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子どもの声を聴く
息子が卒園した幼稚園の同窓会があった。息子は、6:00には起きて、朝からハイテンションだった。飛び跳ねるようにして、妻と出かけていった。
ひとしきり遊んだあとに、子どもたちが円になって座談会になったという。幼稚園の先生が「小学校はどう?」と聞くと、一番最初に発言した子どもが、「無言がきつい」と言ったこともあって、愚痴の言い合いになったそうだ。
「先生が怖い。」「先生が怒る声がうるさい」「トイレがくさい」「ほめられたのが一人で、悲しかった」「手遊びしていたら、立たされた」「すなに絵を描いていたら、立ちなさいと怒られた」などなど。
息子も含め、何人かは発言しなかったそうだ。妻が直接聴いた子どもによると、「学校行きたくない。つまらんし。いやだし、行きたくないし、学校きらい」という。何も発言しなかった子どもが抱える本音にこそ、学校を改革していく始点がある。学校は、言葉にはならない怒りを聴ける場でなくてはならない。
小学校教員の妻にとっては、自分のあり方を考えさせられ、子どもの声を聴くということをかみしめる時間になったようである。
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