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パパ・チャレンジ

 我が息子ながら、不思議な子どもである。4歳ぐらいまでは胎内記憶があったようだ。お腹を蹴っていたこと、私たち夫婦を見ていたと言っていた。昨日、月の道に出会えたからか、ふと思い出し、息子に聴いてみたのだが、いまは胎内記憶はないらしい。ときどき、私には見えない何かと交信しているのかなと、こちらも時を止めてしまうことがある。息子が行かない方がいいというところには、素直に言うことを聴いて取りやめることにしている。

 パパ・チャレンジをひさしぶりに息子とした。パパ・チャレンジは、息子がまだ経験していないことに挑戦するものである。今回は、マッチ当番である。バーベキューの火おこし、花火、朝ごはんにした牛乳パックでつくるホットドッグなど、すべての着火をお願いした。事前に決めていたので、マッチの準備も自分でしていた。火が手にあたり、水で冷やしにいくシーンもあったが、本人にとってはわくわくする難しいことに挑めたので、満足したようである。次回は、「焚き火」かな。その前に、「飯盒炊飯」かな。

 「焚き火」や「木登り」など、学校では危険で禁止されていることこそ、家族でしっかり時間がとれるときに、いろいろ経験をさせていきたい。新しくつくる学校でも、プレイパークなどを組み合わせた生活を子どもたちと構成できるといいなと思っている。危ないとわかっていることに挑戦する機会をていねいに綿密に与える、そうした子どもにとってわくわくする遊びを通して、子どもが自分の殻を破っていくような、たくましさとかしこさを育むにはどうすればいいのか。学校づくりに参加する方々と一緒に考えていきたいことである。 
 

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