![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35281835/rectangle_large_type_2_c979fde973580bc3fdec131e98606b04.jpg?width=1200)
簡単にできるスーパーボール作り
洗濯のりや木工用ボンドを使えば、手軽にスーパーボールを作ることが出来ます。
既製品ほど弾みませんが、自分の好きな色・大きさのスーパーボールを作れます。
以前もスーパーボール作りについて投稿しましたが、今回は市販のキットも含めて、3通りの方法で作ってみます。
まずは洗濯のり
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282017/picture_pc_1b38383b330a46cab1ff73357c5132f4.jpg?width=1200)
洗濯のり20ml(20gでもOK)に水彩絵の具や食用色素で着色します。
着色しない場合は次に進みます。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282114/picture_pc_4a0dd98bac1f9fdec41caad0667b1bc3.jpg?width=1200)
食塩水を加えます。
食塩水は水50mlに食塩15gを溶かしたものです(ほぼ飽和)。
全量加えて、混ぜずに3分ほど待ちます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282225/picture_pc_5824c33f6f58f309440c92b4901510e9.jpg?width=1200)
3分後、割りばしなどでよくまぜ、析出したポリビニルアルコールを取り出します(洗濯のりは、ポリビニルアルコールの水溶液です)。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282327/picture_pc_9a942c64865e68e3f2c6f6c4fb3a52e8.jpg?width=1200)
良く練って丸めたら、キッチンペーパーで水分を取ります。
あとは一晩乾燥させます。室内でも問題ありません。
*完全に乾燥させると弾まなくなります。
この作り方は塩析を利用しています。
塩が水分子を引き付けるため、ポリビニルアルコールの周囲の水分子が減少し、ポリビニルアルコールは析出します。
![スケッチ-148 (2)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35284009/picture_pc_3b136d9bc55f8728067e420991f2980f.jpg?width=1200)
極端ですが、図のようなイメージですw
豆腐や石鹸も塩析を利用して作られていますね。
続いて、木工用ボンドで作ります(液状のりでもOK)。
液状のりで作ると透明なスーパーボールになります。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282474/picture_pc_febb77d94eccd805b1c24301ca70c1c5.jpg?width=1200)
木工用ボンド(もしくは液状のり)15gにコーンスターチ(片栗粉でもできます)を大さじ一杯加えます。
さらに、4%のホウ砂水溶液を15ml程度加えます。
そのまま混ぜずに10分ほど待ちます。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282653/picture_pc_93e6cb497d839f8de6e1c3c4a2cd45e7.jpg?width=1200)
10分後、よく混ぜて出来たカタマリを取り出します。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282699/picture_pc_2f1368f6c74b43d8349ee3474057189c.jpg?width=1200)
練りながら丸めます。
丸めるときは指で転がし、表面を滑らかにするのがコツです。
ホウ酸イオンによるポリビニルアルコールのゲル化に加え、
コーンスターチが水分を吸収し、ゲルに粘性と硬さと与えています。
続いて、市販のスーパーボールキットです。
100円均一で売っていました。
ポリビニルアルコールの粉末を固めることでスーパーボール作ります。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282809/picture_pc_2b65c502bedebb9d4f70fb738450631f.jpg?width=1200)
付属の型にポリビニルアルコール粉末を入れます。
今回は二色で作ってみました。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282943/picture_pc_0070c2b09c21a67f7b2bb4e77d314f94.jpg?width=1200)
粉末を入れたら、そのまま水の中に沈めます。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35282967/picture_pc_48e07b69d502ac206e2b99ed06451cfa.jpg?width=1200)
3分後に水中から取り出し、さらに1分後、型から外します。
表面がベタつかなくなったら完成です。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35283037/picture_pc_4353bd7c635108aaaa01c1a899b9942f.jpg?width=1200)
この中でよく弾むのは洗濯のり(青)で作ったスーパーボールです。
一方、木工用ボンドで作ったものはあまり弾みません。
市販の粉末を固めたものは、洗濯糊の6~8割くらいの跳ね具合でした。
洗濯のりで作ったスーパーボールが一番弾力があります。
作るのも簡単ですし、お勧めです。
木工用ボンドで作るタイプは、ボンドの量を3分の1に減らすと、少しだけ弾むようになりました。コーンスターチの量も含めて、最適な仕込み量を探す必要があると感じます。
よく弾むスーパーボールを作るコツは
① 綺麗な球状にする
*凸凹している・歪な形だと弾まない
② 少し湿らせておく
*完全に乾燥させると弾力を失います。
この2点が重要です。
特に①ですね。
作ると分かるんですが、結構難しいです。
乾燥させているうちに変形するので、その辺りも工夫が必要です。
上手く出来ると、よく弾むボールになります。
簡単に作ることが出来るので、ぜひ挑戦してみて下さい。
読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。