予備校講師と政治的発言
「 予備校講師は受験テクニックを教えていればいい! 政治的な発言はやめろ!」的な言葉を目にしたことがあります。
あるいは、「予備校講師は目の前の受験に向けて生徒を導いてゆくことが仕事なのだから、いちいち体制に文句をつけるな」という意見も。
後者は、僕も実際に言われたことがあります。
なるほど、と思うところがないわけではありません。
…いや、ウソです。ぶっちゃけて言うなら、1ミリたりとも「なるほど」だなんて思いません。
だって、"職業"を理由に「政治的な発言をしていいか否か」が判断されるなんて、民主主義を根幹から否定する考え方じゃないですか。
もちろん僕は、授業の中で生徒を"洗脳"するような発言はしません。
でも、たとえばnoteとかtwitterとか、日常の発言としては、言いたいことははっきりと言います。
僕は、予備校講師であるとともに、民主主義を支える1人の市民であり、この社会の将来を我が子らに引き渡す、父親でもあるんです。
「政治的な発言」を"ダサい"とか"悪いこと"とみなす風潮は、本当に恐ろしいことです。
予備校講師であろうが誰であろうが、政治について思うところを堂々と口にすることは、政治を特権階級たちの独占物にしないための、大切な大切な"運動"なんです。
とりとめのないことをぐだぐだと申し訳ありません。
願わくは、誰しもが遠慮したり恥ずかしく思ったりすることなく、"政治"を口にできるような世の中にならんことを。
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