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CRどぐら選手が不適切発言で戒告処分! 気持ちはわかるが立場上ゆるされないものもある

またしても、というのも残念だがプロゲーマーから不適切発言がでてしまった。しかも若手の小さなチームの選手ではない。人気チームCrazy Raccoon所属のベテラン格闘ゲーマーであるどぐら選手だ。

チームからのお詫びと報告というポスト、それと御本人からの謝罪のポストがあった。これを見てもどの発言のことを言っているのか、正確なところはわからない。

おそらく現在参加中の「SFリーグ」を「あんな大会」よばわりしたことではないか、といわれている。

SFリーグは12チームが参加しており、6チームごと2つのディビジョンにわかれ30試合が行われる。そこで上位に入ったチームはプレイオフに進出、そこで優勝チームが決まるというルールだ。

記事では「(大会で)4位だから不貞腐れた?」などとかかれているが、第8節終了時点ではDivision FのCRは2位だ。プレイオフ進出ラインを超えているし、残り試合を考えれば首位にたってもおかしくはない。

正直、どぐら選手がどこに不満をもっているのかわからない。

SNSでは賞金額ではないか、と推測する声もあった。たしかにこれだけの長丁場で賞金総額800万円というのは現在のプロ選手たちからしたら少ないかもしれない。ただわたしが知らないだけで選手たちには別になんらかの報酬が支払われている可能性もある。過去に書いたようにプロ野球だって優勝賞金はほとんどないのだ。

たとえ賞金が少なかったとしても、こういった公の場で活躍することで選手としても箔が付くし、他の仕事にもつながるだろう。名を売る場所としては良い大会のはず。

どぐら選手にはもっと語って欲しいところではあるが、しかし選手という立場上、運営批判はゆるされないという現実がある。

リアルスポーツでも上に対する批判はご法度だ。監督批判をすれば干されてもおかしくないし、かつて「ベンチがアホやから野球できへん」といって引退した野球選手もいた。

しかもこの大会の主催はカプコンでありゲームの開発販売元である。自分がプロでいられるのもカプコンのおかげであり、それを批判するのは親不孝というものだ。

大会というのはゲームのプロモーションのために行っているわけで、その参加者は自分が勝って賞金がもらえればいい、という考えだけではいけない。いかに集客し、売上につなげるかまで考えるのがプロではないか?

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