変革を生み出す、課題発見力
2024年1月、井上さんが「GENIEE CHAT」の事業責任者に就任しました。常に課題意識を持って取り組むという井上さんに、コンスタントに成果を出し続けるための考え方を伺いました。
※この記事は2024年1月に作成したものです
※所属・役職はインタビュー当時のものです。
100個以上の改善項目が成果に繋がる
ーーCVG事業本部の現在の状況はいかがでしょうか
私が管轄している事業部ではサイトの申込や購入をチャット型式で行うことで、問い合せ数を増やす「GENIEE CHAT」、一度申込/購入フォームに情報を入力したもののサイトから離脱してしまった人にリマインドメールを送れる「GENIEE ENGAGE」を扱っています。
14期は特に「GENIEE CHAT」のCVR改善プロジェクトに注力しています。100個以上の改善項目を開発とCSが連携し、一つずつ潰していくことでプロダクトのアップデートを続けています。競合よりも良い成果が出るまでCommitmentした結果、大型のお客様が持つ複数の商材で効果が認められました。この成功事例から代理店さんを中心に口コミで広めていただき、今では毎週のように検討度の高い大型のお客様から問合せが届いています。プロダクトがお客様に価値貢献できていることを肌で感じ、嬉しく思っています。
ーー事業をけん引する立場として、意識しているValueはありますか?
LogicとCommitmentを意識しています。
不確実性の高いなかで意思決定の精度を上げていくためには、定量的なデータを用いることが重要だと考えています。
ただデータを集めるのではなく、「仮説を検証するためのデータとは何か」を考え、集め、そして分析することを意識して日々行動しています。
分析をもとに下した意思決定が正しいかどうかの証明はできないので、信じてやり切る力が重要です。最後は量をこなしていくことで、意思決定を「正しく」できると思っています。
挫折ではなく「課題」と捉える
ーー成果が出るまでに挫折と感じることはないのでしょうか?
挫折だと感じた経験はありません。
自分にとって上手くいっていないことは失敗ではなく課題と捉えていて、それを埋める作業をしているだけなんです。
仮に、掲げた目標をある時点においては達成できていないとしても、それはあくまで時間軸の話なので、乗り越えるための課題が次の時点までにクリアになっていればいいだけのことです。
ーー井上さんのように活躍したいと思っている若手メンバーに向けて、アドバイスはありますか?
特に若手の人は、これからも仕事のなかで何度も壁にぶつかるかもしれません。その時はそれを挫折ではなく、次の成長に繋がる課題を見つけられたのだと、ぜひプラスに捉えてみてください。いま逆に課題のない仕事をしているのだとしたら、時間がもったいないなと思いますね。
それともうひとつ。大学時代の経験から、成果を出すためには「量が正義」だと思っています。
量とは言っても”アウトプット量”の話です。
若いうちにアウトプット量をたくさん出すためには、実際たくさん働くのは現実問題、必要だと思います。このご時世、大きな声では言いづらいですが(笑)。ただやみくもにアウトプットするのではなく、目的を明確にした上でそれに近づく手段として、アウトプット量を増やしPDCAを回していくことを習慣づけてほしいです。
競合に負けないベンチャーマインドを
ーー今後の意気込みを教えてください
業界を変えられるような課題に向き合い、業界を変革させたいです。「業界を変えられるような課題に取り組み変革できれば一流の定義の一つ」と、ある社長とお話したのが昨年の大きな学びでした。
事業規模の拡大に伴って取り組む業界課題を大きくすることが事業成長にも繋がるので、事業部としても個人としても、もう一段階成長できればと思います。