなぁと思いながら、日本も超高齢化社会になって行くので、やはり今の仕事を生業としてジジイになってもチャレンジしていきたいと考えています。

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