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新しいことは、目新しいことではない

  私たちは、他と比べて新しい学校を探究している。でも、目新しさや珍しさを追究しているわけではない。言葉にならない当事者の声に耳を傾けて、先行する実践を丹念に調べていると、既存の方法に課題が見えてきて、これまでにないものを考えなくてはならないだけというのが実感である。ある条件が満たされるなら学校を創るというより、子どもたちの言葉にならない声に応答しようとすると、方法が生まれてくるのだ。
 新しいことは、奇をてらうことではなく、ていねいに意図や背景を説明し、次に続く実践のスタンダードにならなくてはならない。私たちは選んだ方法に誇りをもっていることを子どもたちに伝えていくためにも、常に自分たちの探究のプロセスや実践をふりかえり、何度も発信し、学び続けていきたいと思っています。

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