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スライムで人工クラゲを作る

以前、人工クラゲの作り方をご紹介しました。
ややこしいですが、「人工イクラ」のやり方を応用したものです。

今回は洗濯糊で作るスライムを使います。

やり方は簡単です。

100円ショップのスライムを使いますw

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こういうスライム、売ってますよね。
グリッターの入った、キラキラ光るスライム。
硬めのスライムで、形を作り易いんです。
「~ねんど」という商品名が多いです。
これは「とうめいキラキラねんど」とあります。

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スライムの一部を取って伸ばします。
クラゲの傘の部分です。
そして、端の方を伸ばして触手を作ります。
このとき、アルコールにスライムを漬けながら作業を行います。
アルコールにはイソプロピルアルコール(IPA)を使いました。
アルコールに漬けることで、スライムがベタベタしなくなります。
漬けたまま作業するのではなく、アルコールに3~4秒漬けて引き揚げ、整形します。

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僕は素手でやりましたが、手袋をつけてやって下さい。
手がカサカサになりますw

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適宜、アルコールに漬けないと触手同士がくっつきます。
まぁ、漬けていてもくっつんですよね...

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出来たら水槽に入れます。
あまり完璧を目指さないのがコツです。
リアルに作ろうとすると、途端に難しくなります。

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水槽のスイッチを入れると、LEDが点灯して水流が発生します。
傘の部分に気泡を入れてみたので、浮いたまま触手が揺れています。
グリッターが入っているので、キラキラ光って綺麗ですね。

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なんか、クラゲというよりタコのような......

最初は触手を細長くして、よりリアルにしようと思いました。
ただ、作ってみると触手同士が直ぐに絡み合ってくっつくので、諦めました。かなり難しいです。

触手は短い方が作り易いですね。
小さなサイズのクラゲを作るのがお勧めです。

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こんなかんじですw

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おぉ、結構良いですね。
そして綺麗です。
小さいので、水槽の中を泳ぎまわってくれます。

ちなみに、洗濯糊とホウ砂で硬めのスライムを作る場合は、
洗濯糊と水を1:1で混ぜます。
例えば、プラカップに30mlずつ加えて混ぜます。
そして、約4%のホウ砂水溶液を少しずつ加えてゲル化させます。
ホウ砂水溶を加えたら、3分くらい混ぜて様子を見るのがコツです。
やや硬めのスライムになったら、そのまま一時間以上放置します。
すると、ゲル化が進んで更に硬くなります。

思うような硬さにならなくても、またやり直せば良いので問題ありません。
洗濯糊とホウ砂、どちらも安くて入手し易いですしね。

実は、良く伸びるバルーンスライムのりでクラゲ作りに挑戦してみました。

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柔らかすぎて触手を付けられず(すぐにくっつく)、ただの平べったいスライムになりました。
水槽の中でよく分からないものが漂っていますw
やっぱり硬めのスライムが良いですね。

アルコール(IPA)にスライムを漬けながら作ることで、スライムのベタつきを抑えることができます。
前述したとおり、整形作業をし易くなるメリットがあるんですが、もう一点、水槽にスライムがくっつき難くなります。
アルコールにつけていないと、水槽の底や壁にくっついてしまうんです。
そうなると、水槽上部の投入口から箸などで剥がす必要があります。

そして、使用した水槽は付属のクラゲ(樹脂製)以外は推奨されていません。
あくまで自己責任なので、その点はご承知おきください (^^;)
本当はゲルを入れてはいけませんw



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