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ボリュームゾーン中高一貫生の学び方 ― 入学準備編

中学受験が終わったものの、どのように入学までを過ごしたものかどうか悩むボリュームゾーン中学受験保護者のご家庭向けに我が家の経験をまとめました。もしお役に立ちましたらフォローやスキを押していただけると励みになります。


0. はじめに

中学受験を終えた都心の最上位校のみなさんはそのまま鉄緑会やらSEGやらになだれ込むのかも知れませんが、我が家のようなボリュームゾーンにはそれもままならず、さりとてただただのんびりするのも不安でした。

そこで入学後数年が経ったボリュームゾーン姉弟YN50弱の中学受験後から入学までの準備のうまくいったことと反省していることを振り返り、まとめてみました。

結論から言うと中学受験よりも少しペースダウンするとはいえ、先取りと勉強習慣の確立を入学までにやって置くことをおすすめします。一息つきたいところですが入学後の勉強は驚くほど早く進みました。

1. うまくいったこと

1.1. 中学準備講座

まずうまくいったことから。通っていた中学受験塾の英数準備講座はとても役に立ちました。うけっぱなしにせず予習復習をして、小テストがある場合は満点になるよう望むと良いです。中学受験塾の最後の金儲けと揶揄する方もいらっしゃるようですが、私はおすすめします。

1.2. 「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズ

そのあとは簡単な参考書で先取りが役立ちました。このシリーズの英数、中1範囲を春休み中に終わらせました。爆速に思われるかも知れませんがY/N50くらいの学校に合格している子の国語や算数の理解度を考えると、実は土台は既にできています。ペース管理をしてあげれば春休みの間に中1の1冊は終えられます。書き込み式で量も多くないので毎日1時間くらいやれば大丈夫です。

ここまでの完全定着は難しいので、俯瞰することが狙いです。でもこれで入学直後から最初の中間テストくらいまでは余裕を持って対処できるはずです。

1.3. 進研ゼミ 中高一貫校座

並行して進研ゼミのタブレットを申込みをしました。ボリュームゾーンの子でも一人で進められて、進捗管理もしやすかった点が良かったです。

2. うまくいかなかったこと

2.1. 進度の速い英語塾

反対にうまくいかなかったのは、進度の速い英語塾です。英語の勉強の仕方を保護者としてサポートせずに放置してしまったことと、進度が早すぎて理解が追いつかなかったことです。スタートラインは一緒だからと思って進学校の子と同じところに行ったのですが、逆に苦手意識を持たせてしまいました。

2.1. Z会中高一貫校座(数学)

もう一つうまくいかなかったのはZ会のタブレット数学です。こちらはマイペースでできるのですが、算数苦手な子には難しかったのとシステムがこなれていなかったことで継続できませんでした。算数・数学が得意な方にはおすすめの内容ですし、システムのほうはコンセプトは好きなので改善されてるといいなと思います。

3. まとめ

気をつけないといけないのは、レベルが高すぎる講座に入れないことと、予習復習のやり方やペースメークまでしっかり見ることです。レベルが高すぎるといたずらに苦手意識を植え付けてしまいますし、勉強のやり方まで見ないとまだまだサボったりいい加減なことをしてしまいます。

子どもが入学後の授業で「この問題は見たことがあるぞ」と思えばしめたもので、スムーズに中学の勉強が立ち上がっていくことでしょう。私の場合は長女は勉強の世話は中学受験までと思っていて、塾だけ入れてサポートしなかったらあっという間に勉強についていけなくなりました。反省を活かして長男にはこのようにしたところうまくいきました。

超トップ層のご家庭では鉄緑会に入れればあとは勝手に、ということもあるようですが多くのご家庭はそうではないですよね。みなさん気長にサポートしてきましょう。

中学受験を終えた皆さまが、スムーズに中学生活に入れますように。もしお役に立ちましたらフォローやスキを押していただけると励みになります。

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