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【映画記録】『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』3回観た

 『Attack of the Killer Tomatoes!』アメリカのホラーコメディ映画です。私の記念すべきファーストB級映画。年末にアマプラで配信していた(2024年8月現在も配信中)ので、ゲゲゲの鬼太郎に熱狂する世間を横目に3回観ました。ふざけ倒してて良い味が出てる(トマトだけに)ので、機会があれば迷わず観て欲しい作品です。

あらすじ

 ある日、アメリカのとある町の住宅で、主婦が血まみれの変死体となって発見された。現場を検証した警察は、凶器も侵入経路も見つけられない中、死体を覆っている血に違和感を抱く。
 ペロッ………
「トマトジュース…!」
やがて全米各地でトマトによる人間の襲撃が続発した。

 気になる人はWikipedia(アタック・オブ・ザ・キラー・トマト - Wikipedia)を参照してください。ぶっちゃけノリで観たので詳細を覚えていないのです。そう、3回も観たのに。

狂暴化したトマト

 普通のトマトが軍の実験だかなんだか色々あって、人を襲うようになります。見た目は至って普通のトマトで、ポスターに描いてあるような顔も牙もありません。ありきたりなトマトがゴロンゴロン転がって襲い掛かってくる。ヘタを側面にして、タイヤみたいに転がってくるイメージです。
 物語が進むにつれて、トマトは徐々にサイズアップ(低予算なのかハリボテ工作)します。最終的には人間の背丈くらいになるので、運動会の大玉転がしみたいな絵面になります。えぇ、これはホラー映画です、怖がるところですよ。
 グジュグジュグジュみたいな鳴き声を出し、高笑いしながら転がって登場することもしばしば。あと水陸両用なので、海水浴中のビキニのお姉さん達が、海に浮かぶトマトに襲われて迫真の悲鳴を上げるシーンもあります。ジョーズみたいでホントおっかないですね。
 私はさっきから何の話をしてるんだ⁇

役者の演技は100点満点

 捜査官・ディクスンはトマト沈静化を命じられ(ディクスンは権力者のスケープゴート要員)、水泳選手とかモノマネ名人といった、使い物にならない 尖った特殊部隊を預かります。ディクスンはあの手この手でキラートマトの弱点を探り、遂にロニー・デズモンドの『Puberty Love(思春期の恋)』(なんとも味のある音痴曲)に辿り着きます。
 生き残った市民をスタジアムに集めてキラートマトを誘い出し、大音量で『Puberty Love(思春期の恋)』を流すと……なんとキラートマトが普通のトマトに弱体化!みんなでトマトを踏みつぶし、勝利の喜びに包まれた。
 ……かと思いきや、ヒロインが悲鳴を上げた先に1体のキラートマトが残っていました。どうやらこの個体だけ、イヤーマフ(手編みでちょっとヨレてる)を装着していたようです。ディクスンは冷静に、『Puberty Love(思春期の恋)』の楽譜をキラートマトに見せ、見事キラートマトの弱体化に成功。今度こそ大団円です。ディクスンとヒロインは熱い抱擁を交わし、永遠の愛を誓うのでした🥕
 そして、次はニンジンが狂暴化する予兆が示唆されて物語は終了。最後までホラーでしたね~。

 この訳の分からないストーリーを、100点満点の演技で見せてくれるから面白い。えぇ、面白い映画ですよ。つまらないと思う人は面白いと感じるまで観てください。絶対に後悔します。



(余談)チェーンソーマンのOPで特に脈絡なくパロられてる

ほんの2秒程度のカットです

 割と序盤のシーンですね。「対トマト特殊捜査チーム」がキラートマト対策を練るために、せンまい会議室にノロノロガチャガチャ入室する場面です。奥の席から詰めて座るとかいう常識は無い。
 私はチェーンソーマンを観てから 前知識無しでキラートマトを観ました。「なんかこの構図……知ってる!?どこで見たっけ?!」と美味しい反応を示すことができて大満足でした。
 なんでパロディ化されたのかサッパリ分かりませんが、これはチェーンソーマンサイドの問題なので何とも言えません。私にできることは、『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』を純粋に推すことだけです。
 では、4回目が始まるので今回はここらへんで🍅

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