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シャニマス2ndライブ(再公演)のセトリ考察【20年12月版】

くじけそうになったり
逃げたくなったりするけど
あきらめたりしない 決して
喜びにふれるたび 
大好きなんだって思える
ここへ戻ってくる
                   ー「いつか Shiny Days」より引用

歌詞の通り、あいつが帰ってくる。あいつは諦めてなかったし、宣言通りここに戻ってくるんだとさ。二度も披露する機会を奪われながらも、三度(みたび)俺たちの前に戻ってくる。なんと嬉しきことか。どうも、日本で最も「いつか Shiny Days」が好きである自信を持っているオタクです。

今の情勢では、自分が参加できるかどうかよりライブのセトリが残るかどうか、そちらの方が重要だ。無観客だろうと、ライブが公演できれば、セトリが失われることはない。逆にライブ自体が消滅してしまうと、やるであろうはずだったセットリストは、誰の目にも触れることなくこの世界から永久に消えてしまう。そうすると、セトリを見て手元のCDでプレイリストを”復元”することすらできないのだ。現にこの情勢下で、ライブ自体が中止になってセトリが永遠に消え去ってしまったライブも少なくないらしい。

シャニ2ndもそうなるはずだった。僕はずっと、2ndライブの終盤は

FUTURITY SMILE→いつか Shiny Days→(新情報の告知)→(アンコール)→Spread the Wings!!→シャイノグラフィ→Multicolored Sky

のセットリストだと信じて疑わなかったので、この神セトリが誰にも知られずに消えてしまうことに(勝手に)心底キレていたのだ。今回の再公演では、もしかすると1年前のシャニ2ndのライブをそのままやってくれるのかもしれない。1年前の予定とは全く違うセトリになっている可能性も全然ありえるし、そうなったらもう仕方ないのだが、そんな淡い期待をしている。

楽曲は、ライブで演奏された時点で初めて世に生まれるわけではない。曲が世に生まれるのは、世間一般で認知されるのはCDのフル音源が発売されてからだ。一方で、ファンの中での知名度というか認知度みたいなものは、往々にしてライブで披露されてから上昇するというのが現実的な感覚なのではとも思う。僕はそうは思っていないが。

その意味で言うなら、 FR@GMENT WINGシリーズは某ウイルスの被害を最も被ったと言って全く過言はない。「いつか Shiny Days」だけでなく、「Ambitious Eve」も全然披露されていない。この前のMUSIC DAWNでやっと FR@GMENT WINGシリーズ02~06までのカップリングがリリースイベント以外で披露されたと思うが、01に関しては特に苦しい立場に立たされたままだ。

「いつか Shiny Days」はシャニマスでも屈指の名曲であるはずなのに、不当に過小評価されている。その理由の一つに、前述のとおりライブという「大衆に効果的に魅力を感じさせる機会」を奪われたことは小さくない。2ndライブは、あのクソみたいな感染症によって開演そのものを剥奪された。MUSIC DAWNでは、残念ながら演奏する機会がなかった(これについては後述)。だが、「いつか Shiny Days」は三度(みたび)我々の前にその姿を現そうとしている。そしてこれが、三度目の正直になって欲しいと「いつか Shiny Days」の熱狂的なファンである私は強く思っている。その願いを込めて、この記事では2ndライブについて書く。議論してくれた友人にはこの場を借りて感謝する、いつもありがとう。

"音楽の夜明け"の存在意義

まず最初のポイントは次の部分だ。

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いずれの日程も18時開演であること。一般的なライブに比べて開始時間が遅い。感染症対策を考えると、ライブの時間も普段のものと比べて長時間はやらないと思われる。短時間のライブである可能性が極めて高く、 FR@GMENT WINGとGR@DATE WINGを両方ともやる時間はあるのか?day1とday2でシリーズをわけてくる可能性も考えられる。GR@DATE WINGはストレイライトとノクチル以外は未披露だが、FR@GMENT WINGはMUSIC DAWNですでに披露されている。

ここで、MUSIC DAWNの目的がなんだったのかについて考えたい。昨年のプロデューサー感謝祭のように、ウイルスが流行する前から2020年度に企画されていたのだろうか。それとも2ndライブが中止になった結果、それを代替する役割で急遽催されたのか。2ndライブが予定通り実施されていたとすると、その直前にあった「SPRING PARTY 2020(移行スプパと呼称)」でノクチルが発表されていたはずだ。それは、「2nd Anniversary前夜祭!新情報大公開SP!」の日程がスプパと同じだったことからでも容易に想像がつく。

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再公演される2ndライブの骨格

友人の仮説はこうだ。

「「283プロダクション プロデューサー感謝祭 ~1.5 Anniversary Festival~」でFR@GMENT WINGのA面が披露された頃から、「SPRING PARTY 2020」ではおそらくB面が披露されたのではないか。

スプパを踏まえて、2ndライブでBRILLI@NT WINGとFR@GMENT WINGを再度披露する。さらに「シャイノグラフィ」もサプライズで披露された可能性が高い。これは、1stライブday2で「Ambitious Eve」をサプライズでお披露目したころからも容易に推測できる。以上のことから、MUSIC DAWNには主に次の役割があったのではないかと考えた。

・スプパで披露するはずだった曲の演奏

元々の2ndライブで披露するはずだった曲の補填

2つ目が重要だと思っている。MUSIC DAWNが催されたことで、ひとまずFR@GMENT WINGシリーズのユニット楽曲はリリースイベントではない大きな全員参加のライブで披露されたことになる。これから、短縮されるであろう2ndライブでは、FR@GMENT WINGシリーズがノルマ(必ずやらなければいけない曲)から外れるのではないか?つまり、MUSIC  DAWNはスプパと"再公演される"2ndライブを繋ぐ役割を果たしているのではないかと考えている。言い方を変えると、MUSIC DAWNで演奏された曲は再演する2ndライブにおいては披露する優先度は下がっているのではないかということまた、MUSIC DAWNで不思議に思ったことは次の2点だ。

・FUTURITY SMILEが全員で歌われていない

・FR@GMENT WING01の楽曲はいずれも演奏されていない

FUTURITY SMILEって誰がどう考えてもアイドル全員で歌う曲だろう。それをメンバーを限定するメドレー形式で、ライブで初披露した。リリースされた時期的に、2ndライブでは全員で歌唱されたであろう、アイドルとプロデューサーとの繋がりをテーマにした曲を、だ。MUSIC DAWNがスプパと2ndライブの補填的な役割を担っていたとすると、FR@GMENT WINGが全体の核を締めるMUSIC DAWNで表題曲(FR@GMENT WING01)をやらなかったのは明らかに不自然だ。シャニマスの代表曲である「Spread the Wings!!」と3年目の表題曲である「シャイノグラフィ」を演奏する必要性には全く異論はない。ただ、再公演される2ndライブのように有観客ではないのだから、感染症対策を徹底しているのであれば、2曲ぐらい追加でやっても問題ないセトリ量だったように思うからだ。
FUTURITY SMILEとFR@GMENT WING01は、2ndライブが開催される前の時点では、誰しもが演奏されるだろうと思っていたはずだ。そして、中止になった後の補填的なライブでは、本来されるべきである適切な表現で披露されていないのだ。このことから、再公演後の2ndライブでも、これらの曲が核になることはなんら変わりないだろうという仮説を立てている。そしてそう信じている。冒頭でも言及したように(この形が正しいかはさておき)、

FUTURITY SMILE→いつか Shiny Days→(新情報の告知)→(アンコール)→Spread the Wings!!→シャイノグラフィ→Multicolored Sky

という終盤の流れはほぼ変わらないのではないかと思っている。というかそうあってほしいという勝手な願望だ、マジで。お願いします・・・。

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感染症対策のためにいつもと同じぐらいの演奏時間を取ることができず、FR@GMENT WINGとGR@DATE WINGのセトリにおける比重が悩ましいのであれば、2ndライブの振替という形でMUSIC DAWNのような別の、新しい公演名のライブをやればいいのではないかと僕は思う。高山プロデューサーは2ndライブの当選者を優先的に振替公演のチケットを回すと言っていたが、感染症の流行が止まらずもうそれもできなくなってしまった。

当選者に優先的にチケットを回す義務もなくった。それでも、運営は2ndライブを再演することに拘っている。1年前とまったく同じロゴで、公演名で再演しようとしている。それはなぜか。これはもう、2ndライブでないとできないこと、2ndライブでしかできない・提供できない価値があるからだと思っているし、そう信じている。

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こんなことも書いてあるが、内容の変更というのは、た、多分演奏時間の話だろう・・・(震え声)

最も言いたかった結論としては、再演される2ndライブは1年前のもともとの公演と、多少の差異はあれどコンテンツの骨格は変わらないのではないか、揺るがないのではないかということだ。全体曲以外のユニットパートでは、FR@GMENT WINGシリーズかもしれないしGR@DATE WINGシリーズかもしれない。ただ、前述したようにFR@GMENT WINGシリーズはMUSIC DAWNで演奏されているので、そのことを踏まえるとユニットパートはGR@DATE WINGシリーズが演奏される可能性が高いのではとも思っている。

一番忘れてはいけないこと

この記事では、復活するであろう2ndライブと3rdライブに夢を馳せながら楽しく推察してきた。テンションを下げるようで申し訳ないが、最期に忘れては行けない事柄についても触れておく。

2ndライブも3rdライブツアーも、再度中止や延期になってしまう可能性があるということだ。現状、東京都はもちろん全国的に感染者数は激増しているわけで、イギリスなどでは変異種が暴れ回って首都ロンドンでは再びロックダウンが行われるとのことだ。このウイルスが冬に猛威をふるうであろうことは多くの人が予想していただろうが、残念ながら現状その予想は覆ってはいない。来年の3月になって、現在よりもさらに深刻な状況になっていないとも限らない。最悪の可能性も常に頭に置いておくべきだ。そして、ライブが無事に開催されるためには、一人ひとりの努力が重要だ。だから、これまで以上に各々が感染症対策に力を入れていくべきだと思う。

「いつか Shiny Days」を全員参加のライブで披露させることができるかどうかは、あなたにかかっている。

本記事で使用されている画像はすべて©︎BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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