底力の証明、ベレーザ戦
2023年6月3日、味の素フィールド西が丘を会場に、
2022-23WEリーグ第21節
日テレ東京ヴェルディベレーザvsAC長野パルセイロレディース
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。
試合前
チケット購入
2019年に2回訪れて以来となる西ヶ丘。
それほど遠くない有料駐車場に車を停め、12時30分頃には味の素フィールド西ヶ丘の外周に到着。各ゲートでもチケット買えた?のかもしれないけど、歩く距離は増えても事前に確認できた北東のチケット売り場へ。
まさかのチケットぴあデザイン。以前来た時はベレーザのエンブレム入りだったのに…。これなら前売り買った方が安かった、残念。
で、開幕の浦和戦と同じく指定出来ない指定席(メインスタンドアウェー側)購入。
C1列42番。
1列…?何か嫌な予感がする笑
その前に、Dゲート付近にあるイベントコートに。
ベレーザフードコート
この日の試合は「ベレーザフードコート」が開催され、キッチンカーの出店やグッズの販売、海外移籍した長谷川唯選手のサイン会(先着限定)が行われるなど、賑わっていました。
キッチンカーのお目当ては、隣の埼玉県から出店の「Blue Tarp」さん。昨年のリーグカップ、エルフェンvs長野でも出店していました。元パルセイロレディースの(住永)楽夢さんが務めているお店でもあります。この日も忙しく注文受付に盛り付けに奮闘。撮影許可は1年越しでいただけましたけど笑、忙しそうだったんで働いてるところを2枚ほど遠巻きに写させていただきました。
前回はステーキのみだったので、今回はWジャーク(チキン&ポーク)ライス付をいただきました。ケチャップがサルサソースっぽくピリ辛で、辛いの大丈夫な人にはケチャップ有りの方が絶対オススメ。
グッズの販売も多くの種類が並んでいましたが、入場が遅かったのもあり、いくつかのグッズは売り切れ。中学の頃のプレーが印象に残る24番柏村選手のタオマフを購入。1,000円くじの3等だったか、銀の袋に入ったアクリルキーホルダーを選んだら、まさかの岩清水選手2枚。最近こんなんばっかり。
入場時には、キャンペーンで先着順に貰える果汁グミとタオルもいただきました。
いざ入場
恐れていた通りの最前列笑。しかもベンチの左後ろ、ウォーミングアップゾーンの真ん前。ここはメリットもデメリットも大きくて、メリットとしては
ズーム使わなくても画質の良い写真が撮れる
迫力が段違いにある画像を撮れる
選手の細かい表情やベンチの動きなども把握できる
上手く撮れればオフィシャルに負けない(と思う)写真も撮れなくもない反面、大きなデメリットも。
平面上に色々なものが並ぶので、ピントが別の物に飛ぶ確率が高い
(同上)、目の前を遮られる可能性が高い
近過ぎて、手前が却って撮りづらい
アウェーゴール裏に近い反面、反対側はかなり小さくしか撮れない
特にデメリットの2番目は自分ではどうしようもない部分。過去には副審やコーチ、アップ中の選手に被ってゴールシーンが丸々写せないなんてことも。撮影はできない試合でしたが、アップ中の選手が目の前で縄跳びを始めて、試合が全然見えない(というか集中できない笑)なんてこともありました。
主役はピッチの中の人たちで私たちはただそれを外側から写させてもらってるだけなんで、被らないことを祈るしかないです笑
サッカーの写真を撮影する人は、迫力のある絵を撮りたい人と、記録として試合中の全てを満遍なく撮りたい人がいると思うんですが、私や、長野では有名(だと思う)な○坂さんは後者だと思うので、ある程度角度が付くスタンド中段から上段に陣取ることが多いです。この日も○坂さんはSS席のやや上段。ただ、今更どうしようもないのでここでベストを尽くすのみです。
ピッチ内アップ
前半
最初のゴール
14分、右サイドでパスを受けたベレーザの藤野選手が、岡本選手にプレッシャーを掛けながら徐々に侵入。放ったクロスは、ループシュートの軌道でそのままゴールに吸い込まれ、ベレーザが先制。
同点弾
先制されたパルセイロレディース。しかし前線を中心にベレーザのボール回しに食いつき始める。19分、ボランチに入ったボールにプレスをかけ、三谷選手が奪ってこぼれたボールは瀧澤選手の足元へ。切り返して放った左足シュートが決まり、パルセイロレディースが同点に追い付きました。
膠着した時間
その後は1-1のまま、ボールを支配しチャンスを作ろうとするベレーザと、それを途中で奪ってショートカウンターを仕掛けたい長野の激しい鍔迫り合い。
再びベレーザがリード
41分、中盤でベレーザの木下選手が数人に囲まれながらボールキープ、抜け出して右サイドへスルーパス。
藤野選手がこれを受け、再びドリブル開始。
加速で抜け出された岡本選手が、我慢できず接触してしまいPKの判定。この時にゴール裏方面で主審を口汚く罵る声がありましたが(ホームでは見ない人?)百害あって一利もありません。しかもこういう人に限って声でかい。思うのは自由ですが、ホントやめて。
藤野選手がこの試合2点目を冷静に決め、2-1。
そのままスコアは動かず、2-1とベレーザが再びリードを奪って前半終了。
ハーフタイム
パルセイロレディースは、後半から菊池選手に代えて上田選手が出場。
後半
一進一退の攻防
もう写真のみで。ホント一進一退でした。
再び同点に
69分、パルセイロレディースにCKのチャンス。
大久保選手の蹴ったボールは、手前のポストを掠めてゴール前からゴールの中へ。上田選手が触る前に入っていたかどうかですが、記録では上田選手のゴール。
手前では、誰が決めたかということより、同点に追い付いたこと自体への喜びの爆発に見えました。先月のモヤモヤしていた頃のパルセイロレディースでは有り得なかったであろう同点劇。
名門の意地
76分、ベレーザはCBの宇津木選手からロングフィード。これを藤野選手が受け、中央へのラストパス。最後は小林選手が冷静に決め、4試合連続ゴールで三度勝ち越し。パルセイロレディースの息の根を止めた、かに見えました。
一歩でも、前へ
田代監督は、79分に奥津選手に代えて、前節レッズレディース戦で決勝点を決めた鈴木日奈子選手を投入。勝負に出ます。
いつの間にか、何度もゴール前に迫るのはパルセイロレディースの方になっていました。ベレーザは守りの意識が強くなったか、単発のカウンター狙いのように。
底力の証明
試合も大詰めに近付いた89分、中盤から伊藤めぐみ選手→大久保選手と繋ぎ、瀧澤選手へ。
瀧澤選手の左右斜め前にFWが走り込み、瀧澤選手は左の鈴木選手を選択。この時の右に走り込んだ上田選手の走りも凄く良かったと思います。これでベレーザのCB2人が上田選手の方を向いてしまい、CBの背後とSBの間に鈴木選手が走り込む形になりました。
交代出場の鈴木選手が2試合連続となるゴールで、3-3の同点。
正直、現場で見ていて(楽しくて)訳が分かりませんでした。
もう7年以上このチームを見て、今シーズンが一番訳が分からないかもしれません。ただ、試合の展開だけ見れば、3度突き放され3度追いすがった。勝ちと引き分けの差はありますが、2016年の0-2から大逆転したINAC戦、2021年の0-1からロスタイムだけでひっくり返したレジーナ戦に匹敵する劇的な試合でしょう。今年というか最近のパルセイロレディースはアウェーでの成績の方が多分良いのですが、アウェーまで見に来て本当に良かったと思える瞬間でした。
更に前を向いて
ロスタイム、田代監督は中盤の伊藤めぐみ選手に代えて、前線の川船選手を投入。前からの圧力を更に増やします。
92分、最後のビッグチャンスはパルセイロレディースに。
瀧澤選手が相手を引き付けてのショートパスがゴール前の鈴木選手へ。鈴木選手は左に持ち替えて一人躱しシュートも、惜しくもバー直撃。こぼれ球を瀧澤選手が狙うもベレーザDF陣が懸命のブロック。まさかの大逆転は紙一重で達成できませんでした。
試合終了
引き分けだけど、それぞれの悲喜こもごも。
シーズン最終戦のススメ
いかがでしたでしょうか?
今回のnote、やたら作るのに時間かかってんなと思ったら、150枚以上の画像を使用(全てリサイズ、一部加工)してました。それくらい、伝えたい試合でした。
この記事を見て楽しそうだなとか、うらやましいなとか、何か(下忍)ムカつくなと思ったそこの貴方。
今週の土曜日、14時キックオフで今シーズンの最終戦があります。場所は長野Uスタジアム。
相手は2位が確定かな?強豪INAC神戸。正直、シーズン開幕前に日程見た時には何で最後に3強と3連戦とか罰ゲームしなきゃいかんのとWEリーグを恨みましたが笑、まさかこんな楽しみな最終戦になるとは思いませんでした。
また思わぬ善戦を見せてくれるかもしれない。大敗するかもしれない。泣いても笑っても、このメンバーでの試合はこれが最後。
引退する肝付萌選手も含め、選手に会いに来てください。現地で喜怒哀楽を体感してください。それはきっと、初めてでもお久し振りでも関係なく感情を揺さぶられると思います。
詳細は以下公式HPのリンクから。
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