GenesisTechLabs Studio

AIを身に纏う、エージェントとして使いこなす時代になりつつあります。いち人間としてどう…

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AIを身に纏う、エージェントとして使いこなす時代になりつつあります。いち人間としてどうあるべきか、どう備えるべきかについて日々考えたことがお役に立てれば有難い限りです。

最近の記事

#7 AI活用における考察1 推論と洞察①

OpenAIからついにo1という新しいモデルがリリースされました。とりわけSTEM分野の推論にとても強いモデルということです。とはいえ、普段使いで推論を活用できないか、ChatGPT4oと併用してより考えを深めたり、アイデアを出したりできないかとこの週末考えておりました。 改めて「AIを使いこなす」という観点で考えたことを、メモのようになるかもしれませんが記述できればと思います。少しでも参考になれば幸いです。 1.推論と洞察とは何なのか 推論と洞察は、思考プロセスにおい

    • #6 AI活用「まずは使ってみよう」3

      こんにちは。前回は朝礼テーマや内容をChatGPTに考えてもらうために、より自分の意図に合う回答をしてもらえるように、ChatGPTの「役割」を設定してみました。ChatGPTは莫大なデータを学習しているため、しっかりと回答に向けての方向性を固めてあげないと、的外れな回答が出てきてしまい「なんだこれ、役に立たないな」で使わなくなってしまうケースもよく耳にします。 一方で、回答の方向性を上手く制御できるようになれば、より強い、有難い味方になってくれます。今回は、効果的な役割設

      • #5 AI活用「1on1と組織の考察」2

        今回は1on1を進めていく上で基礎となることについてお話しできればと思います。最大限に効果を出すためには、まずは人間関係を構築することがとても重要です。「いや、同じ会社で同じチームだからすでに関係間はあります」、という気持ちはよくわかります。 目標達成や大きな成果を上げるためには、所属する社員同士、チームメンバー同士の信頼関係はとても大切です。日常的によく会話するひと同士であれば話しは進めやすいのですが、業務に追われてほとんど会話することもないひともいると思います。そこで、

        • #4 AI活用「まずは使ってみよう」2

          みなさん、こんにちは。毎日プロンプトやってますか。 なんていうと、ちょっと面倒な気分になる人もいらっしゃるかもしれませんが、今回は前回の朝礼テーマを題材にプロンプトについてもう少し踏み込んで解説してみたいと思います。 ChatGPTに役割を与えてみるとはChatGPTやClaudeなどのLLM(大規模言語モデル)は気が遠くなるほど大量のデータで事前学習していますので、様々な「役割を演じる」ことができます。たとえば、スティーブ・ジョブスになりきってスピーチ文案を作成してくださ

        #7 AI活用における考察1 推論と洞察①

          #3 AI活用「1on1と組織の考察」1

          私は1日に少なくとも2回は30分程度の1on1を10数年行ってきました。月に40回、年間で480回、10年で4,800回ともっとやっていたと思いますが、改めて回数をみるとなかなかですね。お客様企業との打合せも同数以上ありましたので、1万回以上となればすごい時間をいただいてきたわけですね。そうそう、もちろん1on1というワードが出てきたのはこの数年で、それまでは単純に個人面談でした。 当初から心懸けていたことは、折角両者が時間を取って相対するのだから基本姿勢としては批判、否定

          #3 AI活用「1on1と組織の考察」1

          #2 AI活用「ジャーナリング(日記)」1

          ジャーナリングの効果的な使い方についてです。ジャーナリングは自己反省や個人的な成長のための強力なツールであり、適切に活用することで多くのメリットを得ることができます。 ジャーナリングの基本的な考え方ジャーナリングは、自分の思考や感情を書き留めるプロセスです。これは単なる日記とは異なり、より深い自己探求と問題解決のためのツールとして機能します。ジャーナリングの核心は、「自分ごと」に感じて書くことにあります。つまり、自分自身の内面と向き合い、率直に表現することが重要です。あまり

          #2 AI活用「ジャーナリング(日記)」1

          #1 AI活用「まずは使ってみよう」1

          生成AI利用の統計データが数多く発表されています。差はあるもののどのデータでもおおよそ日本では15-40%くらいの生成AI利用者となっています。この差は、アンケートの対象によって大きく変わると思われます。例えば、大企業であればほとんど使用しないにもかかわらず会社として導入してくれている、一方で中小企業だと会社としての導入がないため個人で利用しているケースも多くあるようです。 職場をじっくりと観察してみる 無料版でも一日の使用回数や使用できる機能に制限があるものの、ある程度

          #1 AI活用「まずは使ってみよう」1