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思ったこと、考えたこと。

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日常のなかで思ったこと、考えたことなどを、綴っていこうと思います。
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#詩

【国語トーク】「おすすめの詩や詩人を教えてください!」と言われたら?

国語や現代文の授業で、「詩、読もうぜ!」みたいな話をすると、「どんな詩がオススメですか?」とか、「読んだほうがいい詩人を教えてください」みたいな質問を受けることがあります。 嬉しい。 とても嬉しい。 とても嬉しい……のですが、私、こうした質問に答えるのがめちゃくちゃ苦手なんです。なぜって、 詩ほど、個々人で好き嫌い、わかるわからないが別れる文章もなかなかにない! と思うゆえ……。 というわけで、stand.fm[ちゃんねるヨージ]【国語トーク】の第2弾は、「『おす

私、この企画展には必ず行きます。皆さんも、ぜひ。

 東京は東村山市の国立ハンセン病資料館で、「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」という企画展が始まるとのこと。会期は[2023年2月4日(土)~5月7日(日)]。詳しくは以下のリンク先をご確認ください。  私、実は極端なほどに出不精のインドアな人間で、家の外に出ることが嫌で嫌でたまらない、かなうなら一年365日、ずっと家にこもって生きていたい人間なのですが、この企画展に関しては、必ず、絶対に、そして可能なら複数回、行きたいと思っています。その理由は、石井正則『

「わたしにつながる/にんげん」の一人として (峠三吉『原爆詩集』「序」を読んで)

峠三吉(1917〜1953)は、広島で原子爆弾を経験した詩人です。以下は、『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』の解説です。 1917-1953 昭和時代の詩人。 大正6年2月19日生まれ。昭和20年広島で被爆。原爆症にくるしみながら広島青年文化連盟などの文化活動を指導する。26年「原爆詩集」をガリ版刷りで出版,27年「原子雲の下より」を編集。昭和28年3月10日死去。36歳。没後に「峠三吉全詩集―にんげんをかえせ」が刊行された。大阪出身。広島商業卒。本名は三吉(みつよし