のびのびスライム(知育菓子)
今回取り上げるのは「のびのびスライム」
「ねるねるねるね」でお馴染み、クラシエフーズさんの商品です。
中には4つの袋(実験ジュースのもと、青スライムのもと、緑スライムのもと、トッピング)とトレイ、フォークが入っています。
まずは端のトレイを切り離し、内側の線まで水を入れます。
水を入れたトレイに「実験ジュースのもと」を入れ、フォークで50回程度混ぜます。ダマがなくなればOKです(少し残っても問題ありません)。
作った実験ジュースを、丸い二つのトレイに均等に入れます。
写真のように、実験ジュースを作ったトレイの内側の角が丸くなっているので、そこから流し込むとやりやすいです。
一方のトレイに青スライムのもとを入れ、フォークで良く混ぜます。
発泡して「ふんわり」したらできあがりです(粘りも出てきます)。
もう一方のトレイに緑スライムのもとを入れ、同じように混ぜます。
100回程度混ぜると、よくのびるスライムになります(青いほうも同じです。)
100回と聞くと大変な感じがしますが、混ぜていると直ぐに100回を超えます。
最後にトッピングをかけて食べます。
味は「ねるねるねるね」と同じですね。
青い方はソーダ、緑はマスカット味です!
原材料を見ると、「ねるねるねるね」とほぼ同じです。
スライムのもとを実験ジュースに入れて混ぜると発泡しますが、これは重曹(炭酸水素ナトリウム)が酸(クエン酸)と反応して二酸化炭素が発生するためです。
「ねるねるねるね」と違うのは、炭酸カルシウムを使っている点ですね。
カルシウムイオンが増粘剤(おそらくキサンタンガム)を橋掛けし、「ねるねるねるね」よりも粘りを出していると考えられます。
図のように、キサンタンガムのカルボキシル基を、二価の金属イオンであるカルシウムイオンが橋掛けしていると推測されます。
*キサンタンガムは複雑な構造をした多糖類のため、詳細は省略しました(^^;)
クラシエさんは小さなお子さんが食べても大丈夫なように、着色料などに気を使っています(国内工場で製造)。また、楽しく作る工夫も随所に見られ、好感がもてます。
パッケージに記載されていますが、小さなお子さんが作る時は大人がサポートしてあげて下さい。
作ることと食べること、両方の満足感を味わえるところが良いですね。
読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。