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楽して勝てるほど甘くない

こんにちは、セタです。

昨夜、W杯の抽選会が行われ、日本はスペインとドイツが同じ組という、非常に突破するハードルの高いグループになりました(もう一つはコスタリカとニュージーランドの勝者)。

アジア予選を突破するのも非常に苦労しましたが、本大会に出てもグループリーグ突破は本当に大変なミッション。

でも本大会出て楽な試合なんてないんですよ。

7大会連続で出てても、まだまだ本大会ではマークされていない国だからこそ、とにかく一戦必勝で戦っていくしかない。

余力残してターンオーバーして、なんて超強豪国がすること。

日本はまだまだそれをやられる側だし、そのチャンスを掴んでナメんな!って噛みついて結果出していこうっていうフェーズにいる国。

でも、そういう意味ではもう7回目の出場だし、結果を出すための準備はできてますから。

わかりやすい強豪国相手だし、ジャイアントキリング起こしてほしい。

ドイツは第二の祖国

とにかく“チャレンジャー”で挑むからこその楽しみですし、その相手がスペインとドイツなんて最高ですね。

特にドイツは私の第二の祖国。

15年半暮らして、永住しようと思って永住権も取っていたくらい愛着のある国。

ご縁があって帰国しましたが、今もドイツ時代の友人とはやり取りもします。

フロントスタッフとして12年所属した古巣フォルトゥナ・デュッセルドルフの動向は常に気にしているし、所属する日本人戦士たちの活躍を、自分事のように嬉しく思ったりしています。

昨日も当時の同僚で親しい友人とビデオ通話しましたが、とにかく向こうの友人たちがすごく温かくて、やはりすごく好きな世界だなって常々思ってたりはします。

永住権取るとき、「日本国籍捨てるならドイツ国籍やるよ」と言われて少し悩んだくらい自分にとっては大事な国(二重国籍が認められない国同士なので、日本に帰らないならドイツ人になれば?と薦められたんですw)。

だからこそどっちも応援したいし、スペインも超強豪国だけど、だから願わくはドイツ🇩🇪と日本🇯🇵がグループリーグ突破してほしいですね。

あくまでも個人的な願いですが、そんな楽しみも増えた抽選会でした。

うん、やっぱW杯、ワクワクします。

アメマさん、全試合放送の決断、有難うございます。

どこだって一緒

さて。

水戸ホーリーホックは2連勝のあと、北関東のライバル栃木SCさんとの大事な一戦で0-1の敗戦を喫しました。

水戸ホーリーホックにとっては絶対に負けたくない相手。 

いろいろなところで競われることが多い、茨城と栃木のライバル関係ですが、ことサッカーに関して言うと、同じJ2の舞台で対峙するクラブ同士だし、プライドもありました。

そんな42試合の中でも、さらに別軸で気持ちが入る一戦でしたが、負けてしまいました。

応援してくださってる皆さんには本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。


開幕から数試合勝利できず、批判や不安の声もある中、悔し涙を見せながら責任感を示してきてくれた選手たち。

だからこそ、そのあとに2連勝(FC琉球戦、ロアッソ熊本戦)ができたときは、安堵の気持ちがありました。

そして強い気持ち、強い責任感で戦ってくれている選手たちが、強い気持ち、強い想いで応援して下さる多くの方々と一体感を共有できていることが誇らしく思えていました。

だからこそ、この気持ちが入る一戦でも勝利を分かち合いたかった。

いろんな感情あって、やっぱり悔しい敗戦でした。


もちろん、ここからずーっと勝ち続けてほしいですが、でも相手も同じように勝利に我武者羅に向かってきます。

だからやっぱり勝ったり負けたりがあるでしょう。

それがガチンコのスポーツの面白さでもありますし、だから感情を揺すぶられ、のめり込んでいくんだと思います。

これはJ2リーグだろうがW杯だろうが、日本だろうが海外だろうが一緒だと思います。

油断すればやられるし、油断してなくても相手だって必死だからやられることはある。

逆に相手の油断をつければ格上だって倒せるし、こっちが必死に一丸となってぶつかればジャイアントキリングだって有り得る世界。

お金かければ必ず勝てるわけじゃない。

お金かけなくても勝てることがあるからこそ、そこで活躍した選手にはジャンプアップのオファーが来る、そんな世界。

水戸ホーリーホックは今、まさにそこにいるクラブ。

先のこと考えるのは監督コーチたちの仕事。

選手たちは我武者羅に1試合ごとに結果出しに行こう!

楽な試合なんてないない。

一戦必勝でやるっきゃないですし、それはみんな理解してくれてると思っています。

これはファン・サポーター、ご支援いただいている方々だけではなく、我々フロントスタッフも同じ。

キックオフしてしまえば、あとは皆さんと同じように(心の中では)プレーに一喜一憂していますから。

もう一つの北関東ダービー

明日はアウェーでザスパクサツ群馬さんと対戦。

これもまた北関東に位置するJ2クラブ同士の対戦。

意地もあるし、連敗もしたくないし、絶対に勝ちたい試合。


個人的には大学を卒業して2年間を過ごした群馬には愛着があるのですが、当時所属していたクラブ(群馬FCホリコシ、のちのアルテ高崎、今は消滅)はザスパさんとライバル関係でしたので。

20年経って水戸ホーリーホックの一員となった今、改めてザスパクサツ群馬さんには負けたくない!

選手たちも高い高いモチベーションで準備してくれてますし、やってくれると信じてます。

悲観もせず楽観もせず

楽に勝てる試合はない、だからこそ、この試合にもドキドキしてます。

きっとこの試合結果でまた感情も大きく揺さぶられるでしょう。

繰り返しますが、これはフロントスタッフも皆さんと全く変わりません。


でもシーズンは長い。

これは私のキャリアの中で行き着いているフロントスタッフの心得。

「悲観もせず楽観もせず」

(ドイツでは)フォルトゥナが3部から1部まで昇格するのを経験しましたし、そこから降格も経験、ギリギリの残留争いも何度も経験しましたし、そこからの2部優勝、1部返り咲き、1部残留。

しかもドルトムントやシャルケなどをジャイアントキリングしまくるという経験もして、その後にまた2部降格、コロナで中断、無観客...という波瀾万丈を経験してきましたので。

その度に色々な感情を持ちましたし、周りからも多くのリアクションをいただきました。

良いときもあればそうじゃないときもある。

もちろん逆も然り。

だから私たちは(心の中では一喜一憂しながら)“悲観もせず楽観もせず”チームを支えていきますし、皆さんに応援していただけるクラブ作りを続けていきます。


長くなりましたが改めて。

明日は負けたくない北関東ダービー。


皆さん応援よろしくお願いします!


頑張るときはいつも今

瀬田元吾

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