小学校教員から大学教員になるまで

小学校教員、短大教員、大学教員と転職を繰り返し、現在は首都圏私立文系大学で教員をしてい…

小学校教員から大学教員になるまで

小学校教員、短大教員、大学教員と転職を繰り返し、現在は首都圏私立文系大学で教員をしています。小学校教員から大学教員になるまでの道のりはもちろん、大学教員としての業務内容、小学校、短大、大学の違いなど、私の経験をお伝えできたらと思っています。よかったらご覧ください。

マガジン

  • 大学教員の仕事

    大学教員の仕事についてまとめたマガジンです。大学教員の業務内容に興味がある方はどうぞご覧ください。

  • 大学教員公募

    大学教員公募に関するマガジンです。よかったら参考にしてください。

  • 大学教員公募(購入用お得版)

    大学教員公募についてまとめています。無料のマガジンと異なり、こちらのマガジンは有料記事を含めた「購入用」として作成しています。単体での記事価格よりも少しお得に購入でき、その後も有料記事が更新された場合は、追加料金なしで読めるため、おすすめです。 よかったらご活用ください。

  • 小学校教員と大学教員の同異点

    小学校教員と大学教員の違いや共通点についての記事をまとめています。よかったらご覧ください。

  • 小学校教員から大学教員になる方法

    小学校教員から大学教員になる方法についてお話ししています。大学教員を目指される教員の方は参考にしていただけたら幸いです。

最近の記事

大学教員はお金を使ってなんぼ

今回は大学教員とお金についてお話をしようと思います。 大学教員とお金タイトルで興味を持ってくれた方には申し訳ありませんが、今回の話は、正確には大学教員の「研究費」の話となります。 つまり、給与の話ではないため、稼いだお金を使ってなんぼだ、という話ではありません。 ご承知おきください。 以前、以下のような記事を書きました(以前もタイトルで釣っていますね・・・)。 大学教員はお金(研究費)を集めてきてなんぼだ、というお話です。 それと関連して、今回はお金(研究費)はつか

    • 大学教員公募~jrecinの活用法~

      今回は大学教員公募におけるjrecinの活用法についてお話ししたいと思います。 jrecinjrecinをご存じない方のために簡単に触れておくと、jrecinというのは大学教員の公募情報が集まるサイトのことです。 基本的に大学教員を目指す、または大学を異動したいと思った時には、こちらのサイトで公募情報を確認し、応募します。 時々、大学のホームページにしか載らない公募などもありますが、今の時代、ほぼすべての公募がこのjrecinに集まります。 さて、このjrecinです

      • 教育関係者が否定しがちな事実~髪色と態度の関係~

        今回は髪の毛の色と態度の関係についてお話ししたいと思います。 ※今回の記事は偏見が多分に含まれます。個人的な所感であり、根拠は全くありませんので、その点ご理解ください。 髪の色と態度義務教育学校まではあまり関わりがないかもしれませんが、高校、さらに大学になると、髪の毛の色を染めてくる生徒、学生が出てきます。 髪の毛の色を染めること自体に何も感じることはありません。 私も学生の頃は染めたこともありますし、おしゃれの一環として楽しむ分には全く問題ないでしょう。 つまり、

        • 仕事が早い人に共通する最大の特徴~ボールを持つな~

          今回は仕事が早い人の特徴についてお話ししてみたいと思います。 仕事が早い要因仕事が早い人の要因には様々なものがあります。 事務処理能力が高い、集中力が高い、的確に仕事を振ることができるなど、その他にも多くの要因があるかと思います。 そもそも仕事が少ない、仕事が簡単など、ネガティブな要因ももちろん含まれている可能性があります。 ただ、個人的には共通している点があると感じています。 仕事が早い人の共通点私が思う仕事が早い人の共通点とは、 「ボールを持たない」 ことだ

        大学教員はお金を使ってなんぼ

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        • 大学教員の仕事
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          14本
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        記事

          新年度に感じる後悔

          今回は新年度に感じる公開についてお話ししたいと思います。 新年度の新体制4月から新年度となり、ほとんどの職場で新入社員や新入職員が入ってきたのではないでしょうか。 それに伴い、新体制が構築され、会社や学校でも新しい組織として年度が始まっていきます。 私の職場でも、新任教員、新任職員が着任し、全体での顔合わせの会議が行われたところです。 新年度に感じる後悔年を重ねるにつれ、この新年度に感じるようになったことがあります。 それは「後悔」です。 新しいフレッシュな方々が着任

          大学で生き残るための3つの人種

          今回は大学に存在する3つの人種についてお話ししようと思います。 もしかしたら、過去にも同様の記事を書いてしまっているかもしれませんが悪しからず。 ①研究没頭人まず一つ目の人種は研究に傾倒する「研究没頭人」です。 その名の通り、研究に全ての力を注ぎますので、業績が大量に蓄積されており、外部資金もガンガン取得してきます。 大学教員の主な仕事は研究と教育ですので、最も大学教員らしい人種と言えるかもしれません。 大学としても、顕著な研究成果を挙げる人というのは、外部向けの宣

          大学で生き残るための3つの人種

          非常勤講師をすると、実際いくら収入が増えるのか

          今回は非常勤講師をすることで得られる収入についてお話ししたいと思います。 時間が許すのであれば、非常勤はやったほうがいい以前の記事でもお話ししていますが、私は現在1校の非常勤講師を務めており、次年度からさらにもう1校の非常勤講師を務めさせていただく予定です。 持論ですが、時間が許すのであれば、非常勤講師はやったほうが良いと思っています。 時間や労力が割かれるのは仕方がないのですが、デメリットを超えるメリットがあると感じています。 正直なところ、jrecinを見れば、今は

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          非常勤講師をすると、実際いくら収入が増えるのか

          「小さな研究も積み重ねたら大きな研究へとつながる」という幻想

          今回は研究に関する考えについて書いてみたいと思います。 大きな研究は大きな研究へとつながり、小さな研究は小さな研究にしかつながらない表現が下手で大変申し訳ありませんが、研究の世界というのは、想像以上に残酷な世界だと感じています。 大きな研究ができる人はさらに大きな研究へと進みますが、小さな研究をいくら積み重ねたところで、大きな研究へとつながることはほとんどありません。 稀に小さな研究が大きな研究へとつながることがあるかもしれませんが、確率的に宝くじのようなものでしょう。

          「小さな研究も積み重ねたら大きな研究へとつながる」という幻想

          大学の仕事~自己点検委員会~

          今回は自己点検委員会についてお話ししたいと思います。 自己点検委員会とは以前も大学における学務分掌についてはお話ししたことがありますが、今回は自己点検委員会に絞ってお話ししたいと思います。 上記の記事をご覧いただけたらと思いますが、簡単に紹介すると、大学がきちんと運営されているかどうかをチェックする内部機関となります。 大学に勤めていなければ聞き慣れない機関かもしれませんが、おそらく、一般企業であれ、教育機関であれ、どのような部署であれ、自分達の活動を振り返る機会がある

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          大学教員の仕事「3月あるある」

          今回は大学教員の3月に舞い込んでくる仕事についてお話ししたいと思います。 3月の仕事春休みである2月、3月は大学教員にとって研究を進める絶好の機会となります。そのため、夏ほどではないですが、学会などが開催される機会も多くなり、研究に打ち込める時間が確保しやすい時期です。 ただ、3月に入ると、途端に増える仕事というのがあります。小学校教員の皆様であれば、学年末の成績評価、指導要録の作成、引継ぎ資料の作成、次年度に向けた準備(教科書・ドリル選定、新しい教室の整理、名簿の整理等

          大学教員の仕事「3月あるある」

          大学教員公募~大学を見て法人を見ないのは地獄行き~

          今回は大学教員公募における法人チェックの重要性についてお話しします。 宣伝となりますが、大学教員公募に関する記事を40本以上まとめたマガジンを販売しております。 もし興味のある方がいらっしゃいましたら、有料ではありますがご活用ください。 大学を見て法人を見ず小見出しを見てお気づきになられたかと思いますが、小見出しの言葉は「木を見て森を見ず」という故事成語に倣った言葉です。 故事成語本来の意味としては「小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ(引用:goo辞

          大学教員公募~大学を見て法人を見ないのは地獄行き~

          大学教員は暇であるべき

          今回は大学教員の暇な時間についてお話ししたいと思います。 日本の大学教員は事務作業が多い私は海外の大学で働いたことがないため、実体験をお話しすることができないのですが、海外から日本に戻られた先生方は口をそろえて、 「日本の大学教員は事務作業が多い」 と言われます。 最近拝見したYouTubeの中でも、筑波大学の柳沢正史先生が同様のことをおしゃっていました。 どの動画かは忘れてしまったのですが、京都大学の山中伸弥先生も同様のことをおっしゃっていました。 海外の大学教

          ポジティブマンの功罪

          今回はポジティブマンについて考えてみたいと思います。 ポジティブマンとはポジティブマンとは、私が勝手に考え出した言葉ですので、一般的には使われていない言葉です。 Kis-My-Ft2というグループがPositive Manという楽曲を出されているようですが、全く関係ありません。 テキトーに呼んでいるだけですので意味づけもテキトーでして、「常にポジティブ思考な人」という意味合いでしか考えていません。 そのため、定義といった大それたものも考えていません。 ただ、皆さんの周り

          教員という職業に仕事の終わりはない

          今回は教員の仕事についてお話ししたいと思います。 長期休業期間も仕事はある現在、大学は春休み中です。 小学校から高校までの先生方も、3月下旬からほんの少しだけ春休み期間に入るのではないかと思います。 もちろん、春休みというのは「学生や子ども達が」ということであり、教員に休みはありません(場合によっては強制年休消化によって休みとなることはあります)。 ただ、授業という職務から解放されるだけでも、気持ち的にだいぶ楽になるのは事実です。 しかしながら、長期休業期間中も仕事が

          教員という職業に仕事の終わりはない

          人は何気ない一言に救われる

          今回は何気ない一言のもつ力についてお話ししたいと思います。 日常の何気ない一言先日、私が本務に対応できなかったときの話です。 本来行うべきであった仕事が諸事情により延期となり、延期となったが故に、私が以前から予定していた仕事とバッティングしてしまうという事態が起きました。 以前から予定していた仕事は研究関係のものだったため、優先順位としては本務のほうが高くなるのですが、遠方に出向く必要があったため、どうしても外すことができず、同僚の先生に事情を説明し、代わってもらうこと

          人は何気ない一言に救われる

          正しい努力とは?~結果が伴う努力をしよう~

          今回は正しい努力について考えてみたいと思います。 もしかしたら過去にも同じような投稿をしているかもしれませんが、その場合はご愛嬌ということでお赦しください。 努力は誰しもがしているこれまでの人生を振り返っていただき、一度も努力をしたことがないという人は、おそらく皆無でしょう。 子供の頃から、どこかしらで「頑張らないといけない」という機会が訪れていたのではないかと思います。 幼稚園のお遊戯会の練習や学校のテスト、入試、社会に出てからの会議、資格の勉強など、年齢が上がったとし

          正しい努力とは?~結果が伴う努力をしよう~