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12月8日

一週間、携帯が使えません。理由はたんに壊れたからです。画面がテレビの放送休止の時のようになっています。僕の指にすら反応してくれなくなりました。悲しい限りです。

ということで今日からは、代役にPCを用います。キーボードが取り外し可能になっていて、幸いにもタブレットのように使うことができます。ただ、Wi-Fiがない環境では使い物になりません。Spotifyに契約しているので、設定次第で音楽を聴くことは可能ですが、できることはそれぐらいしかありません。

ですから、ほぼ情報機器に頼らない一週間が始まるわけです。SNSなんてもってのほか。ただ、楽観的に考えれば、日々のSNS依存を痛感し、改善する絶好の機会とも見れます。普段の生活でやろうとしても、これがなかなか難しい。本を読んでいる時さえ、みんなの行動が気になるときがあります。この機会にSNSとの付き合い方を見直してみようと思います。

午前中は、話題沸騰中の『ボヘミアンラプソディー』を観に行きました。なぜか一週間ほど前から、Queenに関連するものばかりに遭遇していました。カラオケで友達がQueenをたくさん歌っていたことに端を発し、何日か経ってふとそれを思い出しては聞き始めていると、NHKの『ボヘミアンラプソディー』の特集に偶然遭遇し、またある友達に映画を薦められるといったような。一週間でQueenに触れない日はないというほどでした。

楽曲の「ボヘミアンラプソディー」を最初に聴いたときから興奮が止まらなかったです。そこまで歌に詳しくないので、細かいことはわかりません。が、これは久々にすごいバンドに出会ったな、と本当に思いました。特に洋楽でここまで惹きつけられるのは初めてです。

そして、今日映画を見たことで、さらにその興奮が高まったような気がするのです。劇場のあのド迫力の効果はあるとはいえ、浴びるように受けた楽曲の数々に触れ、思わず歌いだしたくなったのを思い出します。ずーーっと鳥肌が立っていました。もうこれから一か月ぐらいは、Queenが脳内エンドレス再生状態となることでしょう。

もうそれで十分なはずなのですが、そこから何かを得ようとするのが人間の性なのでしょうか。いや、エンターテイメントは本来そういったものであるともいえるはずでしょうが。テレビや新聞がお得意とするところでしょう。

感じたことは1つ。魂を感じた、ということです。これに尽きると思います。もちろん、フレディ・マーキュリーの波瀾万丈の物語を目撃したことによる影響というのは否めません。しかし、そうしたものも含めた上で、ここまで伝わってくるものがあるというのは、作り手の魂が伝わっているからだと思います。それこそが、エンターテイナーの本質的な部分であると思うし、もっと言うと「人に何かを伝える」上で最も重要なものであると感じました。人を動かすためには、技術うんぬんよりも、まずはそこに魂を込められるかだと。言い換えると、そこにどれだけの力と想いを注げるか、だと思います。

20歳、大学2年というまだ何者でもない、何も成し遂げていない時に、このような素晴らしいエンターテイナーに出会えて本当に良かったです。これからもこういったものに触れていきたいと強く感じました。

(また、ひょんなことから日記を続けていこうと決めました。書くことが、歯磨きのような「日常」にしていきたいからです。たとえ、1行や2行になる日があってもいいと思っているので続けていきます。)

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