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書き手と聴き手と往復させる

 「きのう、わたしは夕方、コロッケをつくりました。おいしかったです。」という日記について、「足りないものは何か」と子どもたちに尋ねたそうだ。すると、「どうやってつくったのか?中に何が入っているのか?においは?」など質問が出てくる。そうした質問をふまえて、最初の日記の文章を書き直すという授業をしたという。
 
 書き手が聴き手となって自分の書いたことに質問する。書き手と聴き手と往復させている。子どもたちに、自分が書いたものをどうしたいかを考えさせ、「読んでいる人にふーんと言わせたい」となぜ日記を書くのかを共有する。日記はどう書くのかという書き方は、なぜ書くのかとセットになって、表現となるというのである。

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