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日蓮の思想を身口意の三業で実践する在家信者。日蓮思想の真髄に迫ることで、現代社会の闇を…

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日蓮の思想を身口意の三業で実践する在家信者。日蓮思想の真髄に迫ることで、現代社会の闇を切り開いていきます。

最近の記事

立正安国論 私的現代意訳①

第一問 旅客の嘆き 「21世紀は希望あふれる時代だと思っていた。20世紀を教訓にして、あらゆる差異を乗り越え、世界中が地球的問題群に一緒になって立ち向かっていくと信じていた。しかし、21世紀開幕の年に9.11が起こったのをはじめ、各地で大規模災害が頻発し、さらに再冷戦ともいえる状況に各地の内乱や地域覇権を目指す組織が再活性化している。宗教団体はじめ各平和団体は世界平和を訴えている。政治団体も改革を掲げる。経済界も技術革新や経営革新を唱え、教育界や学術界も新たな試みに取り組ん

    • 一生成仏とは?

      日蓮が建長七年(1255年)に執筆したとされる『一生成仏抄』 短い文章の中にも、日蓮思想の要諦が詰まっています。 そもそも、一生成仏とは何なのでしょうか? 文字通り、一生の間に成仏する事です。 ♦一生について 日蓮思想にとっては、前世(生まれる前の人生)や来世(死んだ後の人生)は方便(巧みな手段)であり、本来の目的はこの一生、つまり一度限りの人生を充実させる事です。 前世や来世が方便である限り、上手く使いこなさなければ、かえって害を及ぼすことになりかねません。 例えば、

      • 宗教は戦争の火種でなく、平和の種だ

        ◆はじめまして 私は日夜、身業(行動)口業(言動)意業(意思)において仏道修行に励む在家信者(出家していない一般信徒)です。 昨今のガザ情勢、またはIS、9.11など、一般的に宗教に馴染みのない人々にとっては、宗教が戦争の火種と映るかもしれません。 まさにマルクスの言うところの『宗教はアヘンである』と。 しかし、宗教を具に探求してみると、宗教は戦争の火種どころか、平和の種である事がわかるのです。 では、なぜ宗教が戦争の火種となっているように見えるのか。 それは、①指導

      立正安国論 私的現代意訳①