ダウン症のバービー人形買いたい

気づけば今年18になる年となった
突然引き下げられた成人年齢にもう戸惑いも怒りも湧いて来ない
面倒臭い手続きが出来るようになっただけの18歳なんて何もおめでたくない
特別支援学級という言葉の意味すら理解出来ていない幼い頃、私は「そういう子」を何と認識していたのだろう
机に潜って授業を止めたあの子、たまに聞こえる奇声
私はそういう事に興味も無かったし、だから淡々とそういうもんだと認識していたはず
周りはそうじゃなかったみたいだけど

あの時私は普通になれていただろうか
今の私はクソ成人になると言うのに、「いつ死ぬか」か「風呂にいつ入るか」という二つの強迫観念しか頭にない
あの善意も悪意も示してなかった支援学級への「他のもの」として考えていた無関心さも 
そんな人間が今や社会不適合をネタにしている人間の中でガチの不適合をしているギャグみたいな存在になっている 
それって何?
みんなわりかしちゃんと生きている
私は何?


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