最初の一歩
2024年3月3日、相模原ギオンスタジアムを会場に、
2023-24WEリーグ第8節
ノジマステラ神奈川相模原vs日テレ東京ヴェルディベレーザ
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。
試合の見どころ
先ずは、2023なでしこリーグ1部の得点ランキングをご覧ください。
得点王の神谷選手と、2位タイ(シーズンMVP)の鈴木陽選手がベレーザに移籍。
2位タイの片山選手と、7位(2022シーズンMVP)の大竹選手がノジマに移籍。
この日のベレーザvsノジマは、なでしこリーグで実績を残したFWが新規加入したチーム同士の対戦カードとなりました。
昨年、優勝したオルカ鴨川FCを1年通じて応援し、そのオルカを通じてなでしこリーグを見続けた私としては、見逃せない試合。
昨年7月、私の観戦歴の中でも記憶に残る好試合だった上記の試合。この2人がまさか同じチームになるとは。
3月3日は地元のWEリーグ、AC長野パルセイロレディースも同日同時刻に試合だったのですが、相模原での試合を観に早朝出発しました。
試合前
到着
初来訪となる、相模原ギオンスタジアム。
「相模原麻溝公園競技場」という別名の通り、大きな公園の中にあります。この日は晴天で試合観戦以外の公園利用の方も多く、私は案内図には書いていない第3駐車場に駐車。他は満車・・・と思ったら意外と第4駐車場(写真案内図内の左下)に空きがありました。多分全ての駐車場が無料。ありがたや。
駐車場から歩いて数分、スタジアム敷地入口に到着。
ここから半周回った先に、スタジアム内に入るゲートがあります。
ゲートに行くまでの間に、キッチンカーの出店が沢山。結構人がいたからか、アナウンスされていた開始時間より少し早めに販売開始してくれる店舗もありました。
私は、ベレーザでの試合時に西が丘で出店している「mahana」さんの出張カレーで、あいがけカレー温玉トッピングを昼食でいただきました。痛恨の写真撮り忘れ。気になる方は西ヶ丘での試合時の記事でご覧ください。
開場後
この日のチケットは、スマホ内に表示される電子チケット(MOALA)を初めて購入・利用。スムーズに利用できました。アウェー全部これにしようかな。
メインスタンドから見ると、アウェーが左でホームが右。長野Uスタジアムと逆の作り。ビジョンがホームのゴール裏からだと遠過ぎて見えないような。大きな陸上トラックに加え走り幅跳びなどのレーンもあり、ピッチが遠く感じました。
デビュー戦なので、ベレーザの横断幕の中に混ぜてもらうのも初めて。快く受け入れていただいたベレーザゴール裏の皆様、ありがとうございました。
メインスポンサー、ノジマさんのフラッグ。
練習
入場前
選手入場
しゃぼん玉が飛ぶ中の入場。もう少し量が多いとキレイだったかなあ。
試合
前半
前半立ち上がりは、前から圧力を掛けたノジマが風下ながら圧倒。ベレーザが実験的な布陣で戸惑っていたことも含め、前線に効果的なボールを繋げないベレーザに対しノジマが攻め込みます。
それでも、ベレーザが少しずつ相手プレスをいなせるようになってきました。
11分。CBでのパス回しからCB池上選手がダイレクトで裏へ浮き球パス。直前に神谷選手が下がって空いた真後ろのスペースに、斜めに走り込んだのは鈴木陽選手。
タテのギャップが出来ていたので、オフサイドもなし。恐らくベレーザが狙っていたひとつの形が成功し、鈴木陽選手がノジマGK池尻選手との1対1に。
しかし、低く抑えたシュートは池尻選手が左足でセーブ。先制点は奪えません。
その後はベレーザがボールを繋ぐ中、ノジマがカウンターを狙う展開に。
19分、ベレーザの右サイドから岩崎選手がクロス。
ニアに鈴木陽選手が走り込んでCB2枚を誘き出した背後に、神谷選手が走り込んでヘディング!これが決まってベレーザが先制しました。
代表帰りのGK田中選手、FW藤野選手がベンチスタートの中、先発した新加入選手の一撃。
先制したことでベレーザのボール回りもスムーズになり、ノジマにとっては攻守に後手を踏む厳しい時間に。
ハーフタイム
リザーブ組の練習。この日、私はベレーザのタオマフ(柏村選手)を巻いて観戦していました。以前西ヶ丘で買っておいて良かった。
ハーフタイム終了後も荒ぶる散水機。虹が出てました。
ノジマは前半と同じメンバー。
ベレーザは、岩崎選手に代えて代表帰りの藤野選手。
後半
ベレーザのキックオフで後半開始。
46分、右に開いた藤野選手がツータッチでアーリークロス。鈴木陽選手が飛び込むが触れず、DFに当たったボールがクロスバー直撃。
50分には風上に立ったノジマにもチャンス。
DFからのロングフィードに裏抜けした大竹選手がシュートも、ベレーザDF村松選手がスライディングブロック。
このボールを繋いで、最後は右サイドから榊原選手がコントロールシュートも、わずかに枠外。
右サイドを主戦場に、惜しいシーンもあったノジマの榊原選手。
長野に入団して活躍し、半年でノジマに移籍。色々思うところはありますが、私的には引き留められない長野が悪い、の一言です。
58分。ノジマは藤原選手に代えて片山選手を投入。
同じタイミングで、ベレーザは鈴木陽選手に代えて宮川選手を投入。
鈴木陽選手のWEリーグ&ベレーザデビュー戦は、58分での交代。
出来たところも出来なかったところも、今後の糧になることを願うばかりです。
ベレーザ、北村選手のシュートシーン。
前後半通じて、得点というハイライト抜きに一番効果的な動きをしていた選手は、北村選手かなあと個人的には思ってます。サイドにいても真ん中にいても、ノジマにとっては厄介な存在だったと思います。
榊原選手と同じく、今シーズン長野からやってきてテクニカルダイレクターに就任、中断期間中から監督代行になった小笠原さん。
長野でもWEリーグ1年目の監督として策士振りを見せたように、この日も試合の入りでベレーザを押し込んだり、色々策を練ってきたように思います。代行期間がいつまでなのかは分かりませんが、それほど大差で負けている試合はないけどシーズン未勝利のノジマに、近い内に1勝を引き寄せてくれると思います。
64分。
北村選手が左サイドを突破して左足のクロス。カメラで北村選手の動きを追ったまま「クロス流れたかな」と思ったらベレーザ喜んでる?全然追い付いてなかったのですが神谷選手が決めてました。
ハイライトで見返すと、クロスの前にエリア内で右斜め前(ファー)に動き、左斜め前(中央向き)に加速、更に右斜めに加速してファーでダイビングヘッド。ノジマ守備陣が完全に見失うオフの動き。なでしこリーグ1部得点王の看板に偽りなし。素晴らしいゴールでした。
ノジマの片山選手も、カウンターなどで見せ場はありましたが得点は出来ず。しかし、神谷選手や鈴木陽選手と同じく、ノジマの大竹選手と片山選手も昨年のなでしこリーグ1部を代表する選手。クラブの昇格⇔降格がない中で、個人昇格した選手には是非頑張ってほしいものです。
その後も色々ありましたが、もう私にとっては鈴木陽選手交代の時点で半分終わってるので笑、後は写真でお楽しみください。
試合はそのまま0-2で終了。ベレーザが勝利しました。
試合終了後
全員揃ってメインスタンドに挨拶。
キャリアは常にケガと逆境との戦いだった鈴木陽選手。先ずはケガなくデビュー戦を終えたことに感謝。
両チーム、ゴール裏への挨拶。ノジマは小さい女の子が拡声器でコールリーダーをやっていたのかな?試合中もメインまで良く聴こえていました。大学サッカーや高校サッカーで良く聴くチャント(流れ持ってこーい!だったっけ)もありました。
ベレーザもゴール裏挨拶。
選手が引き上げた後、鈴木陽選手の横断幕や他の横断幕片付けのお手伝いに、私たちもゴール裏へ。ありがとうございました。
鈴木陽選手のデビューを応援に、私たち長野組と、前所属の鴨川からもお二人来ていただきました。ありがとうございました。
試合レビュー
両チームの監督・選手の試合後談話。
カメラ越しに見てたので、ベレーザのフォメが不思議だなというのは現場でも感じていたけど、全体を見られないので「幅が縮まったり拡がったり」みたいな印象でした。位置も可変、人も入れ替わりとなると、普通のチームなら1年がかりで成熟させるくらいの大仕事だと思いますが、ベレーザならもっと早く出来るかもしれない。その中で、新たな2トップがどう輝けるのか。
試合ハイライト。
女子サカマガさんの記事。
岩清水選手のコメントなど、実際に変わりゆくところを内側から見た人たちの実感が紹介されている興味深い記事です。やっぱりメディアというのはこうでなくちゃ。
ベレーザは次節もアウェー。
3月10日日曜日、13時キックオフでアルビレックス新潟レディースとの対戦。残念ながら仕事で無理。
3月16日土曜日、ようやく中断明け初のホームゲーム。味の素フィールド西が丘で13時キックオフ、セレッソ大阪ヤンマーレディースとの対戦です。行かれるといいなあ。
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