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「あいまいなゲーム」 200630 日記

・先週は上半期ドタバタランキングトップ3にランクインする一週間だったので、落ち着いてきた今日のタイミングで部屋の掃除やら溜まってたタスク消化に専念した。


・ドタバタで完全に失念してたけど、自分の所属する会社Xaquinelから新しいゲームを発売しました!

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数字のないトランプ ノノトランプです。


・通常のトランプにはそれぞれ「1(A)」から「13(K)」までの整数が書かれてますが、ノノトランプは「ちょっと」や「少し」といったあいまいな日本語が代わりに書かれてます。

・それゆえカードに決まった順番はなく、プレイヤーの価値観によってその都度違った順番になります


ノノトランプ_ポスター

・この『ノノトランプ』には従来の大富豪では絶対に味わえない大富豪体験ができる「NONO Playing Cards版大富豪」の説明書が入ってるので、買ってすぐ遊べます!

・このルール、通常の大富豪で例えるなら「4を出された後に3が出せる」のような状況が起こる未知の大富豪になってます。


・簡単な遊び方動画もつくってみました!


・トランプを基に作られたカードなので、既存のトランプゲームでも遊ぶこともできます。ぜひ!




・このゲームはもともと、2018年に開催した「これはゲームなのか?展」という展覧会で発表した作品の1つをリメイクしたもの。

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・その時はXaquinel名義で「NONO」というシリーズで3つの作品を展示した。ちなみにNONOは 「NO No.(Number)」で「数字がない」という意味の造語。

・その3作品が、

作品全容

『NONO Playing Cards』

・新版になる前の版。この時は、より基準をあいまいにするために13種類ではなく14種類のカードが入っていた。


作品全容

『NONO Shogi』

・駒にも盤面にも何も書いてない将棋。


プレイ風景_4

『NONO Sugoroku』

・マス目がないので各々でスタートとゴールを決め、NONO Diceと呼ばれる「ちょっと」や「相当」などのあいまいな副詞が書かれたダイスを振り、駒を進めてゴールを目指す。


・こういう作品を展示してた。


・この作品を思いついた経緯。

・大学時代は情報デザインを勉強していたんですが、ふと「ちょっと待ってて!」や「ちょっと遅れそう」という風に、みんな感覚的に副詞を使って会話して受け取る側も何となくこのくらいの時間かな、と自然にめやすをつけてる。これって不思議じゃないですか?同じ「ちょっと」でも、時と場所によって長さが変わる。

・じゃあ「ちょっとちょうだい」と「少しちょうだい」のグラム差はどのくらい?とか。「めっちゃ可愛い」と「ちょっと可愛い」はどっちが可愛い?みたいな。

・さまざまな副詞を視覚的に並べたいな〜というアイデアだけあった。

・で、それがNONOというゲームのアイデアベースになり、上記のような作品になったのでした。


スクリーンショット 2020-07-01 1.39.19

・Evernoteのアイデアメモに残ってた。こういうのエモいな〜

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