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柔らかい上に、殆どが水のハイドロゲル。 そこに情報を書き込むにはどうすれば良いでしょうか? 材料が情報を持つとはどういうことなのか? そこを考えれば、やり方が見えてきます。
多糖類の一種で、食品などに使われているメチルセルロース。 このメチルセルロースの水溶液は、温めるとゲル化するという変わった性質を持っています。 そして、冷やすと液体の状態に戻ります。 増粘剤や乳化安定剤として広く使用されている多糖類です。 食品に使われている多糖類は10を超えますが、その中でもメチルセルロースは変わった存在だと思います。
人の脳はとても高度で、機能するために大量のエネルギーを必要とします。 ただ、苦手なこともあります。
近い将来、ゲルはこうやって作るようになるかもしれない、そんな事を最近感じました。
生成AIの進化は目覚ましく、架空の映画の予告動画を作成することも可能になっています。 では、化学研究においてはどうでしょうか?
めっきは金属の腐食を防ぎ、外観を美しくする効果もあります。 そして、その対象は金属だけではありません。 めっきとは? 金属や非金属の表面に金属の薄い膜を被覆することで、装飾や防蝕、機能性などを向上させる技術のことです。 そんな「めっき」の歴史はとても古く、紀元前1500年頃にはアッシリアで錫(すず)めっきが行われていたとの記録があります。 錆を防止するために行われたと考えられています。
漢方薬は、古代中国の経験医学に起源を持ち、5~6世紀頃に日本に伝わったとされています。 漢方薬は日本で独自の発展を遂げ、17世紀頃に体系化されました。現在に至るまで伝統医学として継承されていますが、その科学的根拠は今でもはっきりしていません。
最初から用途ありきで研究しているものはともかく、そうでないものは自ら考え、展開していく必要があります。 基礎的なゲルの研究をやっていて、用途を考えることが時々あります。 もし応用するとしたら何に適しているのか? こういう事は複数人でアイデア出ししたいですよね。
当たり前ですけど、何もやらなければ何も得られません。 考えるのも大切ですが、実行に移さないと何も分かりません。
バイオミメティクスとは、生物模倣 or 生物模倣技術のことです。 その名の通り、生物の様々な特徴を研究し、科学技術で同じ機能を実現するものです。 バイオミメティクスの研究はとても面白く、自然界への興味も深まります。 例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチが鳥が飛ぶメカニズムを研究した例が挙げられます。 他には、蚊を模倣した痛みのない注射針などがあります(これは早く実用化してほしいですね…)。 そして、植物の機能を模倣したものもあります。
接着剤で2つのものをくっつける。 誰でもやったことがあると思います。 では、接着剤に必要な機能は何でしょうか? 何をどうしたら、2つのものをくっつけることが出来るのでしょうか? 接着剤と言っても色々あり、中には異種材料を強固に接着するものもあります。 例えば、金属と樹脂、木材と樹脂などです。
先週、有料エリア内でお話しした通り、今回は量子技術についてお話します。 そもそも、量子とは何の事でしょうね? そう言えば、2023年のノーベル化学賞は量子ドットの開発でした。 文科省にある説明の通りで、量子はとてつもなく小さく、そして特殊な性質を持っています。
今は高速通信が普及したおかげで、手軽に情報を得ることが出来ます。 その一方で、自分から情報を取りに行き、自分で調べて考えることが大切なのは今も昔も変わらないと思います。 流れてくる情報を浴びているだけでは、物事の一面しか見ていない事になるかもしれませんし、結局何も得ていない可能性もあります。 自分の足で学会や展示会などに行くと、やはり直接情報を得て考えることは大事だなと感じます。 現物を見て、その場で質問し、議論する事で得られる事は唯一無二です。
JAXAのつくば宇宙センターに行くと、色々なものを見ることが出来ます。 以下の施設に関しては予約不要で見学できるので、近くに行く事があれば是非寄ってみて下さい。 ・展示館「スペースドーム」 ・プラネットキューブ(企画展示・売店) ・ロケット広場 あまり宇宙に興味が無い方でも楽しめると思います。 展示館では、QRコードを読み取ることで音声ガイドを聞く事もできます。 一度行ったことがありますが、本物のロケットを見ることが出来て感動しました。