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『問いのデザイン』〜ワークショップに参加して〜

未来をつくる問いのデザイン』というワークショップに参加してきました!

参加して思ったのは、問い自体は重要じゃないってことです。

というのは、一緒にワークショップに参加したのが漫画家さんたちだったからかも。(私は編集者として参加)

問題視していたのは手が止まってしまうこと。

この問題が浮き彫りになったのは最初のワーク「悪い問い言い訳」を書き出していく中で、悪い理由・言い訳だと思う理由として何気なく何度も口に出てきたのが「手が止まる」だったからです。

その後、「実現したい理想の未来」をそれぞれに発表して「良い問い」を考えていくと……あれ? 悪い問いもあながち悪くない。。でも問いの立て方が違うかも!?

つまり「悪い問い」は問い自体は悪くないのだけど質が悪かった!

例えば、

「時間がない」「面白いとはなにか」は悪い問い(言い訳)だけど
「時間がない」→「何時間足りないんだろう?」
「面白いとはなにか」→「面白いと思う作品は?」「そのどんなところが面白い?」など、、

問いの中に数字具体的なもの、言い換え細分化を入れるとなんだか手を止めずに出来そうな気がしますね!

この学び、実感するところがあって……時間がない時に出来なーい!とならずに一つ一つ何時間かかるか、締め切りがいつかを表にして書き出したら出来たことがありました!

でもなぜあの時、私は諦めなかったのか?

そのヒントが「良い問い」の前にやった「実現したい理想の未来」を発表し合うワークにありました!

これに気づいた時「うわー!このワークショップよくできてるなー!!」って当たり前のことを思ってしまった。

実現したい理想の未来」って自分がどうしたいか?を具体的に明快に持つことのように感じました。

あの時諦めなかったのは「これをやらないと作品が世にでない! それじゃダメだー!! 完成させるぞ!!!」という気持ちと明快な目的があったから!

この実現したいがないと問い良い問いへと向かわない。それを暗示的に示してもらったように思います。

問い自体は重要じゃなくて実行したいが重要だから、実行できるように問いをいろいろな形(具体言い換え細分化など)に変えていってしまえば良い! だから『問いのデザイン』なのか!! と

アハ体験でした。

このワークショップは実行することにも重きを置いています。実行するための仕組みや仕掛けも考えたのですが、時間が足りない。。まる一日かけたワークショプでしたが、アイデアを出したり具体的な策につめるのには足りない。。

なので今現在この仕組み、仕掛けは試行錯誤中です!

今回ワークショップを開いてくださったミミクリデザインの代表を務めている安斎勇樹さんの著書『問いのデザイン』もオススメです!

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