見出し画像

ペッツファーストの企業分析(上場・決算・会社概要など)

Withコロナ時代、テレワーク化などで家にいる時間が長くなっています。
その影響で、注目を集めているというのが「ペット」です。新規でペットを飼い始めている人が増えており、市場が拡大しているのだとか!

犬や猫がすきで、将来はペット業界で働きたい、転職を考えているという人も多いのではないでしょうか?

ペット業界は、大きく3つに分類されます。
①生体・サービス(ペットショップ/ペット保険/サロン/老犬ホームなど)
②ペットフード類
③ペット用品(ペットシート/シャンプーなど食品以外の関連グッズ)

今回は、そのなかでも①生体・サービスを扱う会社「ペッツファースト株式会社」の企業分析(上場・決算・会社概要など)を行っていこうと思います!ペットショップで働きたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ペッツファーストはどんな会社?

画像1

画像元:P's-first 麻布十番店

まず、ペッツファーストがどんな会社なのか、会社概要や経営理念、社会貢献活動などを確認してみましょう。

🔲 ペッツファーストの会社概要

社名:ペッツファースト株式会社 P's-first Co. Ltd.
所在地:
本社
〒153-0063 東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
東京ウェルネス管理センター
〒146-0093 東京都大田区矢口1-29-19
大阪ウェルネス管理センター
〒559-0014 大阪府大阪市住之江区北島2-6-36
福岡ウェルネス管理センター
〒816-0904 福岡県大野城市大池1-7-1
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 正宗 伸麻
設立:2008年4月2日
従業員数:約1,034名 [契約社員・アルバイト含む] ( 2021/07 現在 )

引用元:ペッツファースト|会社概要

ペッツファースト株式会社は、子犬や子猫を専門に取り扱うペットショップ「P’s-first」を全国に展開している会社です。職場の近くにも店舗があるのですが、いつもお客さんで賑わっています。

ショーウィンドウからみえる可愛い子犬や子猫に思わず頬が緩んでしまう人は多いはずです!!

🔲 ペッツファーストは何よりもペットを最優先する会社

そんなペッツファーストが創業以来ずっと大事にしつづけているポリシーが「~pets always come first ペット最優先~」だそうです。

ペッツファーストの代表である正宗さんは、とある記事でこんなことを言っていました。

ペットショップの役割は、飼い主に対して「家族が増える」意味や責任をしっかりと伝え、販売後もペットとの暮らしを豊かにするためのアフターサービスを提供することです。ブリーダー(繁殖業者)から飼い主へと子犬・子猫がわたっていく流れの中で、ブラックボックスをなくしてより良い流通が行われるためのチェック機能も、私たちが果たすべきです。

引用元:ペットは「家族の一員」 犬や猫との出会い方、考えます|朝日新聞デジタル

繫殖業者のなかには、劣悪な環境で工場のように大量生産をする業者もあるのだそうです。わたしたちの目に見えないところで、ボロボロになり苦しんでいる命や殺処分を待つ命がいることを忘れてはいけませんね・・・。

ペッツファーストでは、そういった問題解決に向けて透明性の高い流通を実現、店舗や販売数の拡大をしない成長のあり方を目指していると言います。また、ペットの命と健康を守るために「何よりもペットを第一に考え、ペットの健康を心身ともに最優先する」という理念に共感しているブリーダーとしか契約していません!

実際に飼育環境や繫殖スペースなども視察し、取引開始時には何度も現地に足を運んで、飼育環境や在舎ペットの健康状態の確認も行っていると言います。

🔲 ペッツファーストの社会貢献活動

ペッツファーストは、ペットの殺処分を少しでも減らすための活動にも力を入れています!

・有料老犬ホーム「ペットリゾートカレッジ日光」の運営
ペッツファーストは、愛犬の飼育が困難になってしまった人のために、日本で初めて有料老犬ホームの運営をはじめた会社でもあります。3万3000坪の広大な敷地で、現在は約50頭の犬猫を預かっているそうです!
また、運営を始めた2008年9月から、約8年間で約150頭の里親を見つけた実績があります。

・マイクロチップの全頭装着活動
日本で初めてマイクロチップの全頭装着を開始し、2006年4月から、累計で約10万5千頭への装着を実現しました!

・マイクロチップの無償提供活動
全国280件の動物病院と提携し、マイクロチップの無償装着をしています。
さらに、ペット博などのイベントに参加して無償装着会も実施しているそうです!

・路面店での保護犬譲渡活動
保護犬をペット好きの人が集まる店舗で預かって、新しい家族を見つける活動をしています。これは、ペットショップとしては初めての活動だそうです!

参考:社会貢献活動|ペッツファースト

ペッツファーストは上場しているの?

画像2

上場企業というと「安定している」「一流企業」というイメージがあり、「就職するなら上場企業に…!」と考えている人もいるかもしれません。

ペッツファーストは、丁寧で確かな管理体制や手厚いサポートで着実に成長している企業ではありますが、非上場のようです。
といっても、じつは日本の株式会社のほとんどは非上場だそうで、サントリー、ロッテ、佐川急便、朝日新聞社、小学館など上場していない有名企業も意外と多くあります!

🔲 上場企業とは
そもそも上場企業とは、どういうものなのでしょうか?
上場企業と非上場企業の違いは、一言で説明すると「株式を公開しているかどうか」です。

企業が上場することでのメリットとして、社会的信用の向上資金調達力の増大優秀な人材の確保社員の士気が上がるなどが挙げられます。
一方で、経営の自由がある程度制限を受けることや、買収されるリスクなどのデメリットもあるため、もともと知名度や社会的信用がありメリットの恩恵の薄い企業は、あえて上場をしないこともあるようです。

また、「決算報告書による情報開示」も上場企業と非上場の大きな違いのひとつです。
上場企業の場合は、四半期ごとに決算報告書を作成し、公開する必要があります。対して、非上場企業には決まりがなく、各企業の任意のタイミングで決算報告を行うことが可能です。

ペッツファーストの決算公告

以下は、ペッツファーストの第16期決算公告です。

決算公告
発表日 2021年11月22日
会社名 ペッツファースト株式会社
住所 東京都目黒区目黒一丁目24番12号
代表 正宗 仲麻
決算末日 2021年02月28日
純利益 3億2625万3000円 (+13.07%)
利益剰余金 17億7697万円 (+22.49%)
総資産 67億7755万4000円 (+27.09%)

引用元:ペッツファースト株式会社 第16期決算公告

決算書を読む力をつけることは、企業研究の第一歩!
非上場企業の場合は決算書の入手は難しいので、決算公告を確認するとよいでしょう。企業のホームページや官報で調べることができますよ。

非上場企業で働くメリット

ペッツファーストのような非上場企業で働くことで得られるメリットとはなんでしょうか?

🔲 社外の意向に左右されにくい経営環境で仕事に取り組める

上場企業の場合は株主の意向に沿った経営を行う必要がありますが、非上場企業は社外の意向に左右されにくい経営環境で仕事に取り組むことができます。

🔲 新しいことに挑戦しやすい

上場企業の場合は、人手があるので仕事が細分化されていることが多く、任せてもらえる仕事の幅や裁量権が小さいことがあります。

対して、非上場企業の場合は上層部と従業員の距離が近いことから風通しがよく、従業員の意思が組織に反映されやすい環境と言えます。
チャレンジ精神を生かした仕事がしたい人や、働きがいを求める人にとっては非上場企業の方が向いているでしょう。

🔲 成果が報酬に結びつきやすい

非上場企業では、例えばベンチャー企業など、実力主義や成果主義を取り入れている企業も多いため、成果が報酬に結びつきやすいと言えます。
自分の頑張りが数字に直結しているので、やる気やモチベーションにつながりやすいでしょう。

🔲 ストックオプションがある(将来、上場した場合)

ストックオプションとは、従業員や取締役に対して、会社があらかじめ定めた価格で、将来、会社から自社株を取得する権利を付与する制度です。
上場を目指して頑張っている企業は少なくありません。将来上場した場合、ストックオプションを保有していれば、株式の値上がり益を得ることができます。

おわりに

画像3

「上場」か「非上場」かは、企業を選ぶうえで大切な要素ではあります。
ですが、それだけに捉われず、広い視野で自分に合った企業を見極めるように心がけましょう。

現在ペッツファーストでは、本社スタッフ、全国の店舗スタッフを募集しています。犬や猫に関わる仕事をお探しの方は、ぜひ検討してみるとよいでしょう。

ペッツファースト採用情報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?