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「誰かの力になりたい」希さんがライターで叶える未来
オーガニックコスメの販売員を経て、現在は法律事務所で働きながらWebライターとしても活動中の小山希さん。
その原点にはいつも「誰かの力になりたい」という想いがあったといいます。
ふんわりとした雰囲気と穏やかな話し方が印象的な彼女が、書くことで叶えたい未来についてうかがいました。
香りの力で人を癒す職業から法の力で人を助ける現場へ
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ーー法律事務所で働く前は、オーガニックコスメの販売員をされていたそうですが、なぜ美容関係の道を選ばれたのでしょうか?
もともとアロマやオーガニックコスメの「人を癒す香りの力」に関心がありました。
でも、オーガニックコスメを扱う会社への就職を決めた一番の理由は、看護師をしている母のように、困っている人をサポートしたいという想いがあったからなんです。
ただ、血を見ると震えてしまう私には、母のような医療系は向いていなかった。
それなら、癒し効果のある「香り」に関わる仕事を通じて、心身ともに疲れた人々を元気づけられたらと思い、オーガニックコスメの販売員になりました。
ーー素敵な理由ですね!販売員のお仕事でやりがいを感じた点や、逆に苦労した点などもぜひお聞きしたいです。
私が勤めていた百貨店内の売り場には、夕方以降になると、仕事帰りの女性が多く来店されていました。
そのお客様方が「疲れきってクタクタでも、オーガニックコスメの香りを嗅ぐと明日からまた頑張ろうと思える」と言ってくださっていたんです。
そんなお客様の笑顔を見るのが嬉しくて、この仕事にやりがいを感じていました。
でも、一日中立ちっぱなしの仕事は体力的にもきつく、個人の販売成績を出されることにもつらさを感じていたんです。
私は社歴のわりには成績もよかったのですが、人と競うことが好きではありませんでした。
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ーー肉体的・精神的なつらさを感じながらも、やりがいを持って取り組まれていたのですね。そこから法律事務という全くの異業種を選ばれた理由は?
まず体力面を考えて、土日休みの事務職に転職したいと思いました。
そのなかでも「法律事務」を選んだ理由は、なにか専門的な職業に就きたいと考えていたからです。
法律事務所へは、人生において重大な決断を迫られているような方が来られるんですね。
大きなトラブルに巻き込まれ自分では解決できないときに、最後の砦として弁護士を頼る、このようなケースが日常茶飯事です。
無事に事件が解決すると、弁護士ではない私にも「ありがとう」と言ってくださって。
それがとても嬉しいんです。
職種は違っていても人の力になれるという共通点があると思っています。
書くことで誰かの力に
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ーーそこからWebライターの道へと進まれるわけですが、いろいろなお仕事があるなかで、なぜライターを選ばれたのでしょうか?
2つの仕事を通じて、自分の根底にはいつも「誰かの力になりたい」という想いがあるんだなと改めて気づいたんです。
人をサポートする仕事がしたいという想いが仕事を選ぶ基準だったのだと。
そして、私はもともと自分の気持ちや考えを文字にすることが大好きでした。
嬉しいことや新しい目標ができたときには、書くことでそのワクワクした気持ちを忘れないようにしてきました。
反対に、嫌なことやつらい出来事があったときには、文字にして客観的に見つめたり気持ちを吐き出したり、書くことを心の拠りどころにしていたんです。
さらに、Web上の記事やコラムに私自身が助けられてきたなと。
困ったことがあればインターネットで検索し、たまたま目に留まった文章から新たな気づきを得たり、勇気をもらったりすることも多くありました。
ライターなら、自分の軸となっている「誰かの力になりたい」という想いを、好きなことで叶えられると思ったんです。
きっかけはワーケーション
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ーー法律事務所に勤務する傍ら、Webライターとしての活動をスタートさせるという決断には、なにかきっかけがあったのでしょうか?
行きつけの美容室で髪を切ってもらっているときに、お客様のなかでワーケーションをしている方がいると聞いたんです。
「ワーケーション」という単語はそのとき初めて耳にしたのですが「天気がいいってだけで沖縄行きの航空券を取って行っちゃうんだよ」との話にとても衝撃を受けました。
社会人でそんなことができるなんて想像もつかなかったですし、普通に会社で働くことしか知らなかったので、その話を聞いて私もなにかをやってみたいと思ったんです。
ちょうどその頃、法律事務の仕事にも慣れ、気持ちに余裕が出始めたときでもありました。ここだけでこのまま働き続けるのではなく、この仕事も大切にしながら、新しいことにチャレンジしてみたいなと思い始めていたんです。
ーーそれがライターとしてのお仕事だったのですね。両立は大変ではないですか?
大変ですが、長年やってきた法律事務の仕事も、新たな視点でより楽しめるようになってきたんです。
そして、ライターとして新たな可能性を模索していけることにもワクワクしています。
ライターで叶える未来
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ーーWebライターとしての道を歩み始めた希さん。これからどのようなジャンルにチャレンジしていきたいですか?
法律事務の経験を活かせるジャンルでも執筆してみたい。
法律事務をしている私がライターとしてどんなことをお伝えしていけるか、とても楽しみなんです。
ーー現職と関わりの深いジャンル以外にも、興味のある分野はありますか?
オーガニックコスメの販売の経験を活かせる分野にもとても興味があります。
働く女性に向けたものや、女性に寄り添った記事が書きたいです。
美術館も好きなので、美術や芸術に関するメディアでの執筆にも憧れます。
あと、外せないのは京都!
最終的には移住したいと思っているくらい大好きな場所なので、ライターとして関われたら嬉しいです。
そしていつか、書く仕事でワーケーションを叶えてみたい!
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インタビューのなかで何度も「誰かの力になりたい」「困っている人をサポートできたら」と話す希さん。
そんな素敵な志を持った彼女が紡ぐ言葉には、人を想う優しさがあふれています。
ライターというお仕事で希さんが思い描く未来は、それほど遠くないと感じました。
希さんのnoteはこちら☟
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