ヴォジョレーヌーヴォーを買った

こんばんは。

皆さまは『ジャネの法則』というものをご存知でしょうか。
私も詳しくは知らないですが、多分ジャネっていう人が言い出したんじゃねって思うのですが、
まあ乱暴にいうと人の体感の時間は年を追うごとに加速して、
わかりやすく言うと年取るとともに一年とかがだんだん短く感じるようになるという法則です。
それは経験した人生のうちに占めるこの一年の割合が年々小さくなるからだとか、そんな説明もあった気がしますが算数苦手民には割合とか意味わからないので割愛します。

そんなジャネの法則に対して、未知の経験をすることで対抗できるとかっていう話を聞いたことがあります。
人って年を追うごとに新たな経験が少なくなって、生活がルーチン化しやすいから、そうなると時間が早く過ぎて、記憶にも残らないよねという理屈だと思います。これは割と私にも理解しやすい言説です。採用。

ということで、私はできるだけ新しい経験値を稼げるところで稼ぎたいなと常々思っていて、それで去年の夏の終わりくらいにワインを買ってみたんです。

今まで私はあまりお酒って飲まなかったのですが、
まあほんの戯れですね。
安いワインは本当に安いし、
お酒や煙草などの嗜好品の瓶や箱のパッケージっておしゃれでかっこよくて、並んでるの見てるだけでも楽しいですよね。
買ったのは赤。

で、私昔飲み会で先輩に飲まされたワインがめっちゃ渋くて飲むのがきつかった覚えがあって、ワインにあまりいい思い出がなかったのですが、
久しぶりに飲んだらこれが、美味しいし良い香りでびっくりしました。
これは私の味覚の変化もあるかもしれませんし、
そもそもワインというのは飲み会の二次会で後輩を酔わせるためだけにどんどん注いでぐいぐい飲むようなものではなかったというだけのことかもしれません。
ともかく、「ワインが美味しい」という事実を知ってしまったので、それ以来私はたまにワインを買うようになりました。
これはひとつ勝ったでしょ。ジャネに。

そして去年の年末、スーパーでいつものように買い物をしてレジに並んでいた時。
レジ横に陳列してあった表題のボジョレーヌーボーを見つけました。
少し迷ったが、かごに入れた。
ボジョレーというものの存在はワインを飲まなくても知っています。
知ってはいましたが、まさかこの私が買うことになるとはな。
自分には関係のないことだと思っていましたが。
この感覚を、私は知っていた。今までにも度々こういうことがあった。
初めてつけペンを買って漫画を描こうと思った高2の夏。
初めて自動二輪の免許を取りに行った18の時。
初めて海外に旅行に行ったとき。
今まで存在は知っていたけど、
自分とは関係ないと思っていたことが、
自分がやろうと思えばすぐにでもできることだと急に気が付く感覚。
気が付くと俄然、やってみずにはいられなくなる謎のスイッチ。

そして肝心の味なんですが…よくわからんかった。笑
いつものやっすいワインの方が渋くなくて飲みやすかったのは
私の舌が肥えていないからでしょうね。
ただ、一口目ではあまりピンとこなかったですが、
料理と一緒に飲むと美味しかった記憶。
その時はたまたま頂いた鹿とイノシシの肉を焼いて食べていた。
そうだ、クリスマスだった。

せっかくワイン飲むならなんかもっとこう、ソムリエみたいに
「なんちゃらの木の樽の香りに、あれこれのなんかがアクセントになって、最後に駆け抜けるほげほげのニュアンス―」
みたいなこと言いたいんで、語彙力を身に着けたいですね。
ともかく、ワインいいじゃんと思った記事でした。

ただ一つ懸念があって、
それはワイン美味しいからって飲んでるとアルコール依存症になるんじゃないか、ということです…。
月一で1本飲むか飲まないかなのに大げさに思うかもしれませんが、
私は克己心皆無なので、一瞬で酒に飲まれうるのではないかと不安なのです。
アルコールは強力な薬物だし、ストレス要因があればすぐにでも依存症になる自信がある。
ノンアルコールのワインとかってあるんでしょうか?

ではまた。

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