見出し画像

リハビリってすごいな、面白いな

(利用者さんが)リハビリをすることで、楽しいことを考えられる気持ちの余裕が出てくるのは、嬉しいです。

青山えいみさんは名古屋大学医学部を卒業後、2017年4月、新卒でジェネラスに入社しました。仕事とプライベート、訪問リハビリテーションのやりがいについてお話をお聞きしました。

仕事に向き合う青山さん(左端)

➤ リハビリってすごいな、面白いな

――青山さんは新卒で入社されましたが、ジェネラスを選んだ理由はなんですか?

就活中に、介護サービス系の会社の合同説明会に参加しました。1社5分でプレゼンをするというものでした。ほとんどの会社は10分くらい話して時間をオーバーしていた中、唯一時間を守っていたのがジェネラスでした。そういうきっちりしているところがいいなと思って、見学に行きました。そこで、当時の先輩方のリハビリの様子を見て、私がやりたいことと合っていると思ったので入社を決めました。
病院勤務も考えましたが、実習に行った時、あのせわしい感じが合わないなと思ったり、リハビリの必要性をどこか機械的に感じてしまってイメージがつかなかったんです。それに比べ訪問は生活に入り込むので、イメージしやすくて楽しいだろうなと思いました。

――実際に働いている中で、自分がやりたいこととのギャップはありますか?

ギャップはあまりないですね。訪問リハビリにはPT(理学療法士)とOT(作業療法士)がありますけど、訪問ではそこの境なくやっています。大学の時に思っていたより、幅広い知識が要求はされますけど、それはそれですごく楽しい。

――青山さんがPTを選んだきっかけはなんですか?

学生時代、バスケをやっていて膝を怪我したんです。靭帯を切って手術して2週間入院しました。その時、足のリハビリをやってもらったのがきっかけです。リハビリってすごいな、面白いなと思って、興味を持ちました。OTの職場体験にも行ったんですけど、その時はOTは私には向いてないなと思いました。でも、今、PTとOTの両方をよく知れば知るほど、別にどっちでも良かったなって感じですね。

➤ リハビリをすることで、体も気持ちも余裕が出てくる

――訪問リハビリのやりがいはなんですか?

お家に引きこもっていた方たちが、外に出ようかなって思えるぐらいに回復することがあります。女性の方だと自分で買い物に行きたいとか、昔行った所にもう一度旅行に行きたいとか、そういうところまで繋げられるのは楽しいですね。
痛いとか、しんどいということで頭がいっぱいになっていたのが、リハビリをすることでいろいろ楽しいことを考えられる気持ちの余裕が出てくるのは嬉しいです。

――仕事で心配していること不安に感じていることは?

訪問看護ですので、医療的なケアが必要な利用者さんもいます。だから、看護師さんならわかるけど、リハビリだとわからないことがいっぱいあるんです。今のところ、命に関わる場面やトラブルにあってはいないですけど、どう判断したらいいんだろうという不安はありますね。

――利用者さんとの関わりの中で気をつけていることはありますか?

年上の方は多いので、とにかく丁寧に丁寧に接するということに気をつけています。また、こちら側がどういう人間かわからないと利用者さんも話をしてくれないと思うので、自分のことについての話もしながら進めています。リハビリは動きましょう動きましょうと促す仕事なので、自分でも積極的に社内ランニング部などの活動をしています。「私も頑張るから、リハビリ頑張りましょうね」という感じでやってます。

ウィメンズマラソンに参加される青山さん

コミュニケーションがなかなかうまくいかない利用者さんもいますけど、とにかく丁寧にやるようにしています。

――病院でのリハビリと訪問リハビリの違いは?

私たちは週に1回しか訪問リハビリをしていないけど、利用者さんの状態が良くなっていることがあります。病院勤務の経験がないのであくまで想像ですけど、病院は自分たちが直接関わった時間の分だけ良くなっていくというイメージですが、訪問は関わっていない時間の中でも自然に良くなっていく、その違いが私は面白いなと思っています。

訪問していない間にも、本人が自分で自主トレをやるとか、家にいたら動きたくなるきっかけがあると思うんです。結局、病院だと受け身になってしまいがちですけど、家にいると掃除したいなとか、自分から動き出す。放っておいても良くなるという言い方は変ですけど、私たちが関わってない時間でも良くなっていくっていうのが、私は好きですね。

➤ 1週間休みを取ってリフレッシュも

――青山さんの気分転換法は?

私はとにかくお酒が好きで、お酒なら何でも飲みます。同期が仲良しなので、年に4、5回は集まっています。程よく違う部署にいるので、愚痴も言い合っています(笑)。旅行も好きですね。あとは着物を着るのが好きなので、自分で着物を着てお出掛けして楽しんでいます。着物を着るとスイッチが変わる感じ、特別な気持ちになれるのがいいんです。

着物を着て休日を過ごされる青山さん

ジェネラスでは調整すればまとまった休みも取れるので、今度1週間休みを取ってタイに行ってきます。会社に入って3年目から、毎年1週間まとまった休みを取らせてもらって、しっかりリフレッシュしています。私が休みを取っていると、後輩スタッフもまとめて休んでいるようですので、いい意味で浸透してるなと思います。

――ご自身の健康づくりで意識していることはありますか?

定期的な運動はもちろん必要ですよね。なかなかちゃんとできない時はありますけど。
あと、私は献血が趣味なんです。献血に行くと必ず採血してもらえるので、血液検査は定期的に受けています。血圧を測って血液検査をすると、自分の健康状態は大体わかるので、少し節制しなきゃなとか気をつけています。よほどの症状がないと病院には行かないので、自分の状態を知ろうと思ったら、献血を利用しています。

➤ 利用者さんと向き合う、それだけできればなんとかなる

――これから仕事の中でやりたいことはありますか?

訪問リハビリについては、スタッフと連携を取って、現場の仕事がうまく回るような仕組みというか、調整ができればと思っています。スタッフの教育ができる環境も作りたいですね。
また、訪問は卒業したけど、もう少しリハビリを受けたいという利用者さんを集めて提供できる機会を増やしたいです。実際に月に1回、そういったイベントを高齢者サロン「ジェネラボ」という形で開催していますが、もう少し広げたり増やしたりしたいなと思っています。訪問を終えたから利用者さんとの関係が終わるというのではなく、これからもつながりが継続できればと思っています。

また、昨年は学会の発表をしたので、自分自身、研究的なことをやりたいモードに入っています。訪問はそれぞれが個別で行なっているので、スタッフ全員のデータを取って、良くなっているんだという証拠を残したい。例えば、何をやってどこまでどう良くなったから終了したという具体的な情報を蓄積していきたいです。定期的にデータを取って、学会に発表できたらいいなと思っています。

――最後に、訪問リハビリに興味がある人へ一言メッセージをお願いします。

きちんと利用者さんに向き合ってくれる人であれば、どんな人でも受け入れてくれるのが私の事業所、ジェネラスという会社だと思っています。マンネリなリハビリをせず、その人の状態に合わせたリハビリを提供する。リハビリを卒業できるよう、その人の人生や生活を見てリハビリを考えることが大事だと思っています。そして、訪問した1時間だけのことではなく、家族やその周りのことも考えるというのが大切ですね。

利用者さんと向き合う、そこだけちゃんとしてくれれば、あとはチームでどうにかしていくよという気持ちですね。

また、訪問リハビリや訪問看護ステーションの事をもっと詳しく知りたい!
実際の働いている様子を見てみたい、など興味を持っていただいた方には
1日体験会も随時開催しています。お気軽にお問合せくださいね。
お待ちしています!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?