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2020年6月に読んだ本

在宅勤務もあり最近また本を読む時間が増えてきたので、備忘録として。

本を読む人だけが手にするもの

本を読むのがどこか億劫になったり、本の選定がしっくりこない時、この手の「読書論」的な本を手に取る。

その度にまた読む活力が出てきたり、普段と違う種類の本を手に取ったりする。行動に変化が生じているのであれば、このような本を読む価値も一定あるということだろう。

この本は読書について、「他人の脳のかけらを自分の脳につなげる」ということばで表現をしている。

乱読とはまさにこういうことで、その本に詰まっている知識をすべて血肉化するというよりかは、断片的に自分の中に新しい視点を取り入れたり、既にある視点を強化するものである。

たまにそうやって「何で本を読むんだっけ?」という立ち位置を修正しながら本を読むことが、実は結構選書の精度を上げたり、読書自体を楽しむきっかけとなっている。

じいちゃんのよる

絵本はものすごく短時間でアートと物語を同時に楽しめるエンターテインメントだ。

この絵本はたまたま何かの本で紹介されていて、なんてことないストーリーだが、おおざっぱに描かれた絵がとても素敵だ。いつか子どもを持つ機会があれば、いろんな絵本を与えてみたいと思っている。

食べられる虫ハンドブック

昆虫食に興味がある。自分で食べる機会はなかなか作れていないが、生きているうちにもう少し勢力を拡大して我々の日常に近づいてくることは明らかだろう。カミキリムシはトロのようで、とびっきりに美味いらしい。

ちなみに妻が非常に嫌がり、この話をすると論争が起きるため注意が必要である。

涼宮ハルヒの憂鬱

遂にラノベを読みだした。敬遠していたなどは全く無いが、単にどのラノベから読めばよいか分からずにいた。ハルヒはアニメ版が面白かったので読んでみたが、物語が動くスピード感とぶっとび加減が絶妙で、あっという間に読み切ってしまった。小説や漫画が好きな人の新たなジャンルとして、ラノベは強くオススメできる。他にもたくさん出ているようなので、引き続き読んでみたい。

いますぐ書け、の文章法

読書論的な本と同じで、書くのに詰まった時もこの手の本を読む。読むより書けよという感じだが、書く気がしない時もあるのでいたしかたない。書くための本を読むことで結果何かしら書いているんだから、まぁそれで良いや。

アフィリエイトで稼ぎたいとか有名になりたいとかそういうことではなく、ただ何かを書いて誰かの心を動かしたい人は、読んでみると発見があるだろう。

タイトルの付け方とか文末で使わないほうが良い言葉とか割と具体的な内容もありつつ、最終的には「いますぐ書け」ということばに戻ってくるのは心地よい。
書くことによって得られる経験は、書くことによってしか得られないのだ。だから、いますぐ書け。

ジオラマ

桐野夏生は割と若い頃に手に取ってから、たまに読んでいる。

これは彼女の短編集で、先月読んだ『錆びる心』の方が好きだったかなーと思ったけど、最後読んで振り返ってみるとなかなか濃い短編集だった。

『蜘蛛の巣』と、タイトルにもなっている『ジオラマ』が面白かったかな。住んでいるマンションがちょうど9階だったので、描写がものすごくリアルに実在する世界として感じられた。

ご長寿猫の医・食・住

愛猫が11歳になった。吐く回数が増え、CTを撮っても問題が発見されなかった。残りできることは、食事やストレスの改善くらいだろう。
猫はとても繊細な生き物で、その分飼い主の愛情がダイレクトに寿命や健康に影響する。知識を補うことで彼が一日でも長く生きてくれるなら、こんなに嬉しいことはない。


おわりに

今月はチーム論的なものや、もう少しデジタルマーケティングに近い領域の本を読んでいる。単純に読みたいものと、読まなきゃいけない気がするものがうまく混在している時は飽きずに良い読書ができる。


また、筆者が少なからず影響を受けた本やオススメしたい本をPinterestボードにまとめてみました。気が向いたら更新するので、良ければご覧ください。
https://pin.it/5qrXhET


では。

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