見出し画像

荷運びがこんなおもしろいとは! 小島監督作品「DEATH STRANDING」は登山家、ワンダーフォーゲル部、ニートにおすすめ!

最近、Cyberpunk 2077の延期が発表され、多くのゲーマーが肩を落としているという。

しかし、熟年ゲーマーの俺からすれば、そんなものは想定内である。

考えればジョージ・オーウェルの1984年は1949年刊行だ。35年先の未来を書いたわけだ。

キューブリック監督の2001年宇宙の旅は1968年4月6日公開だ。こちらは33年先だ。

きっとタイトルに年を入れてしまうと、その30年前くらいのリリースになってしまうというジンクスがあるのだ。つまり、Cyberpunk 2077の発売は、俺の予想では2040年代になるはずだ。気長に待とうではないか。

まぁ他にも年の入ったタイトルの作品はあると思うが探さないでくれ。

なぜこんなに余裕があるかと言うと、俺は最近やっとDEATH STRANDINGをやり始めたからだ。

デスストの発売日は2019年11月8日。なんと奇しくも一周年記念である。

小島秀夫監督作品という期待の新作ですら一年遅れでやる俺。新作が数ヶ月遅れたところで屁でもないんである。

なんで今さら買ったのか。あるいはなんで今まで買わなかったのか。

理由はまず、評価が二分していたから。これについてはすでにご存知だろう。そしてセールにかかっていたから。さらにロケリ無料化でもらったクーポンの期限が近かったというのもある。

評価については俺もちょっと不安があった。なんせ荷物運びがメインのゲームらしいのだ。シンプルシリーズでいうなら「THE 背負子」。なんて地味なテーマを選んだんだ、小島監督!

しかしだ。やってみたらめちゃくちゃおもしろいじゃねぇか!
おい! Amazonレビューで星1つ付けてるやつ! さすがにこれが星1つはないだろ!

そりゃ人によってNot For Meとかいうことはあるだろう。あるいは小島監督作品だからメタルギア的なものを求めていたのかもしれない。そこでデスストを出されたらショックかもしれん。肉まんだと思って食ったらあんまんだったときくらいのショックだろう。

だけど1つは無いって! 少なく見積もっても星8つはあるだろ!

まぁ俺もまだレイクノットシティ(K4)まできたところ。おそらく中盤あたりだろう。まだ最終評価は出せないが、今のところは超おもしろい。

いやぁ、荷物運びがこんなにおもしろいとは予想外だった。
基本は地形を読んで、転ばなそうなルートを慎重に運んでいく。慣れてくれば行けそうなところがだんだん分かってくる。

画像1

こんな山があったら序盤なら迂回ルートを探すところだが、中盤くらいまでくると「あそこ通って、あそこ上がって、ハシゴが2つあるから最低それを使えば……いける!」という具合にルートが見えてくるのだ。

そしてこのあとめちゃくちゃ登った。

画像2

以前どこかで書いたかもしれないが、俺は元ボーイスカウトだ。そう、俺もかつてはボーイであり、スカウトであった。よって山登りはよくやっていた。

そういう登山愛好家にとっては常識的だが、一般にはあまり知られていないことがある。それは山は登りより降りの方が危険ということだ。その理由はデスストをやってみればよく分かるはずだ。ぜひ体験してほしい。

画像4

そんなことは常識という登山愛好家や登山部、ワンダーフォーゲル部などなどの方々もぜひそのスキルを生かしてやってほしい。

依頼された荷物を運ぶのだが、いたるところに落とし物もある。それらを拾うべきかの判断。拾う場合はルートの再構築。落とし物を届けるべく、予定を変更。やることはいろいろあって、それを考えるのが楽しい。

そのうえ、敵も襲ってくるのだ。こうなると予定を大幅に変更することもある。なかなか一筋縄ではいかない。しかしこれまた楽しいのだ(敵については今回は省略)。

そういえば、低評価の中にはムービーが多いという意見もあった。確かに始まってしばらくはずっとムービーが続くので早くゲームさせろって感じはあった。

だけど、小島監督作品だぞ? 小島監督っていったら、ゲームに映画的演出を取り入れたことでおなじみなんだぞ? メタルギアも結構、ムービーあっただろ。

ちなみに、俺と小島監督作品との出会いは古い。最初はスナッチャー(1988年)であった。このころから監督の映画的演出はあった。PC88とかの時代にだぞ。

その頃から比べれば、こんなハイクオリティなムービーなんてもう、映画的どころかほとんど映画じゃないか。素直に映画を撮ったらどうか。いや、やっぱゲームやりたいからやめてほしい。

ストーリーについては未だ中盤で全容が見えていないので今回は言及しない。

しかし、ここまで言っても「お使いするだけでそんなに楽しいの?」という心配はあるかもしれない。たしかに、正直ダルい依頼も多い。だがそこは監督、よく考えている。

一番面倒な依頼をしてくるブリッジズの長官、ダイハードマンの声優にあの大塚明夫さんを起用しているのだ。

あのビッグボスから「これができるのはお前だけだ。頼む!」とか言われたら断れないだろ!

そして、各地に荷物を届けると、やたらと感謝してくれる人々。

画像3

働いて感謝されるってことがこんなにうれしいとは。苦労して運んだ甲斐があったというもの。このゲームは労働の喜びを知れるゲームなのだ。ぜひニートのみなさんにもやってほしい。

ゲームを進めていくと、ネットワークがつながって人の作った設備が使えたり、自分の作ったものが使われたりする。そうするといいねがもらえたりするのだ。

俺もがんばって素材をあつめ、高速道路を作ったりなどした。

画像5

こういうのはめちゃくちゃいいねが飛んでくる。これがまた、承認欲求が満たされてきもちがいい

いやぁ、こんなご時世だけど、デスストやってたら俺もアウトドアやりたくなってきたよ。

ところでアウトドアといえば、アニメ「ゆるキャン△ SEASON2」が来年1月から放送予定だからみんな忘れないようにな!

それじゃ!

こんにちは。日本の皆様にお知らせがあります。私の活動の援助をお願いいたします。私は独立性を守るため、皆様からの援助のみで活動しております。援助をしてくださる方は少数です。もし皆様が百円寄付してくだされば私はこの先何年も活動を発展することができます。宜しくおねがいします。