一級建築士製図試験は試験会場へ携行可能なものが変わりました(令和6年版)
皆さんこんばんは、記述研究所の源です。今日は建築士試験会場への携行品についての話です。
令和6年度一級建築士試験受験要領が建築技術教育普及センターから発表されました。
昨年(令和5年)、受験要領が発表された際、試験会場で使えないものとして具体例が示され、筆箱やペンケース、三角定規やハケなどの製図用具を入れる収納ケースは机の上に置けないこととなりました。
追加された事項は、以下のことが掲載されています。
携行できないものとして、筆記用具等収納ケースが追加されています。イラスト による例示もされており、ペンケースや筆箱だけではなく、過去には認められていた製図道具の収納ケースも追加されています。
例4や例5は、今まで三角定規、三角スケール、ハケなどを机上でまとめておくために使っていた収納ケースを示すものと判断できます。
自作でこだわったケースを持ち込む方も多くいましたが、令和5年からは許可されません。
結果として、机の空いたスペースに並べる事となりますが、厳選した文房具で挑むことが得策のようです。
さらに、令和6年の実施要領では「機能が類似しているものを含む」と、議論を呼びそうなものは全て認めないとされています。
また、衣類のポケット等を使用して、筆記用具等を収納する行為も「不正行為」とされていますので、注意が必要です。
全国の令和5年の本試験会場では、いろいろ揉めたことから、このような発表になったのではないかと想像します。
製図試験のために必要な文房具(製図板、定規、筆記具など)の記事はこちらのマガジン(全て無料記事)をご覧ください。
製図の準備としては、作図手順を覚えてスピードを上げる事と、エスキス基礎となる製図特有の法規、建築計画のルール、建築設備の基礎などを理解しておくと、本格的な課題への対応する時に余裕が生まれます。
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