iPad でMac とスマホの使い方が変わりそう
昨日は丸一日 iPad Pro を触っていた
iPad を買ったのはもう10年ぶりぐらいではないだろうか。Note の色々な記事を読んでいて、画面が大きくなって使いやすく、絵も描きやすいタブレット程度の物を想像していた。また、Chrome ブラウザーから操作はできるが、エクステンションなど使いにくい機能が多く、ブラウザーを離れてアプリで操作はできるが、ブラウザーのUIとまるで違って躊躇するなどのイメージをぼんやりと浮かべていた。
実際に使ってみて、印象は全く変わった。アプリのUIがブラウザーベースと全く違って、メニュー項目を見つけるだけで最初は一苦労だったのは事実だが、ただ単に並べ替えただけでなく、ある程度の制限はあるものの、アプリウィンドウ内で WISIWIG (What you see is what you get.) を最高の効率で実現している。MSDOS から Windows に移行したときに似た感動がある。
作業スタイルの変化
僕は、昔から画面下部のドックからアプリを切り替えてコピーペーストをしたり、各機能の連携を取らせる作業スタイルをとっているので、iPad のマルチウィンドウ機能のような使い方はしていなかった。マルチウィンドウの良さは、ブラウザーのタブと一緒で、ウィンドウとタブの組み合わせによって、知らないうちに恐ろしくたくさんのタブを開いてしまったりという非効率な使い方をせずに、実際に画面を並べて目で確認しながら機能を選ぶことができることだ。
これだと、使っていないウィンドウ、機能を認識して消すことによって効率が上がる。
MacBookでもOSアップデートでマルチウィンドウ機能が使えるようになっていたのは知っていたが、何十年も行っている作業スタイルを変える必要性を感じていなかった。
iPadのおかげで、MacBookの方でも作業スタイルが変わり始めている。
デバイスの連携
Androidスマホは、仕事や友人との連絡をとり、時間潰しにダウンロードした大量のラノベを順番に読むこと以外、情報端末としてそれほど活用していなかったが、アプリの動作は比較的完結しているので、MacBook、iPadと組み合わせて情報処理もしてみる動機ができた。
iPadもイラストを描くことを中心に考えていたが、アプリやブラウザーアプリでやりにくい作業、効率が悪い作業だけを引退寸前であろうMacBookにやらせてほとんどの作業をiPadに任せることで、MacBook Proの延命もできそうだ。
現時点では、もうiPadをiPadとほとんど認識せずに作業ができている。
Appleのすごいところは、最先端のUIを常に横断的に開発しているところだが、ジョブスがいなくなった今、それが続いていることを実感するのは嬉しい。