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2022-23最終章、ホーム神戸戦

2023年6月10日、長野Uスタジアムを会場に、
AC長野パルセイロレディースvsINAC神戸レオネッサ
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。

試合前

チームの状況

この日がWEリーグ2022-23シーズンの22節、最終節。長いリーグ戦もこの試合が最後です。
パルセイロレディースは、一時的に最下位まで落ちたこともありましたが、最終節までの10試合を4勝3分け3敗。最後に来てH浦和、Aベレーザ、H神戸とリーグ3強との3連戦鬼畜日程だったところ、優勝まであと半歩の浦和に逆転勝利、2位の可能性を繋ぎたかったベレーザにアウェーで殴り合いの3-3ドロー。上り調子で5位から8位までの最終順位可能性を残し、昨年王者で2位が確定しているINAC神戸レオネッサとのホームゲームに臨みます。
田代監督の契約満了、小笠原強化担当の退任、肝付萌選手の引退と寂しいニュースも続きましたが、最終戦は悔いの残らない試合になるよう祈るばかりでした。

下忍の状況

本当は別の試合(女子U18リーグ)を見てからキックオフまでにこちらに来る予定もありましたが、諸事情でそちらに行かれなくなり、長野Uスタジアムに直行。到着したのは先行入場の始まる12時の少し前でした。

開場前

お天気は、雲はあるものの晴れ。風が吹くと気持ちいいですが、風がないと蒸し暑い陽気でした。

この日は長野県警がパトカーや白バイを展示。
私、あんまり良い思い出ないんですけど笑(事件の犯人の容疑で自宅に来られたことがある)折角なんで、パトカーの後部座席で捕まった風の写真を撮らせていただきました。

定番の、長野市「中華賄い料理 橙宴」さんで、唐揚げと五目かた焼きそば(焼きそばはハーフタイム)を購入。

入場後

メインスタンドに向かうと、子どもたちのサッカー教室が終了したタイミング。あ、川船選手。今日は出場はなしか・・・。子どもたちが元気よく、名残惜しそうに声を掛けていました。

長野県警のライポとライピィが中村恵実選手と記念撮影。一緒に来た警察官の方も、選手に声を掛けたり楽しそうでした。

ゴール裏&売店からのバックスクリーン。

最終節だからという訳ではないですが、ミニ色紙500円×10枚、1,000円くじを4回と合計9,000円の散財。
ミニ色紙は10枚に2枚サイン入りがあったそうですが、10枚買ってサイン入りはゼロ(´;ω;`)○坂さんは10枚中?7枚もサイン入り出てたのに・・・。
その反動か、1,000円くじは3回目で大当たりゲット。ナンバー型キーホルダーのコンプリートセット。でかい。車に戻って置いてきました。本当は缶バッジコンプリートセットが欲しかったがさすがに無理でした。34番中野選手が製作の都合でないのも残念。

マッチデープログラム配布に来ていた中村恵実選手と橋谷優里選手。運営ボランティアのボスに一応許可を撮って、入場者が途絶えたところで1枚。長野県警来場中ということで、中村選手が敬礼ポーズをしてくれました。橋谷選手はさすが、ファンサの時の動きがアイドルっぽい笑

両チーム、先行GK練習開始。今シーズン限りの現役引退を表明しているINACの武仲選手もリザーブで登場。

両チーム選手登場、練習開始。

現役引退を表明している肝付萌選手。最後の試合はリザーブから。全治8週間と発表されていた骨折からほぼ2ヶ月。ギリギリコンディションを上げて間に合いました。

2階席には、肝付選手の横断幕やユニ、オレンジ色で作った「2」の文字。横断幕には、有志が練習見学最終日や試合当日の横断幕掲出前に寄せ書きをしました。私も書かせていただきました。

選手入場

パルセイロレディース側の先発イレブン。

INAC神戸レオネッサ側の記念撮影。リザーブの武仲選手も宮本選手と天野選手?と1枚。

この日は明治安田生命長野支店サンクスマッチということもあり、始球式を務めたキャラクター「ライトくん」と「かめろん」も一緒に記念撮影。しかしかめろんは全く前が見えないらしく、最短距離で退場する間に選手記念撮影が被ってしまいました笑

試合開始

前半

ややINACが押し気味だけどがっぷり四つの展開の中、均衡が破れます。

28分。伊藤めぐみ選手からのパスを受けた菊池選手が、シュートフェイントで守屋選手をかわしてシュート。DFに当たって角度とスピードが変わったボールはそのままゴールに。AC長野パルセイロレディースが先制します。

INACは43分(記録は44分)、相手がクリアにもたつくところを見逃さずFW愛川選手がシュート。ブロックに当たったこぼれがCBとGKの間に。これを守屋選手が落ち着いて決めて試合は1-1の同点に。

前半はこのまま1-1で終了。

ハーフタイム

INACは愛川選手に代えて阪口選手。パルセイロレディースはHTでの交代なし。

後半

パルセイロレディースは63分、菊池選手と三谷選手に代えて、鈴木選手と榊原選手を投入。

67分。パルセイロレディースは大久保選手からのスルーパス。裏に抜け出した瀧澤選手が中央やや右へのクロス。これを榊原選手がダイレクトボレーでゴール!パルセイロレディースが再び先行します。

3強最後の砦相手に、勝利も見えてきました。

INACも攻勢を強める中、69分にパルセイロレディースは再び2人交代。大久保選手と伊藤めぐみ選手の中盤2枚に代え、肝付選手と太田選手を投入。大久保選手からキャプテンマークを引き継ぎ、現役最後の試合はキャプテンとしてピッチへ。

左サイドの攻防の中で、太田選手が田中選手からスライディングでボールを奪った場面、間もなくINACボールになった土光選手のロングフィードを上田選手がスライディングでブロックしてスローインにした場面では、気迫溢れる若手2人の姿にメインスタンド(目の前)も応援のボルテージが一気に上がっていました。

75分頃、左サイドで奪ったボールを10本のパスで繋ぎ、上田選手のポストプレーから最後は瀧澤選手がシュートも、これはサイドネット。

「ピンチの後にチャンスあり」とは良く言ったもので(逆も同様)。直後にINACが小山選手からのクロスを、阪口選手がダイレクトボレー。これが山なりの軌道を描いてGK伊藤有里彩選手の伸ばした手も届かずゴールへ。
そういえば、アシストした小山選手はレンタルでINACにいるけど、元はセレッソレディース。2019年には長野が降格した時の因縁の相手。小山選手は中3?でフル出場してたはず。その前にパスを出した成宮選手は、ジェフレディース時代にUスタでとんでもないゴール決めてた記憶があります。

入場者数1,807名、ボランティア参加者24名。
1,807名は今シーズン最多?はっきり言っておきますが、クラブの集客が実を結んだとはとても思えません。この試合に向けて何かしましたっけ。選手の頑張りと、これだけの試合が出来るチームがシーズン終了してしまう寂しさが多くの人の足をUスタに向けさせたんじゃないですかねえ。

お互い一歩も引かぬ攻防の中、パルセイロレディースは85分に最後の選手交代。上田選手に代えて小澤選手がピッチに。

86分、浮き球のパス一発で抜け出したINACの田中選手。スライディングブロックにいった岡本選手をかわしてシュートも、至近距離でGK伊藤有里彩選手がビッグセーブ。逆転弾を許しません。

ロスタイム1分。小澤選手が裏に抜け出しゴールもオフサイドの判定。短い時間でオフサイド後にシュートしたのが2度目だったからか、小澤選手に警告。公式記録でもC5(遅延行為)となっているので、そういう理由だと思いますが。本気で勝ちにいってるチームが遅延行為は無いと思うんですけどね。1度目はともかく、2度目は笛吹いた時にはもう走り込んでシュートしかけてたし。

最後のコーナーキックに肝付選手が頭で合わせましたが枠の上。ここで試合終了、長野2-2神戸で引き分けとなりました。

試合終了後

25分ほど後から、ホーム最終戦セレモニー開始とのお知らせ。

INAC神戸レオネッサの選手は、ゴール裏とメインスタンドアウェー側に挨拶。

山下選手は諸事情なのかそのままロッカールームへ直行。残った選手で記念撮影。

試合前日の私のツイートですけど、結局INACさんの引き上げまで長野側からは何も無し。裏で元INAC組から花束贈呈とかあったらいいなあ。あったら。

元INAC組の菊池選手と長江選手は、この後アウェーゴール裏に向かいINACサポの皆さんに挨拶。福田選手はカレー売り場で何人もサポ捕まえてたから挨拶は大丈夫なのだろうか笑

ホーム最終戦セレモニー

全選手・スタッフと、パルセイロの今村社長が並び、セレモニー開始。

先ずは今村社長挨拶。シーズン振り返りとか色々内容は良いんですが、ちょっと長い。そして時々笑わせてくるのはガチなのか天然なのか。「リバーサイド」では練習しません笑。苦笑いするしかないじゃないすか・・・。

リバーサイドはこっちです。

続いて、任期満了となる田代久美子監督の挨拶。もうクラブは前言撤回して再契約オファーすればいいのに。と何人もから言われました。私に言われましてもなんですが笑、発表のタイミングでは新潟に抜かれそうな(というか新潟が好調だった)感じだったのかな。あの辺の見通しが暗い時期に決めないと次の監督探しに支障が出たんじゃないかなと邪推します。もう少し早く良い流れが出来ていたら・・・。
挨拶終了後、大久保キャプテンから花束が贈られました。

シーズン通じて、SNSでの発信がチームの中でも多かった大久保選手。この挨拶でも観客数についても触れるなど、チームの事を考えた内容でした。

いよいよ、引退する肝付選手の挨拶。

ここまで残ってくれたINACサポへの感謝、パルセイロレディースサポ・クラブへの感謝、仲間や監督への感謝、両親への感謝など、感謝に溢れたものでした。2部に降格しズタボロの長野に来てくれて3年半。本当にありがとう。
でもね、ひとつだけ違うよと言いたいのは。
「華々しい実績も何もない私を長野が迎え入れてくれた」って言ってたけど、2020年に肝付選手が入団するというニュースが入った時、何人かからSNSを通じて「肝付選手はこんなに凄い選手」というメッセージが来ました。私がブログで選手紹介名鑑を勝手に書いてたからだと思いますが、藤枝順心時代からの熱烈なサポーターがこんなにいるんだと驚かされました。

花束贈呈は、17年間のサッカーキャリアを支え続けたご両親から。
お母さんはそのまま田代監督ともハグ。大学でサッカーを辞めようと思っていたという肝付選手に長野入団を勧めたのも、山梨学院時代の恩師田代監督かもしれません。

セレモニー終了後は、アウェーゴール裏のINACサポさんへの挨拶から始まり、バックスタンド、ゴール裏と場内一周。INACサポーターからはAC長野コールと肝付萌コール。長野サポからはレオネッサコールが返されました。遅くまで残っていただきありがとうございました。

スクリーンには、シーズン途中に移籍した選手も含め全選手の紹介映像が。残念ながら途中加入でUスタでのリザーブ入りは果たせなかった中野琴音選手と梅村真央選手の映像もありました。

シャナナやパルセイロレディースコールの後、肝付萌コールに押され、肝付選手の挨拶。

挨拶の直後、岩下選手に捕まり強制的に胴上げ。

顔を打った人が。

嫌がる田代監督も強制胴上げ。お疲れ様でした。

サポーター、選手の集合写真。前列に並んだのは、シーズン通してクラブを、チームを支え続けたボランティアスタッフの皆さんでした。

その後、同じく運営を支えてくれた下部組織AC長野パルセイロシュヴェスターの皆とハイタッチしながら、メインスタンドに移動。やはりシーズン最終戦とあって、家族や同級生などそれぞれの知人が多数来られていたようでした。

セレモニー途中から?小笠原前監督の姿も。

今年最後の試合後円陣、からのシーズン一本締め。

ベテランの域に入った2人、最年長の國澤選手と選手会長の三谷選手。

あとはコロナ前のような、それぞれの記念撮影。
一人、一緒に撮影する選手の行列が絶えない大人気の方が。ここでは自粛しますが笑
昔なら、最終試合の後にも皇后杯があって、皇后杯敗退後も数回の練習があったりでファンサやお別れのタイミングもあったんですが、秋春制のせいでそれもなし。おのれ○嶋!そしてファン感は限定120人の抽選。外れたらまずい人とかどうするんだろう。いくらなんでも少な過ぎるし。

道中本当に苦しかった、そして最後は強豪との連戦を楽しくさえ感じた不思議なシーズン。皆さんお疲れ様でした。

肝付選手は最後までメインスタンドでファンサ。
セレモニー開始から1時間以上経っても、まだこれだけの人が名残惜しく、肝付選手を見送っていました。

2022-2023シーズンWEリーグを最後に、スパイクを脱いだ肝付萌選手。
お疲れ様でした。台風19号の傷跡残る長野に来てくれて、コロナ禍を耐え、3シーズン共に戦ってくれて、ありがとうございました。

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