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来日初ゴール【WE第5節】+皇后杯のグチ

2023年12月9日、長野Uスタジアムを会場に、
2023-24WEリーグ第5節
AC長野パルセイロレディースvsINAC神戸レオネッサ
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。

スタジアム外

イベント

アルクマ

この日は長野消防協会による「消防団応援イベント」開催。
事前予告はなかった、消防団バージョンのアルクマが登場。子どもたちに大人気でした。着ている消防団法被の襟には「長野県消防団」「応援団長」の文字入り。

待機列近くに置かれた消防団ブースでは、QRコードを読み込んでのアンケート完了画面を提示してのグッズ抽選。
一時期、なでしこリーグが入場者把握の為にQRコードを使った個人情報収集を行っていたので私はすんなり回答しましたが、苦労してる人も。内容は消防団の活動に関する意識調査でしたが、私もう消防団ベテランです笑。活動費もらったことないけど。
で、景品は選手のサイン入り公式球や練習ウェアなど豪華。久々のガラポン回しましたが、気合が足りず白玉(ハズレ)。まあこういうのは初めて来た人や子どもたちの思い出に・・・と思ったら中学生くらいの女の子が公式球当ててビックリ笑。そう、これでいいのだ。

スタグル

消防団ブースの向こうは、いつもの何とかスクエア。出店は5店舗?

この日のスタグルランチは、GOOD MOUNTAINSさん「特製まぜそば」。
フタを開けた瞬間に海苔が風で飛んでいきそうになって焦った笑。チキンチャーシュー、キムチに、ナッツや挽肉、温玉が渾然一体となって美味しうございました。

キックオフ前にはもう一度外に出て、スイーツオンスイーツさんのヤンニョムチキンを。こういうお祭り気分を味わうのもスタグルの楽しさのひとつ。ただ、何かが足りない。そう、あのお店の復活が・・・。

スタジアム内

入場後、マッチデープログラム配布時に、コープながの(レディーススポンサー)提供のカイロをいただきました。ただ、この日は気温14℃と12月の長野県にしてはかなり暖かい日和。カイロはもっと寒い試合で使わせていただきます。

グッズ

試合前日に突如、4種類のグッズ発売情報が。しかも3種類がガチャ。全て手を出すは諦めて「クリスマスキーホルダー」(500円)「レディース缶バッジ」(300円)2種類を集中砲火。
写真に写ってる分で9,500円か。トレードも含め欲しい選手は半分確保。岡本選手と長江選手はこの日は縁がなく。川船選手は実はバッジ3枚も出て、この後本人にプレゼントしました笑。
監督のクリスマスキーホルダー、サインは貰えるんだろうか。

神戸物産展

バックスタンド通路では、神戸周辺の名物を販売する「神戸物産展」。
その横では、大久保選手と三谷選手が収穫したリンゴも販売され、選手も4人ほど販促やファンサに来ていました。神戸物産展の中にひっそり自分の背番号タオルを忍ばせる中野選手笑。みんな持ってきていたので、応援している川船選手のタオルをここで購入。ゴール裏で買わなくてよかった。

多分、新潟戦の負傷交代が尾を引いている川船選手。12/24アウェー浦和戦でのイブ&生誕祭ゴール(川船選手は12月25日が誕生日。キリスト)はちょっと厳しいか?早く元気になって戻ってきますように。

メンバーボード。
中盤の並びがおかしいけど(鈴木選手が右サイド、大久保選手が中央)こんな感じ。タニガーン選手が初スタメン。

練習開始

消防団音楽隊ラッパ演奏

長野市消防団音楽隊によるラッパ演奏。
この日聴いたラッパ隊の演奏は落ち着いて聴いていられた。というのも、私がうちの町のラッパ隊演奏を聴く時は、大体が操法大会終了後か、出初式の終盤。疲れと苛立ちがピークに近いタイミング笑

選手入場

INAC神戸レオネッサゴール裏に掲げられた横断幕のひとつ。
ホントその通りだと思います。が、ノエスタの撮影禁止と何ちゃらシート(7,000円かけて撮影可能な端っこに追いやられるチケット)何とかしてもらえませんか。

散水。角度によっては虹が見えたようです。

前半

土光選手のミドルシュートがクロスバーを直撃し、増矢選手が詰めた大ピンチは、ゴール直前で岩下選手が弾き出し、更にそれが増矢選手に当たるもボールはゴール手前を横断。

長野の先制点

33分。ゴールキックのリスタートで神戸GK船田選手が出したパスを土光選手がトラップできず。これをエリア内で奪った稲村選手が切り込んでマイナスの戻し。待っていたのは、タニガーン選手!

シュートブロックに入った守屋選手よりも一瞬速くシュート。これが決まって長野が先制しました。

すしざん
マイ

タイ国籍選手が今年何人かWEリーグに参戦しましたが、中でもタニガーン選手は代表のエースと呼べるほどのキャリアを持った選手(長野加入前に代表84試合37得点)。異国の地でプレッシャーもあったでしょうけど、初スタメンとなったこの試合で結果を出しました。

田中美南選手がドリブルで抜け出してのシュートは梅村選手がセービング。試合通して安定した活躍でした。

このまま、前半は長野が1-0でリードして終了。

ハーフタイム

後半開始前、長野はアシストの稲村選手を下げて久保田選手が出場。

INAC神戸は、後半頭から恐怖の髙瀬選手が出場。

後半

65分、長野は3枚替え。
菊池選手、鈴木選手、タニガーン選手に代えて、三谷選手、小澤選手、安倍選手。

神戸が同点に

INAC神戸は、70分にセットプレーのチャンス。

山本摩也選手のクロスに、田中美南選手がヘディングで合わせ同点。

クロスもヘディングも流石というしかない高精度なものでしたけど、長野の守備はどうだったのか。
壁に小澤&宮本。中はほぼゾーン。手前に大久保、その左に奥津、やや後ろの一列に安倍、三谷、岡本、岩下、奥川、久保田。
北川選手の囮に引っ掛かり重心が後ろに掛かった瞬間に山本選手のクロス。三谷選手の手前のスペースを使われた格好ですが、三谷選手と安倍選手の位置を逆(安倍選手の方が内側)にしといた方が良かったように思います。ゾーンならですけど。髙瀬&土光を警戒していたのか、4バックが中央からファーに集まっていたのも、ニアを狙われた理由になるのかなと、映像を見て感じました。

交代取り消し

85分過ぎ、不思議なことが。

  • 神戸ゴールキック(直前の写真)

  • ヘディングの競り合いで守屋選手と久保田選手が接触

  • 三谷選手がヘディングする直前で主審の笛、プレー中断

  • 「お願いします、お願いします」の声(交代準備完了)

  • 先に守屋選手が歩いてピッチの外へ

  • 86分35秒、主審が交代エリアを向いて2度笛を吹く

  • 4審が【23OUT 25IN】のボードを掲示

  • 久保田選手がピッチ外へ、アム(ナッタワディ)選手ピッチへ

  • 主審、手帳に記入

  • INAC側が抗議?

  • アム選手戻される

  • 中継に女性の声「イーブンにしますので」

  • インカムで審判団が話し合い(というか一木副審が4審に指示)

  • 4審が廣瀬監督、フェロン監督に状況説明?

  • 三谷選手、神戸の田中選手が主審と話し合い

  • 廣瀬監督が「落ち着け」のジェスチャー

  • 三谷選手がヘディングした位置で長野のドロップボールで試合再開

主審が認めていない交代を長野が行ったみたいな意見もありましたが、試合映像を見る限り、2度の笛や手帳への書き込みなど、交代自体は正規手続きを主審も含め行っています。
ドロップボールなのでそもそも交代が認められないタイミングという意見もありますが、競技規則だと

交代要員は、次の条件において競技のフィールドに入ることができる。
・プレーが停止されている。
・ハーフウェーラインのところから。
・交代によって退く競技者が競技のフィールドの外に出た。
・主審の合図を受けたのちに。
交代は、交代要員が競技のフィールドに入ったときに完了し、そのときから退出した競技者は、交代して退いた競技者となる。また、交代要員は、競技者となってプレーの再開に参加できる。

『サッカー競技規則2023/24』(JFA)第3条の3より引用

負傷の可能性があるので主審が試合を止めた(ドロップボール再開)場合についても「プレーが停止されている」以降の諸条件は全て遵守した上で交代し、4審も主審も交代に伴う行動をとっています。それを確認し、アム選手がピッチ内に入ってから、場内アナウンスも行われました。
私は競技規則に関しては素人なので、別の方がSNSに書いていた「ドロップボールの場合は交代を認めない」という部分があるなら、コメント等で教えてください。その場合は、交代を認めた審判団の落ち度ということになります。アム選手は接触が起きる前から交代の準備をしており、主審が止めた時点では交代のタイミング待ち。長野が無理矢理ねじ込んだ交代ではありません。
当時私は、神戸のフェロン監督の抗議は「(交代を認めた状態でスタートすると)神戸側が1人少ない状態で試合再開される」という事だと推測してました。確かにその通りで、長野の久保田選手が後ろから飛び込んだので神戸の守屋選手はファール判定ならファールを受けた方(ファールではないという判定でしたが)であり、被害者。それが不利な条件でリスタートは納得いかないのは良く分かります。
そこで、直後の「イーブンにしますので」という声だと私は解釈していました。ピッチ内の人数をイーブンにして試合を再開する。で、私は「守屋選手がピッチに戻る(ケガの程度も影響なく、水を飲んでから、戻るのを待っていた)」ことで11人対11人になって試合再開かなと思いました。ところが審判団は、行った交代を取り消して10人対10人でのプレー再開を意図した。
長野の廣瀬監督にとっては「行った交代が取り消された」。
神戸のフェロン監督に関しては「守屋選手が戻れないまま試合が(長野ボールで)再開される」。
両者にとって納得いかない形となり、両監督が同時に両手の平を上に向け「Why?」のポーズをする不思議な光景となったと推測しています。
素人の私は、アム選手が既に入っている状態で、守屋選手もピッチに戻ることを許可して再開すれば良いじゃんと思ってたんですが、ダメなんすかね?
主審はピッチの真ん中で見ているだけで(後に田中選手と三谷選手に説明)、一木副審が4審に指示して4審が両監督に別々に事情説明。同じ結果にするにしても、最初から主審が両監督(神戸は通訳さんも来てもらって)を中央に呼んで事情説明すればスッキリしませんでしたかね。一木副審が仕切っているように見えたのも大変不思議な感じでした。
これを何日か継ぎ足し継ぎ足し書いている間に、DAZNのフルタイム動画は見れなくなってしまったので、これ以上検証も出来ませんが・・・。現場では本当にもやっとしました。接触は85分過ぎに起こりましたが、記録上久保田→アムの交代は90分に行われたことになっています。
どうも長野Uスタジアムでは、伝説のアディショナルタイム短縮といい、審判絡みで不思議なことが起こる頻度が高い気がします。
試合が再開した時点でほぼ90分。アディショナルタイムは7分と掲示されました。

試合再開

アディショナルタイム。長野が攻撃を仕掛ける場面もありましたが・・・。

神戸の成宮選手に抜け出され、GKと1対1の大ピンチ。

梅村選手は前に出つつギリギリまで我慢し、シュートの瞬間をブロック。

奥津選手、更に大久保選手がカバーに入り、何とか防ぎました。

廣瀬監督も苦笑い。

7分の間に、結構色々ありました。ハイライトでは全部カットされてましたが。

試合終了

INAC在籍経験者の宮本、福田、長江、菊池の4選手がINACゴール裏に挨拶。

1週間後の皇后杯(寸評)

次の試合は皇后杯・・・と書こうと思ってたんですが、この記事をアップする前に試合終わりました笑。
三木防災公園で、新潟に1-4とフルボッコにされました(´;ω;`)ウッ…
セットプレーからタニガーン選手が2試合連続ゴールで先制。見事な高さ。相手が分かっていても対応が難しいこれは、大きな武器になるはず。
良かった面はそれくらい。シュート数2対13て。
1失点目は、クロスを上げた川澄選手とダイビングヘッド決めた杉田選手が見事。杉田選手、なで1MVPになった伊賀時代のようなキレ。
2失点目は奥津選手のトラップミスからだけど、ハーフライン右のトラップミスで即大ピンチって、長野の選手の配置がおかしい。同点の場面で何でこんなんなってるの?
3失点目はハーフライン左から繋がれてバー当て2連発から失点。ここも明らかに中盤の並びがおかしい。左で止めに行った結果、左に4人置き去り。で多分杉田選手が最初のバー当て、石淵選手が2回目。で跳ね返りを滝川選手が詰めるんだけど、ここも誰も捕まえきれてない。滝川結女選手の話がちょうどこの日、私が行ってたリバフロでも出ていたんですが、良い選手になったねという話をしてました。長野にいた頃の後半は迷って泣いての繰り返し。本当は長野で今のようになって欲しかったんだけど無理だったんだろうな。この場面でもスルーパスをサイドに出した後、味方のシュートの行方を見ながらも足は止めずベストポジションを探し続けてました。
4失点目は、あのコースに走り込んだ川澄選手が素晴らしい。んだけど。石淵選手と奥津選手の位置を見れば、2CBは位置取りが甘いし、GKも川澄選手の動きを見てないし、見えていたなら前に飛ぶのはミスチョイス。
細かい一人一人のミスやらサボりやらが集まって大きな穴が出来たような複数失点。WEリーグではまだ勝ち越してるけど、少し間違うといつでもこういう大敗が待っていることは、見ている方も覚悟しなきゃなと思うくらい、キツーい新潟さんのレッスンでした。
皇后杯で良かったと思うしかないな・・・。


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