途中

いきなり、青島モノラルへの道(壁画)-1

「ダイニングバー青島モノラル」のポテトが
ただすごく食べたい!本当に食べたい!
それだけで
北九州の双子の”なっちまんゆっちまん”と、
北九州スタートで宮崎県青島まで、ただ、ただ、行きました。
(その時、本当に、モノラルポテトが食べたかっただけ。)

青島は、その前の週に友達と5人で訪れていた場所だったんですが、
わたしも、愛知へ帰る前にもう一度「青島モノラル」へ行きたいなと、
なんとなく思っていたんです。
(九州へは2週間だけの予定で来ていたわたし。)

そもそも話は、また戻るんですが3月6日は、
このまま愛知に帰る前にもう一度、双子のなっちまんゆっちまんに
会いたい気がすると思っていて、双子もそう言ってくれていたので。
3人で「いきなりステーキ」へ、いきなり行きました。

肉を食べながらも
「青島モノラルのポテト食べたいね」って何回か会話に出てて
明日起きた時に、行きたかったら行こう!と言いながら別れたのでした。

そして、3月7日、お昼に、福岡にいた私は、
まず、「ムク!」って双子にメッセージを送りました。
そのあと、
「昨日よりも、ポテトを食べたい気持ちが強い!」って言って
双子を北九州に迎えに行き
そこから宮崎の青島まで、運転してランランと急がず向かいました。
漠然と、ラストオーダーまでにたどり着けばいいよねと思って。

そう、愛知県から車で九州に来て旅してる私は距離感がわからず。
あとで調べたら
 福岡市→北九州(66km 車で1時間)
 北九州市→宮崎県青島(355Km 車で4時間

こんなにかかるのでした。(合計5時間)
し か し
なっちまんも、迎えに行った時、
「ちょっとでかけてくるね」っていって家を出てきたっていうし。
全部が全部、枠外しの旅に〜。(無論その時は、旅のつもりはない)

もう、そんで、その話してた同時に、前の週にモノラルで会った
動画作家のKankanさん(from青島)と、
「げもさんNYで動画撮りますか?」
「3月27日からNY行きます、日程どうですか?」
「5月にわたしアラスカも行きますよ」
「描いてるとこも準備段階も、撮ってください」
とか、奇遇にも、そんなメールやりとりもしてたのですが、
「あ、いまから青島行きますね」って言って向かったんです。
「え?今からですか?冗談ですか?」ってなってましたが(笑)
これが、全て、ちゃんといい感じになってたんです。不思議。

サービスエリアで「いきなり団子」を買って食べました。
この写真は、いきなり団子のどこが"いきなり"なのか、尋ねているところ。
このとき、すべてが「いきなり」だったのです。
買って食べてる時に写真見て気づいた。「いきなり」のメッセージ。

それで、車の中でゆっちまんと、絵の話になりまして。『最近、私、学生さんと組んでやろうと思っていたイベントが、打ち合わせの段階でうまくいかないことがあって。どうも、学生さんが、絵をアナログで描くことに、(材料費がかかるとか、疲れるんじゃないか、間違えたらどうしようとか、など)リスクを感じてる様子で。学生が集まりませんので様子見てみますって、母校の先生とやりとりしてたところだよ〜。時代がかわって、絵の世界も変化して狭くなっちゃうのかな〜さみしいなぁ』なんて話していた。そしたら、なんと、ゆっちまんはパソコンで絵を描いているから絵の具で絵を描くのが怖いんだって言うのです。私は、絵の具で絵を描く楽しさといい加減さと特有の心地よさを、なぜかどうしても伝えたくて、「わたしが愛知に帰るまでに、一緒に絵の具で絵を描こうよ〜。」と、教えないお絵かき教室”お絵描きパッション”お話をしました。

で!ラストオーダー時間ぎりぎりくらいに青島の"青島モノラル"へ到着しました。ポテト食べて感激だったけど長旅でうまく喋れず、ここで休憩していました。

いろんな話が繰り広げられる中で、
そのとき、青島モノラルのけいすけさんが
『明日はどこへ行かれるんですか?』と私たちに聞いたので
『はい、明日はそこへ行こうと思います…どこですか?』と私が返した。
これが、ものすごいミラクルで、
けいすけさんが、いつか絵を描こうと思っていた壁があるらしく、しかも、私たちが、なぜか幣立神社から龍のエネルギーを持ってきているらしく、
**
な ん と、 モノラルさんの壁に絵を描くことになったのです。**
(もちろん、ちゃんと、お仕事としてです。)

感動。

私が返事をしたのが、依頼よりまえだったこととか、よく、頼んでくれたなぁぁとか、感動でいっぱい。どんな絵ができるのか楽しみでいっぱい。Kankanさんも、けいすけさんに「よく、そんなこと思いついて言ったっちゃねぇ」と言ってて、そして、私たちのドキュメントを撮影してくれることに。さらに、ゆっちまんとは、絵の具で一緒に絵を描きたいねと車の中で話してたからそれも実現しちゃうし。全ての出来事が、全部、どんどん考える隙もなく叶っていく不思議。
(ただ、この時点で、それぞれの人間たちにプレッシャーやとまどいは、ゼロではなかったと思うけども、それよりも、運命的なことの積み重なりのほうが強すぎて、やるに決まっていた!)
次の日の朝、モノラルのけいすけさんが、絵の具を用意してくれたのですが、ちゃんと、蛍光の絵の具がたくさんと白いペンキと、細い平筆などを早朝に買ってきてくれてた。なんと!わたしのインスタを見て、用意するべき絵の具がわかったらしいのです。もーーーーーーーー、さらに百倍の感動✨

私たち3人の画家は
絵を描くことを、気負わず、存分にただ楽しむことができるよう、
3月8日、早朝から青島神社にお参りに。。。

この日、めっちゃ晴れてるし!

奥の神社はいつも深々い感じの光が輝きます。
わたしは毎回、お皿を投げて、色の紐を結んできます。

そして、こういうとき、ゆっちまんすごいなって思うのが、TUKTUKに、「青島モノラルに今から絵を描くので、お店まで乗せてってください」って言って、(え?お店まで行けるの?)って思ってたら、「先週も来てましたよね?どうぞ〜」って、わたしたちを覚えていてくれて、全然お店まで乗せて行ってくれました。すごいワープ。
「TUKTUKも絵に描いてねぇ〜」って言われました。

そして、青島モノラルについたとたん、準備してある絵具や筆のビニールを剥いで、すぐに私が色を乗せ始めました。乾かす時も考えると、さあ描くぞって考えてる時間が、止まってるように思えるから、あと、迷いを入れる前に描き始めてしまいたかったから、とにかく手を動かそうって思って、けいすけさんに挨拶するより前に、少しでも描いておきたいって動き始めた。そうしたらほぼ同時に、けいすけさんも外に出てきてくれて、絵を描くときのお水に、神聖なお神酒を混ぜてくれました。


3人とも、朝ごはんも食べていないのに、描き始めると、やっぱり止まらないのが絵。
集中すると、お腹すくの忘れるのです。そして、こういう場合、(描く前にでかい画面の前で考え込んだらたぶん進まないのですが、)考える前に描き始めると、次の描きたいや、もっとこうしたいがどんどん出てくる。これがアウトプットの不思議なのです!画家は、今、描いてる絵しか、描けないのです。過去の絵をどうにかすることもできないし、未来に、こういう画家になっていたいとかも無く、全部、今しか無い。そんなことがここにはたくさん降り注いでいました。で、この時は、お昼の2時までノンストップで描きました。




いきなり 〜つづく〜


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