見出し画像

【ひとりで行けるもん】皇后杯北信越予選観戦記

ひとり、北西へ

8月最終週に、風間ちゃん大復帰祭りとなった大宮アルディージャVENTUS戦を1-0勝利した、AC長野パルセイロレディース。
9月第1週の試合は、同じくWEリーグカップ。アウェーで土曜日18時キックオフ、浦和との対戦。
強豪浦和相手にどれだけやれるのか現地観戦したいところではありましたが、涙を呑んでの不参戦。
土曜日、私が向かうのは・・・ちょうど逆方向。石川県和倉温泉運動公園多目的グラウンド。ここで皇后杯北信越予選が開催されます。

高速使って約4時間

皇后杯は、かつて本大会で広島日帰りという無茶をしたり、極寒の石巻で2試合見て命の危険を感じたり、色々思い出深い大会です。今回は北信越予選。お目当ての試合は2つ。

AC長野パルセイロシュヴェスターvsアルビレックス新潟レディースU18

10時30分キックオフ。
松商学園に勝ち長野県代表として挑む、パルセイロレディースの下部組織シュヴェスター。対するは、北信越リーグ1部の上位枠で参加するアルビレディースU18。
シュヴェスターは今年、諸事情なのか北信越リーグ1部を離脱。今の高校3年生世代は令和元年のU15(中3)の頃から見ていて、人数もレベルも良い水準にあって期待していたのに、コロナもあって公式戦が年々減る一方。それでも今年、皇后杯長野県予選2試合と、テストマッチ形式のプレ大会2試合を観戦。本当は土曜日の試合は観れないはずだったが、急に予定が変更になり(金曜と日曜が地獄だったけど)土曜日を1日空けることに成功。

リリーウルフF石川 vs SOLTILO SEIRYO PEL

14時30分キックオフ。
北信越リーグ1部の上位枠で参加のリリーウルフ石川と、石川県代表のSEIRYO PELが同県対決。
リリーウルフには長野にいた大河内友貴選手が加入。他にも大量補強したものの、まさかのなでしこリーグ入替戦予選審査落ち。残りの公式戦は皇后杯と北信越リーグ1部の1試合のみというハシゴを外された状態に。それでも皇后杯は勝ってる限りは続く。本当は勝つの前提で日曜日観戦予定だったけど、前述の予定変更で急遽この日の初戦を観ることに。

会場まで

朝5時に起きて、5時45分出発。
途中までは余裕のペースだったけど、能越道に入ってからの単線区間で遅い車に捕まってしまいタイムロス。和倉に着いたのはGoogleマップの予想通り4時間後でした。
実はこの辺りは20年近く前に旅館に宿泊したり、羽咋市や輪島市にも行ったことがあるので、初めての場所ではなかったり。でもさすがに景色はだいぶ変わっていました。この多目的グラウンドもなかったかな。

会場

若干分かりにくい入口を進むと、既に多くの車が。ここは3面(A、B、C)あるんですが、C面は高校生?の大会なのかリーグ戦なのか。結構荒れ試合になってたりしました。遠目で観てても揉み合いや警告が出てたり。で、A面とC面には外周に屋根付きの観戦席があるんですが、挟まれたB面にはそれがなく、いずれにしろネット越しのゴール裏、海側か駐車場側観戦の2択。条件悪笑。駐車できたのがC側で海側に回り込む余裕なく、仕方なく駐車場側から観戦。周囲はアルビ保護者・関係者だらけのアウェー気分笑。

第一試合、シュヴェvsアルビレU18

アルビレディースU18の方は、主力3人がトップチーム登録してしまいこの日不在とのこと。

それでも、数年前まではシュヴェスターの大敗が恒例となっていたこのカード。昨年は相手がベスメンでない事情もあったとはいえ勝利したこともあったり。シュヴェスターも残念ながら完全なベストメンバーはケガもあって組めないものの、かつてレディース登録もされたことのある神津選手がスタメン復帰したのは嬉しいところ。

シュヴェスターは試合への入りが悪く、アルビレの前線で左右に動き回り激しくぶち当たる11番を持て余し、1得点2アシストを許して3失点。ちょっと荒いんだよなあ・・・。審判が最初のを流すと、もうその後の基準がOKになってしまう。対応できれば良いんだろうけど、育成年代にはなかなか難しい話だし、審判のせいでケガを誘発する原因にもなる。かつて北信越の舞台で審判が荒れ試合にしたおかげで救急車来た試合もあったし、そういえばこの日の和倉総合公園にも、皇后杯予選とは関係ないけど2度救急車が来ました。
そんなこんなで大混乱のシュヴェスターでしたが、その後のアルビレの決定機がわずかに枠を逸れた辺りから徐々に落ち着きを取り戻し、飯島選手が得意のドリブル突破からGKとの1対1を落ち着いて決め、1-3で前半終了。
後半は、同じチームの試合なのか疑うほどに主導権が逆転。アルビレが前半飛ばし過ぎたのか、シュヴェが実力を発揮し始めたのか、ほぼずっとシュヴェスターの攻撃。アルビレのカウンターも繋がらず、シュヴェの両翼(この日は3-5-2に見えたが、前半は押され過ぎて5-4-1みたいになってた上に間々をパス通されてた)が立ち位置を上げたことで攻撃に幅が出来ボールもスムーズに運べるように。
中央から右サイドに流れて、ドリブルでエリア内を切り裂いた飯島選手のラストパスが相手DFの手に当たり、PKの判定。これを今大会10番キャプテン(シュヴェスターは普段6年間通し番号だけど、今年の皇后杯は専用の背番号)の北澤選手が冷静に沈め、遂に1点差にまで詰め寄る。
その後も、アルビレGKが2度エリア外まで飛び出してヘディングで間一髪クリアする場面があったりとシュヴェスターが最後まで攻め込むも、同点弾は生まれずアルビレディースU18が勝利。
以前なら、ずるずる前半から失点を重ねていたかもしれない。そこを堪えて反撃に転じたところに、チームの意地と成長を観ることができました。相手も強かった(特にGK)良い試合でした。

昼休み

シュヴェスターの応援が終わり、次のキックオフまでには2時間弱。
せっかくここまで来たんで、事前リサーチしておいた地元の美味いもん食べにいくぞー!と意気込んで車を出発させたものの、一件目は予告なく臨時休業。二件目(鶏鍋のところ)は売り切れだと言われ、三件目(人気の海鮮丼)は13時15分頃でも店前に行列。間に合わないと諦め、結局コンビニ弁当(´;ω;`)サッカー遠征はこんなんばっかだな。

第二試合、リリーウルフF石川vsSOLTILO SEIRYO PEL

うまいもんを諦め(´;ω;`)、第2試合観戦の準備をする内に、雨が。元々蒸し暑かったのが更に蒸し蒸し。レンズの結露を気にしつつ、両チームのアップを見学。
リリーウルフは、なでしこリーグを目指すと公言し、大河内選手をはじめアメリカ国籍の選手らを大量補強。

実際入替戦予選も申請したものの、まさかの審査落ち。

「財務面」。昨年、所属していたベテラン選手(私が知ってる選手もいた)が特にアナウンス無く大量退団してたので、若干闇が深いのかなと心配はしていたけど。残念なことです。入替戦予選で、坂本選手(ヴィアマテラス宮崎)vs大河内選手の2度目の常盤木学園先輩後輩直接対決(1度目は2018皇后杯、パルセイロレディースvs常盤木学園。これを見に広島弾丸日帰りに行った)を観たかった・・・。

対する星稜は、知ってはいたけど初めて見るチーム。HP見たら高校2年生が1人であと全員中学生。リリーウルフのアリアナ選手(180cm)にマークに付いても、そりゃ大人と子どもに見える訳だ・・・。

試合は、開始早々にリリーウルフのミス絡みで星稜に決定機が来ましたがゴールは奪えず。これ以降はほぼほぼリリーウルフのペース。新加入選手は合流して日が浅いのもあってか連携面に大きな課題を見せましたが、この辺は試合しながら修正していくのでしょう。前後半2点ずつ、新加入選手が3得点などまずまずの試合、大河内選手も1アシストでした。

帰路

公園を出た合流で大渋滞。なんじゃこりゃ。土曜の夕方でこんなに混むのかと思ったらローソンの前で軽が単独でハザード。歩行者と事故ったのかエンストか・・・。なんかエンストっぽい感じもしたけど何だったんだろ。なんとか抜けて、能越道を一度下りて小杉から北陸道へ。混んでるだろう有磯海SAを避けて越中境PAまで。ここの小さな食堂で何か食べようと思ったら様子がおかしい。ラストオーダー18時30分。はえーよ。15分間に合わず(´;ω;`)
仕方なく、食堂隣にあるヤマ○キデイリーストアのおにぎりを食べながら長野へ。帰りも大体4時間、片道約300kmの運転。立ちっぱなしでカメラ構えての2試合もきつかった。また四十肩だか五十肩再発しないようにしないと。

この記事が参加している募集

#スポーツ観戦記

13,555件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?