見出し画像

【本の紹介】高井ゆと里編『トランスジェンダーと性別変更』(岩波書店)

 岩波書店から刊行された、高井ゆと里編『トランスジェンダーと性別変更』は、編者合わせて5人の執筆陣から成る一冊です。「岩波ブックレット」シリーズゆえ、80ページほどの分量で活字も大きく、専門性の高い内容については、著者たちがわかりやすく解きほぐしながら解説してくれます。高校生くらいから、十分に読める難易度かと思います。

 読了後、私の胸には、さまざまな思いや記憶が去来しています。それらをまだうまく言葉にまとめることはできないのですが、いま、このときに私の思うところを、stand.fm[ちゃんねるヨージ]でお話ししました。詳しくはそちらをお聞きください。

・トランスジェンダーという主題は、個別具体的なものであると同時に普遍的なものであり、普遍的なものであると同時に個別具体的なものである。

・トランスジェンダーという主題に対して、シスヘテロすなわちこの社会の性的マジョリティである〈他ならぬこの私〉は、いったいどのような者として在り、生きてきたのか。

などといったことを軸として、私なりに考え、思うところをお話ししています。

 10分ほどで終える予定だったのですが、次から次へと溢れる思いを抑えることができず、結局、30分を超えてしまいました。本の紹介としてはかなり長くなってしまいましたが、何卒、お聞きいただければ幸いです。

 そして、もちろん、本書『トランスジェンダーと性別変更』(岩波ブックレット)を皆様と共有することができれば、一人の読者として、こんなに嬉しいことはありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?